◎野田代表、福島・宮城・岩手で第一声し、上野駅前で演説。「年金記録の回復」で自民党と争点化か?

  • 2012-12-4
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[写真]二大政党党首。

 第46回衆院選の公示日第一声。

【12党党首が第一声】

 民主党野田佳彦代表はいわき市自民党安倍晋三総裁は福島市とともに福島県で挙げました。このほか、朝日新聞夕刊によると、公明党山口那津男代表は神奈川県横浜市旭区で、国民新党自見庄三郎代表は鹿児島県薩摩川内市で、みんなの党渡辺喜美代表は栃木県那須塩原市で、日本未来の党嘉田由紀子代表は福島県飯舘村で、日本維新の会石原慎太郎代表は大阪府大阪市で、社民党福島瑞穂党首は福島県会津若松市で、新党改革舛添要一代表は東京・有楽町で、新党日本田中康夫代表は兵庫県尼崎市で、日本共産党志位和夫委員長は東京都新宿区で第一声を挙げました。新党大地鈴木宗男代表は公民権停止中で選挙運動ができないため、北海道札幌市で記者の質問に答えました。12党のうち、党首が第46回衆議院選挙に出馬しているのは、民主党野田佳彦候補(千葉4区)、自民党安倍晋三候補(山口4区)、みんなの党渡辺喜美候補(栃木5区)、日本維新の会石原慎太郎候補(比例ブロック東京単独)、新党大地田中康夫候補(兵庫8区)、日本共産党志位和夫候補(比例南関東ブロック単独)の6候補だけ。平成最初の参院選以降、過半数を占める会派が一度もないなか、どうやって安定した内閣をつくるかも、この衆院選の焦点です。現職議員が仕分けされる中、有権者にも安定政権をつくる責任ある投票行動が迫られています。

【野田代表が福島・宮城・岩手遊説を終えて、上野駅前で演説したので見てきました】

 「すべては東日本大震災の復興、福島の再生からはじまる。」と大書きされた2012マニフェストをかかげる民主党野田佳彦代表は、福島・宮城・岩手遊説をおえて、新幹線を降りて、上野駅広小路口で午後6時半から演説しました。出がけに父に聞いたら、私の父も60年前、上野駅から東京に降り立ってそうで、今も首都の北の玄関として機能しています。

 当地・東京2区(台東区、文京区、中央区)には、前職として民主党の中山義活さん。元職で日本維新の会松本和巳さん。新人で、自民党の辻清人さんみんなの党大熊利昭さん、日本共産党の桑名文彦さんの5人が立候補を届け出ました。

 第45期衆議院で、首相補佐官経済産業大臣政務官をつとめた中山義活さんは「商店街を回ると、最近は「(値段を)まけてくれ」と言われることが多いと聞きます。その分だけ利潤が減ります」と演説したところで「ここで、ちょっとお待ちください」として、救急車の通過を待ち、1分間ほど演説を止めました。この後、「今地元の所轄(消防署の)消防車が行きました。このように危機はいつでも起きます。私たちの政権で法律を変えて、消防車のたらい回しが減りました。私たちは野田総理の判断力を継続させてほしいとして、前回のマニフェストを(政権を担当した)反省を踏まえてつくり直したので今、みなさんにお配りしているので読んでください」としました。

 真冬の師走の選挙に対応して、暖かいモコモコジャンパー姿の中山さん。初の与党議員として過ごした第45期衆議院を振り返り、経産政務官の経験から「日本人は清潔好きなので、新幹線のシステムの評価は高い。私は外国の方には上野駅に来て(新幹線のシステムを視察して)もらっています」「日本の火力発電所は環境面での評価は高く、総理の命令で、インドネシアに行き、発電所を3つ売りました」「ベトナムでは道路を見せてもらったときに、ここが日本のやったところですというところは大丈夫ですが、他の国がやったところは壊れていました」として、「どんどん外国に売ります」とインフラ輸出・トップセールスの継続を訴えました。

 そのうえで、中山さんは「私たち(民主党)は今まで、やったことを説明できないという問題がありました。しかし、その反省を踏まえて、改革を継続していきたい。もう時計の針を戻すことはできませんが、私たちは時計の針を前に進めているという自信はあります」と訴えました。ここで、東北新幹線を降りて、野田代表が登場。

 東北遊説を終えた野田総理。すでに午後6時半過ぎ。この後のNHKニュース7拡大版では、「党首のスケジュールの都合」で自民党安倍晋三総裁からインタビューがスタート。そこまでして、街頭演説をしようとする、まさに「駅頭演説はNODA」。

 野田代表は、社会保障、経済、原発、外交、政治改革の順で演説しました。

 野田代表は「自民党政権負の遺産もいっぱい溜まっています。そして、まだ改革も道半ばです。その改革を前に進めるか、後ろに進めるかが今度の選挙の争点です」としました。

【二大政党党首対決は、「消えた年金」の実績争いが最大の焦点になりそうな気配】

 そして、「安倍政権のときに消えた年金記録問題が起きました。みなさんがこつこつ収めた年金がもらえない。そういう問題が起きました。消えた年金記録5000万件を国家プロジェクトとして探してきました」としました。「2850万件、1300万人、1・7兆円見つかりました」として、「私たちが気付き、探さなければ見つかりませんでした」としました。

 これについては、次の動画をご覧ください。第21回参院選(2007年7月29日投開票)にあたっての安倍晋三自民党総裁(総理)の政見放送です。当時の録画の関係で、お尻が切れている関係で、ダイジェスト版にしました。これからの12日間、私も、次の安倍総理(当時)の「いったい社会保険庁何をやってきたんだ」「私の内閣で解決し、最後のお一人までお支払いします」という発言。責任転嫁のうえ、その日亡くなる方もいるのに「最後のお一人までお支払いします」という地頭(じあたま)が弱い発言について、問うていきたいと考えています。

【ふたたび、野田さんの上野演説に戻ります】

 それはさておき、野田演説に戻ります。「政治家の世襲も問題だが、貧困の世襲はもっと問題だ」として、高校授業料無償化法の実績をPRしました。

 社会保障と税の一体改革では、「一番の弱者は将来世代だ」として、バブル期に増税を決断できなかった自民党を批判しました。

 そして、「我々はどの政党よりも、将来世代を考えている政党だ」として改革の継続を訴えました。

 2030年代に原発ゼロをするために、あらゆる政策資源を投入するとしながら、「すぐに原発ゼロにしろという政党もいます」としながら、震災前に電力の3割を原発に依存していたことから、経済的にすぐに原発ゼロにするのは不可能だとしました。

消えた年金記録を回復できなかった安倍ちゃんに日本を渡していいのか、と問いたい私の第45回衆院選

 年金記録問題を「社会保険庁いったい何をやっていたんだ」と憤り「最後のお一人までお支払いします」と理論的におかしなことを言ったうえ結果として嘘ついた安倍さんが首相に返り咲いて良いのでしょうか。安倍ちゃんに日本を渡すな。その思いの中で、私も、この12日間、しっかりと議論よりも説得へ、説明へ。自分自身の能力を高めることができるように、しっかりとたたかっていきます。
  

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