
衆議院(横路孝弘議長)の川内博史・国土交通委員長は、8日のテレ朝番組「ワイドスクランブル」で、2・5兆円~3兆円の補正予算の執行停止について、第173臨時国会の国土交通委員会で審議したいとの考えを示しました。
国交省政務三役(チーム前原)は、2009年度第1次補正予算のうち、8875億円を執行停止する案をまとめています。
これについて、川内委員長は「8875億円という金額だけでなく、中身を知りたい、(国交委で)議論したい」と述べました。
鳩山総理は2009年度第2次補正予算案を来年の第174通常国会に提出する考えを述べています。この場合、「補正凍結」を閣議決定しても、国会に減額補正の予算書が示されるのは来年1月~2月ということになります。そうすると、秋の臨時国会には、予算案・法案がないので、「補正凍結」については、大臣所信表明演説に対する一般質疑を利用する以外には、議論できない、ということになる可能性が濃厚です。
ですから、通常国会に審議を先送りすると、衆院の各常任委員会は1月~2月末日の短期間に「今年度の減額補正→来年度の当初予算案」を審議しなければいけないことになります。これからは副大臣や政務官も答弁に立ちますから、審議日数は確保しやすくなりますが、委員会の“審議の流れ”の作り方が難しくなると予想されます。
川内発言は、秋の臨時国会のうちに、2兆5000億円~3兆円に及ぶ執行停止の内容について、各常任委員会で議論した方がスムーズな国会運営が図れるとの逆算に基づく発言だと思われます。
川内さんは「自民党より前に民主党が審議する」と述べました。これは「民主党政権vs民主党議員」が国会をリードすることで、来夏の参院選に向けて、民主党主導の政局を持続したいとの思惑も透けて見えます。
スタジオ内の出演者から「民主党には、ゴタゴタも含めて、より一層、国民に情報公開してほしい」との声が上がると、川内委員長は「(国会審議で)数字を出していくことで、国民のみなさんに公共事業とはどういうものか、知っていただきたい」と述べ、全国民に開かれた国会を使うことで、民主党の世直しを広くアピールしたい、との考えを強調しました。







