4月は人事異動の季節です。
産経新聞政治部で人事異動があったのかどうかは知りませんが、この記事には物申したい。
後半国会の主要議題のひとつ、「消えた年金&公約違反」に関して。
7日の参院予算委員会(経済・社会保障問題集中審議)での民主党の質問が、「かつて国会で取り上げられた質問に終始した」「質問に新味がなく、政府は従来の答弁を繰り返した」と報じました。
で、これは確かにこのとおりなのです。
では、なぜ民主党は従来の質問に終始し、政府・自民党は従来の答弁を繰り返したのか。
簡単な話です。「年金公約破り」を政府・自民党が認めないから。福田首相は謝罪しました。「国民に過大な期待を持たせる表現だった」と。
でも、これは第21回参院選(逆転の夏)の政権公約や当時の自民党総裁が「最後のお一人までしっかりチェックし、年金をお支払いします」と演説したことへの謝罪ではありません。
だから、民主党は少なくとも現在の首相(自民党総裁)が「公約を破りました」と認めるまで、同じ質問をするしかないでしょう。
私は衆院厚生労働委員会もよく聞いていますが、秋の臨時国会からほとんど同じ質問の繰り返しです。総務省や地方に設置した「第三者年金記録委員会」に関する質問が増えるだけです。
もしも、民主党がその気になれば、攻撃材料を増やして「戦線拡大」も可能です。
それは「消えた厚生年金記録」に関する問題です。これは、給与明細に保険料納付の記録(政府・自民党がいう「領収書」)があっても、社長が保険料を社会保険事務所に納めていなかった可能性があります。
場合によっては、運転資金不足から、経理担当の社員が社長と相談して、それを許していたかもしれません。だって、会社が倒産したら、保険料納付どころじゃないですからね。
でも、今、「消えた厚生年金記録」に戦線を拡大すると国民は混乱するでしょう。
そして、「政府・自民党不信」が「政治不信」になってしまう。
これは民主党の戦略・戦術としても、現在はすべきでない。
最近は、産経さんも政府べったりでない記事が散見できるようになってきました。国民から見れば、「一歩前進」です。記者は事実をありのままに書いたのに、デスクや整理部が、こういう見出しをつけたのかもしれません。
とにかく安倍晋三さんが頭を下げないとどうにもならないんです。
「君子は本を務む」「李下に冠を正せず」。
私には、今のすさんだ世の中は、「総理大臣がうそをついても許される」ことに端を発しているように思えてなりません。
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民主、攻撃材料底ついた? 年金追及、迫力不足(産経新聞) – goo ニュース
民主、攻撃材料底ついた? 年金追及、迫力不足
2008年4月8日(火)08:15
「道路の次は、年金と医療を徹底追及する」と意気込む民主党だが、7日に行われた参院予算委員会の社会保障に関する集中審議では、かつて国会で取り上げられた質問に終始した。1日の記者会見では小沢一郎代表が、舛添要一厚生労働相への問責決議案提出検討を表明するなど力を入れていただけに、迫力不足の印象がぬぐえなかった。
民主党は質問者4人のうち3人が年金記録問題を取り上げた。内藤正光氏は社会保険庁が「解明済み」と分類した記録の中にも年金の支給漏れがあるとして「言葉の偽装だ」と批判。福田康夫首相らから謝罪の言葉を引き出したが、解決策については「優先順位をつけて調査する」(舛添氏)とかわされた。他の2人も質問に新味がなく、政府側は従来の答弁を繰り返した。
7日の予算委はテレビで全国中継されたが、民主党は年金問題を積極的に取り上げてきた蓮舫氏ら“主力部隊”を8日の参院厚生労働委員会に温存。ただ、7日の追及が低調だったこともあり、民主党内にも「参院の判断だったが、テレビが入る予算委に出さなかったのは作戦ミス」との声が出た。一方、与党からは「民主党は年金、年金といつまでも騒ぐが、攻撃材料が底をついたのでは」と余裕の発言も聞かれた。
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