「高速道路無料化」に道筋 民主党が中間とりまとめ

民主党は25日の「次の内閣」で、「高速道路の無料化」政策の中間とりまとめを了承しました。

 A4判で4枚ですが、とても良くできています。

 私は昨年、江戸川民主党の勉強会でお話しさせていただいた時に、高速道路の無料化についてお答えしたところ、「首都高は違うんでしょ?」と言われて、ちょっと困りました。東京・江戸川区ですから、首都高が関心事なのは当たり前のことです。

 民主党が昨年の年越し不況の際につくった年末年始ビラでは、「暫定税率を直ちに廃止し、高速道路は無料化します」という記述までしかありませんでした。

 この中間とりまとめの中にコロンブス的発想がありました。

 「東日本」「首都高」などの高速道路会社6社を統合する、というアイディアです。なるほど。そして、今の6社が管理する高速道路は「原則として無料とする」。首都高・阪神高速など渋滞が予想される路線は、「5割引」→「7割引」といった手順で試したうえで「10割引=無料」にする方針です。

 自民党がお題目のように繰り返すのは「財源はどうする?」についても納得がいく政策がすでに示されています。

 高速道路の施設と債務を持つ「機構」がありますが、この機構を廃止し、債務35兆円は無料化と同時に国に移します。これを国債償還の一般的ルール(60年ルール)に基づき、元本を5600億円/年、利子を7000億円/年を返します。それほどの負担ではないですよね。このほか、首都高、阪神高速本州四国連絡橋の3つの会社には周辺自治体が出資しているので、このお金を自治体に返します。

 高速道路無料化による経済効果ですが、国交省の中にある研究所の報告書によると、2兆7000億円規模。さらに消費への波及を考えると、7兆8000億円規模の効果がありそうです。

 これさらっと書きましたが、衆院予算委員の馬淵澄夫さん(奈良1区)がすさまじいまでの執念と大変な労力で国交省から出させた資料です。書いたら3行になってしまいました。公務員の情報隠し=国民不在の政治です。情報公開(ディスクロージャー)は民主政治(デモクラシー)の出発地点です。

 法案化するでしょうが、衆院過半数の賛成がなければ法律はできません。無料化の具体的な実施は政権交代後ということになります。

参考)民主党ホームページから
民主党:民主党『次の内閣』閣議(中間報告) 民主党高速道路政策大綱~高速道路の無料化~

関連記事

コメントは利用できません。

アーカイブ

運営会社
宮﨑機械株式会社
©2008~

ページ上部へ戻る