【平成28年2016年1月4日(月)衆議院本会議】
大島議長が「諸君、第190回国会は本日召集されました」と語りました。
前議員の大阪市長転出により、維新の党で繰り上げ当選し、統一会派「民主・維新・無所属クラブ」(民維ク)に属する椎木保さんが紹介されました。
常任委員長の選挙がありました。
経済産業委員長に公明党の高木美智代さん、
決算行政監視委員長に民維クの松木けんこうさん、
懲罰委員長に民維クの中川正春さんが選ばれました。
衆議院は常任委員長が全員交代しました。
この後、休憩。
午後2時に再開。
安倍首相(自民党総裁)の「最近の海外出張に関する報告演説」と麻生財務相の「平成27年度補正予算案提出に関する財政演説」の2本立てという、珍しい日程で第2ラウンドが行われました。
安倍首相は「9月下旬の国連総会を皮切りに地球儀を俯瞰する外交を行った」とし、「日中韓サミットでは、韓国のパククネ大統領と従軍慰安婦問題の解決に合意し、日韓は未来志向の新時代に入った」と自画自賛しました。「マニラでのTPP大筋合意国会合に参加した」としTPPの意義を強調。パリ協定条約の妥結に成功したCOP21では「美しい星への行動計画2・0で、経済成長との両立と1・3兆円の途上国支援の表明で、議論をリードした」と語り、「今後もイノベーションで世界をリードする」と述べました。インド訪問では「日印ビジョン2001を発表し、新幹線の受注もとりつけた」と経済外交をアピール。閉会中の外遊を振り返った後、「今後もTICADなどが予定されており、日本外交が世界をひっぱる年となる」と語りました。私の感想としては、マルチ会合(多国間会合)が多いので、その成果のアピールは官邸・外務省次第といえる傾向が強まっているように感じました。
麻生財務相は「平成27年度補正予算案の大要を申し上げます」と切り出し、「安倍内閣のもと、デフレ不況から脱却しつつある」との景況感を示しました。「希望出生率1・8、介護離職ゼロをはかり、景気の下支えをする1億総活躍社会行動計画を策定した」「TPP大筋合意にともなうTPP関連政策大綱を策定した」とし、それにともなう「緊急に対応すべき政策」を歳出に盛り込んだことが、補正予算案提出の根拠だとしました。フレームは、「3・5兆円の歳出を追加し、地方交付税も増額した。歳入では1・9兆円の税収増と前年度からの剰余金を盛り込んだ」ものの「税外収入は減った」とし「歳出では公債金を減額した」とし、財政健全化との両立を強調しました。
演説は2本あわせて21分間で終わりました。
なお、きょう提出された平成27年度一般会計補正予算書を私が見たところ、日本銀行から政府に対する納付金が0・4兆円減額補正されています(6ページ参照)。これは納付金の一部を日銀の資本金に積み増す特例が麻生財務大臣により決定されたからだ、と思われます。
動議が提出され、質疑はあさって午後1時から行うことにし、きょうは散会しました。
【同日 衆議院の各特別委員会】
次の委員長が互選されました。
沖縄および北方問題に関する特別委員長に民維クの渡辺周さん、
政治倫理の確立および公職選挙法改正に関する特別委員長に自民党の山本公一さん、
北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員長に自民党の今津寛さん、
科学技術・イノベーション推進特別委員長に民維クの黄川田徹さん、
【同日 参議院本会議】
午前10時から会議が始まりました。
山崎議長は「第190回国会は本日をもって召集されました」と宣言しました。
委員長人事は、
内閣委員長に民主党の神本美恵子さん、
財務金融委員長に自民党の大家敏志さん、
国土交通委員長に民主党の金子洋一さん、
環境委員長に自民党の磯崎仁彦さん、
決算委員長に自民党の小泉昭男さん、
行政監視委員長に自民党の磯崎陽介さん、
特別委員会の設置では一部は多数決となりました。安保特(我が国および国際社会の平和安全法制に関する特別委員会)は廃止されました。
情報監視審査会の院の構成の変化による委員の移動があり、日本共産党の仁比聡平さんが同党から初めて指名されました。
午前10時10分過ぎに休憩になりました。
◇
なお、法務委員長は魚住裕一郎さん、予算委員長は岸宏一さんが続投しました。
午後2時半に再開。安倍首相の「最近の海外出張に関する報告演説」と麻生財務大臣の「財政演説」を聞きました。山崎議長から、「質疑は後日にする」との提案があり、前科一致で議決。きょうは散会しました。
理事就任予定の自民党議員が遅刻し、開会が遅れました。「非世襲」および「女性」には手加減するという当ブログの独自基準にもとづき名前は伏せました。遅れた開会したのち、この議員が冒頭謝罪しました。この後、中原八一委員長が互選されました。
【同日 参議院の各特別委員会】
次の各特別委員長が互選されました。
災害対策特別委員長に公明党の長沢正明さんが互選されました。
沖縄および北方問題に関する特別委員長に、民主党の江崎孝さん。
政治倫理の確立および選挙制度に関する特別委員長に民主党の前田武志さん。
北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員長に上掲の通り、中原八一さん。
政府開発援助等に関する特別委員長に自民党の赤石清美さん。
東日本大震災復興および原子力問題特別委員長に民主党の田中直紀さん。
特別委員会は全会一致で設置されましたが、地方創生特別委員会だけは多数決となりました。安保特(我が国および国際社会の平和安全法制に関する特別委員会)は廃止されました。
【同日 国民生活のためのデフレ脱却および財政再建に関する調査会】
会長に鴻池祥肇さんが互選されました。先の通常国会の途中安全保障特別委員長になるため辞めていました。会長選挙は採決となり、一部会派が反対しました。安保特での強引な議事運営への反発とみられます。
【同日 両院・開会式】
国会法9条1項にもとづき、大島衆議院議長が主宰しました。
天皇陛下からお言葉ありました。
大日本帝国憲法下の議院法による帝国議会は開院式から会期をカウントしましたが、虎ノ門事件で天皇が銃撃されたことで内閣総辞職による関東大震災の復興補正予算の成立が遅れたことで、のちの太平洋戦争につながったことから、日本国憲法下の国会法による国会の開会式はセレモニーでしかありません。会期は召集詔書に書かれた日から自動的にカウントされています。
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