安倍晋三首相(自民党総裁)が言い間違えをしたか、勘違いををしていることが分かりました。
首相は、午後2時35分過ぎ、立憲民主党の石橋通宏さんに対して答弁。
「テレビを見ている人の中には誤解している人もいるが、実質賃金は手取りではない。手取りは名目賃金」と語りました。
首相は、給料から、所得税・住民税・厚生年金保険料・健康保険料(介護を含む場合もある)・労働(労災・雇用)保険料の天引きをした後の、お金を名目賃金だと勘違いしている可能性があります。
【追記 初投稿から30分後】
筆者が四半世紀以上愛用している定番「入門マクロ経済学第3版」(中谷巌、日本評論社)では
「実質賃金とは、円単位で表示された賃金である名目賃金を、物価水準Pで割ることによって求められた実際の購買力を示す賃金指標です」
と説明しています。実質賃金と名目賃金の違いは、物価の違いを考慮するという要素しかないです。
但し、1990年代の代表的経済学者にも、社会保険料が高騰することにより可処分所得が減少し購買力が低下する、という条件は考えていなかったのかもしれませんが。
【追記終わり】
首相は、以前にも、実質成長率(経済成長率、対前年同期比のGDP伸び率)について、「名目成長率から、物価上昇分を差し引いたものだ」との誤った答弁を繰り返していました。正しくは、名目成長率を物価上昇率で割ったものが、実質成長率です。
このエントリーの本文記事は以上です。
[お知らせはじめ]
宮崎信行の今後の政治日程(有料版)を発行しています。国会傍聴取材支援基金の創設とご協力のお願いをご一読ください。
このブログは以下のウェブサイトを活用しエントリー(記事)を作成しています。
衆議院インターネット審議中継(衆議院TV) 参議院インターネット審議中継 国会会議録検索システム(国立国会図書館) 衆議院議案(衆議院事務局) 今国会情報(参議院事務局) 各省庁の国会提出法案(閣法、各府省庁リンク) 政党インターネット資料収集保存事業 「WARP」(国立国会図書館) 予算書・決算書データベース(財務省ウェブサイト) インターネット版官報
[お知らせおわり]
tags
(C)2019年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki 2019








