2009年度予算審議がスタート 施政方針演説


 午後1時から衆議院本会議、続いて参議院本会議が開かれ、国務大臣の演説が行われました。これで2009年度(平成21年度)本予算の審議がスタートしました。

 麻生太郎首相が施政方針演説、中曽根弘文外相が外交演説、中川昭一財務相が財政演説、与謝野馨内閣府特命担当相が経済演説を行いました。

 この中で麻生首相と中川財務相は「現在の金融危機は100年に1度とも言われております」と述べました。そのうえで、首相は「1929年の大恐慌が(略)その後の世界大戦につながった」との趣旨の発言をしました。

 民主党の財務金融部門では、「100年に1度という言葉はグリーンスパン(前FRB議長しか言っていない」(原口一博ネクスト総務大臣=佐賀1区)との指摘が出ています。

 首相自身が1929年の大恐慌(The Great Clash)の例示しかしないのに、「100年に1度」との認識を主張するのは無責任に感じます。大恐慌から数えたら「80年に1度」です。なんでも先送りの自民党ですが、金融恐慌だけは20年先送りしてほしいものです。

 中川財務相は「2009年度予算は生活防衛のための大胆な実行予算」との認識を強調しました。


[写真は首相官邸内ホームページの、のんきなバナー]

 ところで、施政方針演説について、TVコメンテーターが「演説ではなく、原稿を読み上げているだけだ」と批判することがありますが、施政方針演説は閣議決定ですから、読み上げるのは当然。むしろ1字1句正確に読み上げることが大事です。ちなみに総理大臣が読み違えた場合は、読み違えた通りに議事録になるのが原則だそうです。

 なお、中川財務大臣が1時53分から2時10分まで財政演説をしましたが、鼻をすすりながらろれつが回らず極めてたどたどしい演説でした。本来なら武士の情けで書かないのですが、主要閣僚ですので備忘録として書きとどめておきます。

 さて、本予算審議スタートにあたって、改めて鳩山3原則(1月18日の民主党大会)を再確認したいと思います。

〈鳩山3原則〉
 ① 国会の論戦が主戦場である
 ② 総選挙に勝利して政権交代を実現する
 ③ 政権交代に満足せず、マニフェストを確実に実行していく

 野党で迎える最後の予算審議です。政府を追及できる国会審議は、次は15年後ぐらいでしょう。私も昨日から予算書の読み込みを始めています。この予算書(フロー)を読めば、ストックで68兆円もの埋蔵金細野豪志さんの試算)にたどり着くかと思うと、ワクワクします。これこそ、メシのタネです。

 鳩山3原則の①国会での論戦が主戦場である。--なかんずく、衆院予算委員に選ばれた12人にとっては、第45回衆院選最大の選挙運動です。主権者の政治への関心はかつてないほど高くなっています。

 国務大臣に演説に対する各党代表質問はさっそく明日から始まり、民主党・無所属クラブからは鳩山由紀夫さんが先陣を切り、元外務大臣田中眞紀子さんが続きます。

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