細野豪志さんが「自民党内閣は官僚に乗っ取られている」ことを証明


衆院予算委員会 2009-2-3 基本的質疑1日目】

 民主党政調副会長の細野豪志さん(静岡3区)が切り込み隊長。第169通常国会は岡田筆頭理事がトップバッターを務めましたが、第171通常国会は菅筆頭理事がNHK中継を仕上げる格好になります。

 パネル担当は逢坂誠二さん。

 最初のパネルは「渡り鳥人事禁止へ」という新聞記事。

 これは福田内閣のときの記事だそうです。ですから32年前の日経新聞
 福田赳夫内閣のことですよ。念のため。

 32年間自民党が手を付けられない官僚人事。

 自民党政府は官僚に乗っ取り続けられていることを証明していきます。

 勇気ある告発者「S」さん。農水官僚で水産庁長官、構造改善局長を務めた人です。

 その「S」さん、財団法人「海外漁業協力財団」理事長に天下りしてから、5つの特殊・公益法人を渡り歩いています。

 細野さんいわく、「わたりの最多記録ホルダー」。

 給料とそれぞれの団体の退職金で少なくとも3億2000万円を国家公務員を退職してからもらっています。

 

 この華麗なる経歴、「S」さん一人の意思ではなく、農水省から「そろそろ変わってくれないか」と言われて、渡っていったそうです。

 農水省のあっせんの有無について佐藤正典・農水大臣官房長は「記録が残っていない」と逃げました。

 細野さんは麻生首相に「自民党はわたりを本気で叩きつぶす覚悟があるのか」と迫ります。答弁が混乱する自民党を見て、最長老予算委員の渡部恒三さんが「政権が変わんねえと変われねえんだ!」

 次のパネルで、「渡り鳥のルート」がほとんど決まっていることが明らかになりました。Sさんの6つの役職(天下り先・渡り先)の前任者と後任者です。

 

 このうち、Aさん、Bさん、Cさん、Dさんは「渡り」の存在を認めているそうです。

 農林水産省は「(Sさんのあっせんはあるが)前任者、後任者については、当省として把握していない」(佐藤正典官房長)という無責任な答弁をしました。

 これについて、細野さんが調査を要求すると、官僚応援団=自民党の岩永元農相(滋賀4区=引退表明)は、「だから、再就職等監視委員会をつくればいいじゃないか!」と意味不明のヤジ。委員会はタイムマシンに乗って、過去の天下り・渡りまで監視するんですか。

 改めて細野さんが「委員長に調査を要求します。渡りの全容解明を政府に要求します」と述べると、菅筆頭理事が自民党席を見ながら「与党反対しないね?」と声をかけました。自民党席は静まりかえりました。

 さて、麻生首相、「年間の天下り件数の正確な数を知っていますか?」

 麻生首相「正確な数字を知っておりません」

 細野「2500件です」

 として再就職等監視委員会ができるまで首相本人が判断するとした政令はムリだということを証明しました。

 細野さんは最後の11分間、九州国立博物館の古美術購入の疑惑について、現地調査も含めて追及。西村正紀・会計検査院検査官は「しらべていく」と前向きに答弁しました。ちなみに会計検査院長(前任者は定年退職)は政府が参院民主党に恐れをなして、人事案を国会に一度も提出していません。民主党の先延ばしではなく、自民党が一度も出していないので、西村検査官が会計検査院院長職務代理として国会に出てきました。

 細野さんは政権交代に向けて、

 自民党政府は官僚に乗っ取られている

 ことを証明しました。


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