基本的質疑終了直後の農相辞任を受けて、与野党の協議の結果、異例の基本的質疑の4日目、「補充質疑」が行われました。
基本的質疑の4日目開催は極めて異例。
言ってみれば、我が国の教育制度はいびつで、今頃は、「4月からの大学進学が決定した人の高校卒業の要件を満たすための補習」をやっている高校の先生もいるでしょう。それと同じです。ただし、第3次安倍内閣自民党が4月1日から平成27年度予算(地方創生予算)を執行できるかどうかはまだ分かりません。(この段落はたとえ話で冗談)
予算委で、安倍晋三首相(自民党総裁)は、浪人中の企業からの支援について、
「浪人中に社員の研修の際に、何らかの話をしてくれと言われて、それによる対価を受け取ることがあると聞いている」と語りました。
この主に、2009年9月から2012年12月にかけて、自民党政治家が多く浪人していた時期に、「何らかの話をしてくれ」と言って、それにより報酬を払っていた会社。これは何ら違法性もないし、政治資金収支報告書に載らないのも当然だし、国会議員所得等報告書はそもそも現職でないから提出するわけではない。しかし、浪人しなかった安倍さんが聞いたという「何らかの話をしてくれ」という会社。この会社、例えば仮に「P社」としますと、このP社は、自民党への影響力がきわめて高まることになります。その都度投票で衆議院を激しく振り子で揺らし続けた、2005年から2012年までの7年間の有権者は、政治を自分の手に取り戻そうとして、かえって、P社に政治を渡してしまったことになるでしょう。2014年12月、ようやく振り子がとまりました。残念ながら、自民党に振れたまま止まってしまいましたが、一歩一歩取り戻していきたいと考えます。
農地バンク(県農地中間管理機構)やJAや農業委員会の改革について、林芳正農相が答弁する場面が目立ちました。
続いて、午後2時からは、一般的質疑の1日目に入りました。
この中で、国政復帰を果たした民主党の岡本充功(おかもと・みつのり)さんは残業代ゼロ法案(未提出)でいうところの「成果」の定義について、塩崎厚労相から「法律上の定義はまだない」として、法案提出後に説明する、との言質を取りました。また、土地改良区に対する国や自治体の補助金のリストを提出するよう林農相に求め、今回の予算審査で議論していく考えを示しました。
宮崎岳志さんは、共済組合の積立金が、共済組合経営の宿泊施設の運営赤字の穴埋めに充てられており、県によっては、年間1万円以上の掛け金と、それと同額の税金が使われているケースがあるとして、10月の「公的年金一元化法」の施行に合わせて、改善するよう、高市総務相に求めました。
【同日 参議院本会議】
きのうの衆議院で同意済みの国会同意人事について、両院同意になりました。
これに先立ち、日本銀行政策委員会審議委員(日銀審議委員)の一人に、「リフレ派」とされる原田泰さんを充てる人事について、民主党の大久保勉さんが反対討論をしました。国会同意人事での反対討論は異例。大久保さんは「2年前、岩田規久男現日銀副総裁が『2年後に物価目標2%にならなければ辞める』と言ったのに前言を翻した。何を信じて判断すればいいのか」「この人事は事前に新聞で報道された」との2点を問題視。リフレ派であることも批判しました。採決では、投票総数226、賛成145、反対81で原田審議委員が両院同意しました。
【同日 参議院国民生活のためのデフレ脱却および財政再建に関する調査会】
2年目も、昨年同様のテーマを行うことにしました。ドイツ・スウェーデンの派遣団について、江崎孝さんが報告しました。この後、「日銀の量的質的金融緩和」をテーマに、岩田一政元日銀副総裁ら3人が意見陳述し、自由討議が3時間以上行われました。
ドイツ・イタリア・英国派遣について、柳本卓治団長や金子洋一副団長が詳細に報告。この後、自由討議となりました。詳細な点については、後日委員に配布する報告書の冊子を三種してほしいと柳本会長がまとめました。来週3月4日(水)に「憲法とは何か」というテーマの参考人質疑を行うことにしました。
衆院での予算審議中、参議院は何をしているのかというギモンがあるなか、本会議の出席状況も良く、調査会・審査会も活発な議論が行われました。
tag (宮崎信行)
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