
[写真]不動明王、筆者・宮崎信行(仏教真言宗智山派)の信仰にもとづく選択、2018年1月、筆者・宮崎信行が都内で撮影してイラスト風に加工。
「この死を無駄にしないで」。
ご遺族の無念さ。
森友学園国有地売却を担当していた、財務省近畿財務局の自殺したとされる職員の親族が、朝日新聞の取材に応じました。きょう2018年3月12日付朝日新聞第2社会面(38面)。
ご遺族は「家庭には何ら問題は無く、仕事に原因が有るとしか考えられない」とし、「この死を無駄にしないでほしい」と語ったそうです。
ご遺族は、「眠れなくなり、仕事を休むようになった、と電話で話した」「いつも元気なのに、初めて弱音を聞いた」としました。
森友問題はきょねん2月に発覚したのに、政府自民党・財務省による情報隠ぺいが後をひきました。自殺した職員はきょねん夏ごろから体調が悪くなったとのこと。救える命でした。
ご遺族は、職員は真面目で自分に厳しい一方、他人を責めない人柄だった、としている、と朝日は報じました。
情報公開をせずに隠ぺいすると自殺者が出る。そして、その自殺者が墓場に持っていったものは、他の関係者と比べると、さして重要で無い情報である。こういう趣旨のことを、私は当ブログで10年間、繰り返し、繰り返し書いてきました。
籠池被告の負債は17億円。それに比して、仮に国家賠償請求が認められても、たかだか、8億円以下でしょう。まして、それは国が払う。籠池さんよりも、ずっと軽い重荷を背負って亡くなった方が気の毒です。ご遺族の「この死を無駄にしないで」は十分にお気持ちは分かりますが、自殺者が出ないと物事が動かないようでは、3度も政権交代が起きたのに、平成時代は何も変わっていないという感じです。
私が信仰するというよりも、大ファン(笑)の不動明王はその右手に剣を持っています。解釈はいくつかありますが、不動明王の右手の剣は「国を護るため」に持っている、との説が主流となっています。亡くなった職員は、私のように年がら年中右手の剣を振り回すような方ではなかったと思いますが、財務省の仲間たちは、失うものは何も無いとの思いで、右手の剣を振り回しちゃってください。
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(C)2018年、宮崎信行。
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