【1人あたりGDP】日本がついにアジアトップから転落

[写真はシンガポールでマイホームを持つ人の暮らしぶり=シンガポール政府HP

 日本がついにアジア一の経済大国から転落しました。

 全体のGDPは引き続き1位とはいえ、日本は1億人の人口を抱えています。

 政治とは生活です。
 暮らしぶりの指標(ベンチマーク)は「人口1人当たりのGDP」です。

 国際通貨基金IMF)の調査で、日本が昨年度、シンガポールに抜かれたことが分かりました。IMFの調査ですから、確実な数字です。

 おそらく、明治維新後の140年間で初めてではないでしょうか?

 シンガポールは人工的な国(都市)で、あまり夜の人通りも多くないのですが、コンドミニアムで暮らす人々は豊かです。中国系住民(多くが生まれながら英語を話します)が6割以上を占めますが、マレー系、インド系の住民にも豊かさが波及していくことでしょう。

 昨年、シンガポールを1年ぶりに訪れた人が「1年前と比べて物価が上がっていたので、あまりお金を使わないようにした」と話していましたが、それは日本(円)の力が落ちていることも関係しているはずです。

 シンガポールの政治はあまり褒められたものではありません。
 人民行動党(PAP)の事実上の一党独裁、首相は二世首相。
 まるで日本のような世界の未成熟デモクラシー国家です。

 とはいえ、首相の頭はいいようですね。数字が裏付けています。

シンガポールが日本を抜く 1人当たりGDP(日経新聞)

 アジア一豊かな国はシンガポール――。国際通貨基金IMF)の調査で、2007年のシンガポールの1人当たり国内総生産(GDP)が3万5000ドルを超え、日本の約3万4300ドルを抜くことが明らかになった。資源に乏しいシンガポールは積極的な外資・外国人の誘致策で経済の活性化に取り組んでおり、市場開放が後手に回った日本との違いが鮮明になった格好だ。

 シンガポールの1人当たりGDPは6年連続の増加。同国は07年課税分から法人税率を2%引き下げ18%に低減。所得税最高税率20%で相続税もない。太陽光発電など先端技術企業や資産管理ビジネスなど製造業や金融の誘致も盛んだ。

シンガポール=野間潔)

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