安倍首相(自民党総裁)は平成27年2015年11月11日(水)の参議院予算委員会閉会中審査で、
「自衛隊の定数は変えられないが、スクラップアンドビルドで艦艇の体制を増やす」とし、海上自衛隊の護衛艦「あたご」などの乗組員を増やすことを明言しました。渡辺美知太郎さんへの答弁。
集団的自衛権を「存立危機事態」として認めた安保法が来年春に施行されることを踏まえた答弁。南シナ海での米艦防護なども念頭にあると思われます。
中谷防衛相は、閣議決定の「中期防衛力整備計画(中期防)」で、「護衛艦は47隻から54隻に増やすことになっている」と紹介し、「船体のコンパクト化でより少ない人数でも動かせるようにしたい」としました。
質問した渡辺さんは、以前の旗艦「しらね」と比べて、現在の旗艦「あたご」の定員が100名以上増えていることを指摘。艦艇の定員に占める実際の乗組員の割合である「充足率」について、防衛省経理装備局長は防衛機密で答えられないとしました。これを受けて、渡辺さんは「100%ではない」とし、海上自衛隊が恒常的に充足率割れしていることが浮き彫りになりました。
安倍首相は、南シナ海南沙諸島での、米軍による「航行の自由作戦」について、「当面は加わらない」と答弁しました。片山虎之助さんの質問に答えました。
これとは別に同日朝、NHKは、防衛省が、航空自衛隊主力戦闘機「F15」などに女性自衛官をパイロットとして起用する方針で、近日発表する、と報じました。自衛隊の深刻な人手不足が背景にあるとみられます。 米軍では女性の将官もいますが、これは国防総省ビル内で、後方支援を計画する将官。前線への投入が前提になる「F15」への乗り組みは、おそらく、世界的には異例ではないかと思われます。
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