公明党が推す「展覧会美術品補償法案」が衆・文科委通過 問責国会で成立は微妙か?

  • 2010-11-25
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[画像]展覧会美術品損害補償法案の修正可決を宣言する衆・文科委の田中眞紀子委員長

 おはようございます。きょうは一段と底冷えがしますねえ。

 
 [写真]前庭の紅葉が秋空に映える国会議事堂、2010年11月24日、宮崎信行撮影

 昨日は、秋の晴れ間の天高く、国会議事堂前庭が紅葉で色づいていました。前庭には47都道府県すべての樹木が植えられていますが、こちらの前庭で国会議員が天下に思いを馳せるということは、ほとんどないようです。慌ただしさから逃れるのも一つの才能だと、私は思うのですが。

衆院文部科学委員会 2010年11月24日(水)】

 衆・文部科学委員会田中眞紀子委員長)で、「展覧会美術品損害補償法案(176国会閣14)」が審議され、全会一致で修正可決しました。きょう(25日)午後1時からの衆・本会議で採決されるものと思います。ただし、参・文教科学委員会の委員長は自民党二之湯智さんです。参・本会議はあす(26日金曜日)に、補正予算案の採決と両院協議会の諸手続などがあります。採決は早くて来週ですが、参・本会議を開けるのは12月1日(水)か、会期末の12月3日(金)だと思われます。ただし、自民党は、この本会議に、仙谷由人馬淵澄夫国務大臣の問責決議案を提出する姿勢を示しており、自民党が問責決議案を出した場合は、公明党が重点要望しているこの法案は廃案になる可能性があります。公明党を応援している創価学会は、東京富士美術館など広く大衆に開かれた美術館(展)を運営しています。

 この日の審議では、元文部科学副大臣公明党衆院議員、池坊保子(いけのぼう・やすこ)さんが、「(この法案で)より質の高い展覧会が日本で開ける」「多くの国民が展覧会に行けるようになる」とメリットを説明しました。また、自身が文科副大臣のころ、おなじ公明党参院議員だったバレリーナ経験がある浮島とも子さんから「外国から来た美術品の補償制度がないのはロシアと日本だけだ」と指摘されたとのエピソードを紹介していました。これを聞いて、私は文化大国・日本の底が抜けないためにも、今国会で絶対に成立させないといけない法案だと感じました。

 民主党の文科副大臣笹木竜三さんは、「(この法案は)けっして国立だけでなく、公立・私立(の美術館)も含む法案で、そして大都市だけでなく地方も対象にできるようにしていきたい」と述べ、言外に東京富士美術館も対象にする、とのメッセージを送りました。笹木さんは元新進党衆院議員です。

 池坊さんは、政務三役時代から数えて、2年越しの法案だと振り返った上で、民主党1年生議員の方を見て、「閣法というのは、官僚が作るからどうしても現場を見ていない法案になりやすい」として、議員立法のススメを説きました。ぜひこういった公明党政務三役経験者の力を、日本を前に進める力にいかしていけないものかと感じました。

 

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