
とことんクリーンでオープンな民主党の海江田万里代表は、自民党衆議院議員が公職選挙法違反の疑いで東京地検特捜部の捜査を受けていることについて、「選挙を金で買うのは大きな問題であり、民主主義の根幹なので、司直の手で解明してほしい」と語りました。2013年11月5日の連休明け振替定例記者会見での発言。
鹿児島2区の自民党の徳田毅議員室に東京地検特捜部の家宅捜索が先週入ったことについて、「私も第一議員会館なので驚いた」としながら答えました。
平成6年改正公職選挙法(細川・羽田法)で実現した衆議院小選挙区では、得票率49%の票読みを、得票率51%に持ち上げるためにお金を配っても勝てません。それ以前の中選挙区では、おおむね11%→12%に持ち上げれば当選できました。49%→51%と違い、11%→12%にすることはお金の力でできました。小選挙区になったことで、長妻昭さんのように清貧かつ積極的に敵をつくる攻撃型の政治家が衆議院に出るようになってきました。
中選挙区時代は、ある自民党候補はサランラップで包んだ1万円を具にしたおにぎりを配っていました。しかも公約は「自民党内に自分の派閥をつくり総裁選にいずれ出る」というものでしたが、時代の変化についていけず落選確実に。その瞬間、陣営幹部が「だから(中盤の選対会議で私はおにぎりの具を)2万円にしろといったじゃないか!」と絶叫したのは自民党では有名な話です。その後は立候補していません。
衆議院選挙での買収工作は民主党では根絶されており、自民党でもごくわずか。民主党では、むしろうぐいす嬢と呼ばれる車上運動員の報酬が公選法施行令が定めた日額1万5000円を超えることがないよう、徹底されており、買収饗応の考え自体がありません。さらに言えば、その原資もない。
一方、自治体ごとに選挙結果の成績が出る、参議院議員選挙では、自民党系町会議員が買収で立件されるケースは今でも残っています。
なお、野党第1党党首が反対党とはいえ、任意捜査中の案件で、捜査を支持するのは異例。また、この記者会見では、代表の発言に先立って、司会役の徳永エリ参議院議員が、「きょうの読売新聞の記事はすばらしい」とマイク越しに絶賛するなど、ますますオープンぶりに拍車がかかっています。伏魔殿自民党政権との対比がより際立ってきましたが、民主党現執行部には、自分の隠したい過去もオープンにする豪胆さも求められているといえるでしょう。





