参議院本会議、田村憲久厚労大臣の趣旨説明演説ミスで休憩のまま「終了」 今国会初の空転

  • 2014-5-21
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【2014年5月21日(水)参議院本会議】

 午前10時に開議。

 山崎正昭議長は日程に追加して、まず重要広範議案の趣旨説明と代表質問から議事を始めました。

 地域医療・介護総合法案(地域包括ケアシステム法案)(186閣法23号)について、田村憲久厚生労働大臣から趣旨説明を受けました。この後、山崎議長は、最初の質疑者として、自民党の高階恵美子(たかがい・えみこ)前厚労政務官を指名し、登壇しました。ここで、田村大臣の趣旨説明演説が議席に配られたものと違うことなどから協議となり、議長はいったん「田村大臣から補足の説明を受けます」と語りましたが、10時15分に「暫時休憩します」と宣言しました。

 第186通常国会での、開議後の数分以上の空転は、衆参両院、本会議・委員会問わず初めての事態となりました。各会派はきょうの本会議はこのまま再開しないことで合意済み。議長の散会宣告もなく、休憩のまま、午後11時59分過ぎに事実上の「散会」になる見通し。

 きょうの本会議で採決され、可決・成立する運びだった「難病患者医療法案」(186閣法24号もあさって(以降)にずれ込むことになりました。おそらく、傍聴者に寄り添って取材していた記者・カメラマンも待ちくたびれたでしょう。昨年末も与党が特定秘密保護法をいそいだため、「婚外子差別を削除する改正民法」の成立が遅れて、裁判闘争を闘った傍聴者のインタビューが夜になったことがありました。政治部以外の意欲ある記者が、「国会取材はこりごり」となって、出稿意欲が減退することになりそうです。今国会はやたらと論説委員が社説で法案を取り上げるというシーンが多かっただけに、空転・不正常は与野党双方の損です。

 それにしても、答弁に先立つ、趣旨説明演説でミスが出る事態は、ちょっと記憶がありません。

 重要法案がありますので、早めの正常化を求めたいところです。衆議院厚生労働委員会は動いているようですが、両院での審議日程確保が会期末にかけ、大きく混乱する事態となりました。

 高支持率与党の自民党、好事魔多しです。

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