
政権交代のキーマンとも言える、神奈川2区の衆院議員で、自民党組織・運動本部長の菅義偉さんが2011年11月24日(木)夜のBS11「インサイドアウト」に出演し、「私たちは解散すべきではなく、民主党のやっていることを議会でキチッと突いていきたい」と述べ、早期解散に否定的な考えを示しました。
菅さんは同日の自民党役員会での谷垣禎一総裁(影の首相)らとのやりとりを披露。
「私は組織運動本部長として、党員(獲得)のお願いで、各県連の幹事長を回っているが、きのう会った県の幹事長も、自民党をしっかり立て直してくれ、と言っていた」、「私は国民の自民党に対する期待は、民主党を倒してくれ、ではないと思うんです。国民は自民党に、変わってくれ、と思っているんだと考えています」としました。同日の役員会でもその趣旨の発言をしたところ、数人の党幹部から同調の声が続いたそうです。これは、来年4月~6月の早期解散をねらう石原伸晃幹事長らをけん制した発言だと思われます。
実際に、菅さんが代表を務める「自民党神奈川県連」では、県議である幹事長が、昨年の第22回参院選で「自民党神奈川県連はこのたび、チーム神奈川に生まれ変わりました」と演説していました。「ご紹介したように支部長もドンドン決まっています。小泉進次郎さんらを筆頭にホップ、ステップ、ジャンプ・・・この参院選がホップ。来年春の統一地方選がステップです。そして次の衆院選でジャンプ、と政権交代していきます」という趣旨の演説をしていました。ホップ、ステップは順調に来ましたが、ジャンプはどうなるでしょうか。
正直、「自民党神奈川県連はチーム神奈川」(たぶん表記はチームKANAGAWA」に変わりました」というのは訳が分からない話で、たんに自民党という古い看板を出したくないだけでは。それはさておき、壇上の小泉進次郎さん(現在は自民党青年局長)らフレッシュな面々が注目を集める中、ビラを配る男性の一人が第45回衆院選で小沢ガールズ(岡本英子さん)に敗れた、自民党神奈川3区支部長で元経産副大臣(当選5回)の小此木八郎さんだということに認めました。途中で移動したので演説会の最後まで聞いたわけではありませんが、小此木さんの名前の紹介はなかったと思います。浮き足立っているようで、しっかりと地に足をつけた自民党のまとまりを感じました。

[写真]演説会でビラをまく、小此木八郎さん。
[写真]すぐに知り合いに声を掛けられ談笑する小此木八郎さん。
その一方、第45回衆院選敗北の責任を取って辞任した二階俊博さんのあとを継いで自民党選挙対策局長になった河村建夫(かわむら・たけお、衆院山口3区)さんは、ドジョウのようにもぐってしまって姿が見えないですね。でも、新聞の地方版を読むと、けっこうしっかりやっているようです。

[写真]着実に衆院総支部長を擁立している河村建夫・自民党選対局長。
例えば元国交相の馬淵澄夫さんの地元の奈良1区の自民党支部長。馬淵さんは第44回郵政選挙で近畿ブロックの1区(都市部が多く風に流される傾向が強い)の中ではただ一人、勝っています。その対抗馬になるので、以下の毎日新聞記事だと、公募にはわずか4人だけだったようです。そして選んだ人が辞退してしまい、党本部にお願いしたようですが、河村選対局長は「もう少し地元で努力してほしい」と言ったようです。こうやって、地道にやっているんですよね。もう少し、民主党もマスコミも、こういうところに目を向けてほしいものです。ホントTPPとか、税制改正とか、「偉い人」だけの話でしょ。
[毎日新聞記事から引用はじめ]
自民県連:次期衆院1区候補者、公募で決まらず 四役に擁立一任 /奈良 – 毎日jp(毎日新聞)
自民県連:次期衆院1区候補者、公募で決まらず 四役に擁立一任 /奈良
自民党県連(奥野信亮会長)は30日、奈良市内で選対本部会議を開き、公募していた次期衆院1区の候補者について、応募者の中からは決まらなかったことを報告した。今後、候補の擁立は幹事長ら四役に一任することを決定。改めて候補をリストアップし、本人に打診して11月末までに選定したい考えだ。
公募には4人が応募していた。選考では40歳代男性に絞ったが、男性が9月の最終選考直前に辞退した。また、その後、党本部にも候補擁立を要請したが、河村建夫・党選対局長から「もう少し地元で努力してほしい」などと注文されたという。【阿部亮介】
[引用おわり]
やはり党内の上下関係で、下にある人がしっかり物を言えるというのが自民党です。
自民党が堅調に支部長を擁立していることを考えると、民主党にとっては来年度予算を成立させたら、すぐに解散した方がいいかもしれません。
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