
(10時14分ごろに投稿したエントリーにあやふやな部分があったので、いったん閉鎖していました。書き直して再度公開します。)
第171通常国会では、参院外交防衛委員会はほとんどウォッチしていなかったのですが、6月18日午前9時57分の民主党・風間直樹さん(全国比例)が驚くべき事実を明かしました。
旧テロ特措法(給油支援法)に基づく、インド洋アラビア海沿岸へのOEF-MIOへの海上自衛隊から米軍への後方支援活動。海自はイージス艦を派遣していたそうで、私はこのことを知らなかったのですが、調べたら、これは共同通信などが報じています。当時の海上幕僚長は、「(ほかの艦艇との)ローテーションで決まった」などと部隊運用上の都合だと記者会見で説明したようです。
で、このイージス艦派遣の理由について、国会への報告(大臣の答弁)と食い違う証言を法案作成に携わった大江博・外務省条約課長(当時)が自著でしていたそうです(『外交と国益-包括的安全保障とは何か』、日本放送出版協会、2007年、248~249頁)。
ここには、「これまで米側からの希望表明が何度かありながら」実現しなかったイージス艦の派遣を「2002年末、ついに政府は」「踏みきったのである」と書いてあります。事実とすれば、海上幕僚長の「ローテーション」という護衛艦のやりくりとは違って、米軍の要請に基づく、イージス・システムのアフガニスタンないしはイラク沿岸への展開であったのではないかという疑惑が浮上しました。
これについて、外相と防衛相は、米軍からの要請を否定しました。残念ながら、現段階で民主党が国会でできることはここまででしょう。民主党がインド洋まで飛んでいって調査するのは難しい。風間さんは「政府には真に持っている情報、データを国会に出してほしい。それに基づき真摯な議論を行いたい」と要請しました。与野党を超えて共有したい考え方です。
イージス・システムは輸入品でなく、日米韓の共同開発によるものです。海上幕僚長も胸を張って、イージス・システムの有用性を発表してもいいのではないでしょうか。そういった風土をつくることこそ、シビリアン・コントロール。斎藤隆夫・衆院議員の粛軍演説は、昭和戦争を止められなかったとはいえ、国会史に残る名演説です。風間さんの前に立った議員は太平洋戦争について「分かっているのかなあ~?」とクビをかしげざるをえない発言をしました。
どうも、歴史の話をすると、世間にはあまり好かれないようです。ただ、きょう6月18日というのは、16年前、1993年、「宮澤嘘つき解散」があった日です。親分が誰だろうとかまいません。きょうは、羽田さん、小沢さん、鳩山さん、岡田さん、恒三さん、藤井さん、簗瀬さん、ピンさん、古賀さん、田名部(父)さん、前田さん、北澤さんが自民党を飛び出した日です。“政権交代できずに16年恥ずかしや~”という感じですね。宮澤嘘つき解散の歴史くらいはせめて、wikipediaでいいからカンタンにおさえておいて、第45回衆院選を迎えていただきたく所望するのです。






