90兆3339億円は「呉・三谷光男サンキュー予算」だ!平成24年度一般会計語呂合わせ

  • 2011-12-24
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[写真]財務大臣政務官衆院議員の三谷光男さん。

 野田佳彦内閣は2011年12月24日(土)の朝9時から臨時閣議を開き、平成24年度予算の政府原案を決定しました。民主党政権では、おととしの鳩山内閣が12月25日、きょねんの菅内閣が12月24日、ことしの野田内閣が12月24日の朝9時という早いタイミングで閣議決定できました。非自民政権では、予算案の閣議決定が鬼門とされてきましたが、3年連続での年内の早い時期に組み上げることができました。財務省原案(大蔵原案)の発表がなくなり、いきなり政府原案が発表される格好となりました。ただ、日本の予算はこの政府原案が、衆院参院を通じて、そのまま国会の議決となっています。しかし、第180通常国会からは、参院などで議員提案で修正し、両院協議会の成案で議会で修正する格好にした方がいいのではないでしょうか。というのは、平成24年度予算は執行年度(2012年4月1日~2013年3月31日)中に、自公政権によって(閣議決定や国会への報告による)執行の一部停止や、自公による補正があるかもしれません。しかし、「自民党DNA」からすると、なかなか「減額補正」というのは難しいのでは。組みかえとなると難航します。ですから、ある程度、3党協議で、早ければ2月の衆院段階から修正するという考えがあってもいいかもしれません。

 ところで、当ブログは滅多に既存メディアを批判しませんが、きょうは猛省を促します。12月24日の臨時閣議は夕方や遅くにずれ込むこともあるのですが、2011年12月24日(土)午前9時から始まりました。このことについて、有料の時事通信メール速報や、無料の共同通信フラッシュニュース、朝日新聞の総理番ツイッターなどのあらゆる電子メディアで速報がありませんでした。いくら財務省財研クラブが前日までいろいろ書いたり、政治部内閣記者会総理番が若手であろうと、国家予算が事実上決定する(残念ながら国会での修正や、政府が撤回の上編成替えの前例はほとんどない)瞬間なのに、それを速報しないニュースマインドはどうなっているのでしょうか。この既存マスメディアの劣化ぶりには激しい憤りを覚えました。本質を捉える力がなさすぎます。時事通信メール速報は、もう一度このようなことがあったら、解約を検討しないといけません。

 さて。

 一般会計が90兆3339億円となりました。すでに財務省のホームページには情報がすばやく載っています。きょうは出遅れましたが、じっくり分析して、きょう中に第2発の本記エントリーをアップします。とはいえ、国予算は、「箇所付け」など予算書に書いていない情報が多いので、これから2月の本予算審議にかけて、情報をアップロードしていく第3発の随時更新版エントリーも挙げていきます。

 ぜひ、すばやい情報公開の下の財務省のホームページを見てください。

平成24年度予算政府案 : 財務省

 ◇

 さて、以前は語呂合わせを大蔵省や新聞各紙が競いましたが、この慣習は10年ほど前からなくなってしまいました。

 覚えているのは平成元年度が「60兆4142億円」が「60兆で良い世に」で、平成2年度が「66兆4143」が「労(6)を重ね、再びなさん良い予算(4143)」で、一年間で1割り増しにした自民党小沢一郎幹事長の赤字国債発行による歳出大幅増が、いまになると苦しく、日本経済を窒息寸前にしています。

 古いことを大事にし、忘れない私は、ことしも一般会計を語呂合わせしてみました。

 90兆3339億円

 当ブログは、「90兆3339億円」を「呉の三谷光男サンキュー予算」と語呂合わせしました。

 呉(90)、三谷(3)、光男(3)、サンキュー(39)予算です。

 あまり馴染みがないかも知れませんが、野田内閣では9月から、安住淳財務大臣の下、三谷光男さんが財務大臣政務官を務めています。広島5区選出の当選2回生です。呉出身、大阪大学から松下政経塾(4期)で学び、宮澤喜一さんの公設秘書や宮澤財務大臣政務秘書官を務めました。2005年の郵政選挙で比例復活で初当選。そのような弱い立場ながら、2009年5月の代表選では、小鳩の締め付けに耐え、「正しい選択」をしました。もの静かな三谷さんですが、9月の野田内閣で財務政務官に。異例のことに、大阪の造幣局での貨幣大試験の試験官を務めました。

 ところで、三谷さんは財務大臣政務官に付いた直後に、衆議院事務局に提出していた所得等報告書を訂正します。これは、学資保険の満期返戻金を14万円ほど所得として追加で届け出ました。どうやら、財務政務官になるにあたって、財務省国税庁から税務調査を受けたようです。ホントウに財務省はこわいところです。こうやって財務省は政治家を自分たちの支配下に置いていくんですね。三谷さんの対抗馬の自民党支部長で元職の寺田稔さんは財務官僚出身なので、その関係もあるのかもしれません。また、以前の「大蔵省国税庁」対「郵政省簡易保険局」の時代ならば、情報が出なかったかも知れませんが、現在は「財務省国税庁および内閣府金融庁」対「日本郵政株式会社の子会社のかんぽ生命株式会社」という図式なので、カンタンに情報は出るでしょう。また、三谷さんは11月下旬、お母様を亡くされました。三谷さんのプロフィールによると、ご実家は「中通の巴屋」だそうです。ただ、民主党の場合は自民党とは違って、財務調査に入られてもこわくない議員の数は自民党のそれと比べれば圧倒的に多いので、財務省もそろそろ考え所ではないでしょうか。

 呉というのは、わが国の備えと人材を多く育てた街です。私が2003年に行ったときは、旧海軍都市である横須賀市などと比べて、時間が止まったか、あるいは時間が遡っているような街に感じられ、激しいショックを覚えました。呉から広島市へ戻る電車の中で、左側に見える海に沈む夕日を見て、悲しいのではなく、ちょっと不自然なハイテンションになってしまいました。お餅がふくれるのを見て興奮する人がいるそうですが、そんな感じ(?)でしょうか?? その点、冷静そのものに見える三谷さんが呉を代表しているのは素晴らしい。野党時代にも財務金融委員会で一人だけ真っ黒になりながら、審議に臨む姿を見ました。「呉の三谷光男サンキュー」予算。民主党にはまだ人材がいて、テレビに映らなくてもダイヤモンドの原石があるんだから、民主党を見捨てないでください。「早く衆議院を解散しろ」というのはいっこうに構いませんが「民主党を解散しろ」というのは、小沢一郎(氏)じゃないんですから、絶対にやめてください。小沢一郎(氏)で思い出したけど、政治家の税務調査の対象ってどういう基準なんでしょうか、国税庁も公平性を担保しないと、組織への信頼を失う可能性があります。

 民、信なくば立たず。

 平成24年度予算は、年度途中に、自公政権によって補正されるかも知れません。しかし、その土台としてしっかりした議論ができる良いものができたと評価します。

 三谷さん、通常国会も頑張って答弁してください!

 がんばれ三谷さん、負けるな三谷さん!

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