「演劇を授業に」小宮山ネクスト文部科学大臣


【国会傍聴記 2008-3-19 衆議院文部科学委員会
 大臣の所信表明に質問する形で、小宮山洋子ネクス文部科学大臣民主党の教育政策の施政方針を説明しました。

。「演劇」を日本の義務教育で取り上げることを提案しました。

【小宮山ネクスト文相と渡海文科相の生い立ち】

 民主党(DPJ)の小宮山洋子ネクス文部科学大臣(東京6区比例)。

 東京大学学長・成城学園長を務めた加藤一郎さんの娘です。
 小宮山さんはアナウンサーとしてNHK入社。女子アナから、解説委員に昇進。
 昨年、「NHK海外ネットワーク」の道傳愛子アナウンサーが解説委員(国際担当)に昇進しました。これは小宮山さんが拓いた道です。

 自民党の渡海文科相(兵庫10区)は代議士の父に反発して、政治から遠い世界をのぞんで、建築学科に進学。父親が建設大臣を務めた縁で、大手の「日建設計」でサラリーマンをし、父の地盤を継ぎ、衆議院議員になった方です。

【「ケータイメールより、演劇で言語能力を」 小宮山ネクスト文相】


○小宮山NC文相 
 PISA(国際的な学習到達度調査)で日本は、3年ごとですけれども、読解力が8位、14位、15位と下がっている、そして数学的リテラシー(数字を読み取る力)は1位、6位、10位と下がってきている、そして科学的リテラシーは2位、2位、6位と下がっている。


PISAの調査は、
「問い1 次の課題を読んで以下の問いに答えてください」
 ①温室効果は事実かフィクションか?
 ②落書きはいけないものか、それとも芸術の一種か?
 とか、本当に思考力とか応用力とかが試される試験問題です。


 PISAにはアンケートもあって、日本の生徒は「対話による理科の授業、モデルの使用や応用を重視した理科の授業をほとんど受けていない」と回答している。


文科相

 全く小宮山ネクスト大臣の認識が正しいんだというふうに言わせていただきたいと思います。私もそんなふうに思っておりまして、ある種の危機感を正直その分野では持っておるわけでございますが、やはりこれは教え方にも問題があったんじゃないか。低学年では割といいんですよね。それがだんだんだんだん興味がなくなっていく傾向にあるということは、それはやはり教え方に問題があると見るべきだろうと思います。


○小宮山NC文相

 このPISAの調査で一番成績のいいのがフィンランドで、科学的リテラシーが一位、読解力と数学的リテラシーは二位ということですね。私も、おととし、ちょっと見に行きましたが、フィンランドでは、就学前の六歳から徹底して問題解決力を養っている。「自分だったらどのように解決するか?」――国語教育などで常に考えさせています。


 また、集団での問題解決というのを重視して、日本などよりずっと言語能力ということに力を入れた授業がされていて、その具体例として演劇にすごく力を入れているということがあります


 ただ、日本の中でも、子供たちが今、携帯メールとかいろいろあることもあるでしょうけれども、会話をしなくなっている。何か話しても、別にと一言で終わっちゃうというようなことがあるわけですね。だから、そうすると、余り話すことの必然性を子供たちが感じていないのかもしれないんです。
 そういうことに対しては、やはり演劇などを取り入れて、いろいろそういう中からコミュニケーション能力をつける、そういうことを一つの試みとしてやってみる。今の枠内では幾ら頑張ってもそう目覚ましい成果は出ないかもしれない、そうだとしたら、文化も日本は違いますけれども、うまくいっているところから取り入れる、学ぶということもあっていいのではないか。


 それで、欧米の多くの国では、演劇専門の教師が日本の音楽や美術の教員と同じように初等中等教育の学校に配置されているということがあるんです。こういうことから学ぼうということはいかがでしょうか。


文科相

 演劇を取り入れて、児童生徒がコミュニケーション能力を身につけていく、創造性、協調性、感性を養う上では、有意義だというふうに考えます。


 現在でも、総合学習などでやられているという例も見られるわけでありますけれども、小学校の国語で、物語を演じたりする、小中学校の特別活動の文化的行事では、演劇などの文化や芸術に親しんだりするような活動の推進、こういったことを図って改善をするようにということを今回の学習指導要領に盛り込んいます。


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