
【2010年8月3日 衆院予算委員会】
2日目のきょうは、午前中に、公明党幹事長の井上義久さん、政調会長の斉藤鉄夫さんが登場しました。公明党代表の山口那津男さんは参院議員ですので、衆院予算委には立てません。ちなみに、各党幹部は、ふだんは予算委員ではありませんが、質問に立つ時だけ、委員をさしかえて登板するのがフツーです。
ねじれ国会で、私は民主党は公明党に協力を要請すべきだと考えています。今すぐというわけには行きませんが、参院議長選挙では、自民党が白票を投じる中、公明党は西岡武夫さん(民主党)に投票しています。
で、きょうの公明党の質問はどうなるのかな、と思いましたが、公明党の十八番といえる「クリーン攻め」という印象でした。
井上さんは、まずは、
①第22回参院選で落選しながら法相を続けている千葉景子さんんに関する人事の正統性について
②小鳩(鳩山由紀夫さん、小沢一郎さん)らの「政治とカネ」の問題についての国会での説明
③政治資金規正法を改正して、代表者(国会議員)と会計責任者(秘書など)の連帯責任を持たせるべきだ。
斉藤さんは、
①国会議員の歳費日割り法案
②天下りについて、「菅内閣の退職に関する基本方針」
とまさに「クリーン公明党」をアピール。
しかし、菅首相の答弁は納得できるものではなく、「菅さんが代表になってクリーン民主党になったんでしょう」、「総理のそのような答弁なら、民主党は自浄能力がないと言わざるを得ない」と井上さんは厳しく指摘しました。
また温厚な斉藤さんも、声を荒げることが見られ、公明党と菅内閣の蜜月関係が始まるのかと思いきや、
「斉藤さんともあろう方がお調べもしないで質問して、ビックリしています」との答弁が防災担当相の中井洽さんや、総務相の原口一博さんから出ました。
なんで、こんなに雰囲気が悪かったんでしょうか。参院公明党は違うのでしょうか。
ひょっとすると、10年間政権を担った、井上さんと斉藤さん(前環境相)、なにか呆れているのでしょうか。
民公連携は、基本的に現時点では、私が勝手に主張している状態ですが、まだまだ時間がかかりそうです。
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これに先立ち、自民党の質問では、国会運営の2番打者ともいえる、田村憲久さんが質問。
田村さんの質問には、「健全野党・自民党」「二大政党デモクラシーの確立」の兆しを感じられ、うれしく思いました。
田村さんは、「参院選の(民主党の)敗因は、消費税でなく、鳩山さんと小沢さんの問題もありますよ」として、民主党執行部の総括案は間違っていると主張しました。これを「余計なお世話」と受け取ってはいけませんよね。おそらく3年間解散がないんですから、健全野党・自民党が、今まさに政権を担っている民主党を批判してくれることはありがたいことと受け止めましょう。
そして、「菅さん大丈夫ですよ。あなたは9月の代表選で(総理の座から)引きずり降ろすことはないんですから。あなたを引きずり降ろすのは私たち(自民党)です」として、周りの民主党の予算委員を見渡しながら、「だって、この間(2ヶ月前)に選んだ総理なんでしょう」と述べました。
自民党が引きずり降ろすというのは、第46回衆院選で自民党が政権交代するという意味もあるでしょうし、自民党の支持率が上がれば菅総理は任期満了まで解散できない状態になりますから、2012年9月の代表選で、「選挙に勝てる代表」を民主党が選ばざるを得なくなるという意味合いもあるかもしれません。
そして、田村さんは「かなり余裕のない状態で、(菅内閣は2011年度当初)予算案を組まなければならない」、「予算が組めないんじゃないかと私は心配している」と述べました。
①衆参ねじれ
②衆参とも次の選挙は3年後
この2つを与野党とも、衆参とも、共通の認識にしてしまうと、これからの3年間、味わいのある国会が楽しめるかもしれません。






