
第181臨時国会(2012年10月29日召集)をみすえて、参議院公明党(19議席)は、2012年10月18日(木)、議員総会を開き、役員を互選しました。
この結果、白浜一良さんが会長に6選し、白浜参院公明党が6年目に突入。来夏の第23回参院選まで、臨時国会、通常国会での野党にしろ、与党にしろ、3党協議にしろ、さまざまな対応に柔軟に取り組む体制ができました。白浜さんは、大阪選挙区で来夏改選を迎えますが、いまだに公認は出ていません。同党は「任期中に66歳を超えない」という公認の不文律がありますが、参院会派会長という幹部としての特例が適用される可能性が出てきました。幹事長には、引き続き木庭健太郎さん(コバケン)が当選。国会対策委員長には、活動量の多い、西田実仁(にしだ・まこと)党広報局長がつくことになりました。これまで、国対委員長を務めてきた新進党1995年東京都連100万票トップ当選の魚住裕一郎さんは来夏の参院選比例代表候補としての運動に専念するためでしょうが、副会長になりました。顧問には、衆参最年長の草川昭三さん、副会長のもう一人には、今期での引退を表明し後継者の公認が出ている松あきらさんが当選しました。
副幹事長には来夏改選の山本香苗さんと山本博司さんがつきました。西田新国対の筆頭副委員長には、先の通常国会で議運理事をつとめた長沢広明さん、副委員長には若手の谷合正明さんが続投したほか、新しく第22期参議院2010年初当選組の、東京選挙区・竹谷とし子さん、大阪選挙区・石川博崇さん、比例の横山信一さん、秋野公造さんがつきました。
このなかで、来夏改選ながら東京選挙区で公認が出ていない、山口那津男党代表が会派役員にはつきませんでした。この辺の、「山口・白浜」の緊張感が気になるところです。このほか、来夏改選の医学博士・渡辺孝男さん、地球環境博士・加藤修一さんの「博士コンビ」は役員にならず、おそらく引退されるのだろうと考えられます。気になるところでは、2016年改選の荒木清寛さんも役についていません。ただ、公明党は第180通常国会の途中、国民の生活が第一結党にともなう院の構成の変化で、どういうわけか常任委員長ポストが1つから2つに増えました。なぜそうなったのかは、参議院の伏魔殿で、報道はまったくされないのですが、西田さんが法務委員長、草川さんが総務委員長でしたが、おそらく西田さんが交代するのではないでしょうか。
さて、草川顧問の4月4日の予算委員会での「国会日程の立て方」についての総理へのアドバイスを紹介したいと思います。通常国会が9月8日に閉会し、臨時国会が10月29日に召集されるのですから、そのブランクは例年に比べて短いくらいです。ところが、この間、野党、有識者、新聞投稿などで「早く臨時国会を開け」「難問山積」「臨時国会を開かないのは民主主義の危機」などという世論がわき上がったのでしょうか。そもそも、「難問山積」という人に限って、具体的に審議すべき法案名をあげられなかったような気もします。
草川さんは次のように話しています。
「通常国会というのは、御存じのとおり、まず予算をつくる、予算を皆さんに審議していただく、だからこれが最大の条件ですよ。だから、百五十日間という憲法できちっと保障された通常国会というのがあるわけですよ。それで、様々な問題がありますね。例えば今度だって、大災害があったわけですから、早急に規制庁もつくらなければいけない、あるいはエネルギー問題についてもどうしなきゃいけない、あるいは四月一日からもスタートをするという様々な問題を我々は抱えているわけですから、そういうことは通常国会でさっとやらなきゃいかぬわけですよ。そして、こういう税を変更するという問題は、過去の歴史から考えたってやっぱり臨時国会ですよ。それで、臨時国会に集中して議論をするというようなことがどうして今の内閣の頭に浮かばなかったかということに、私は、天下を牛耳られる、これから運営をされる民主党内閣としては大変根本的に私は欠けているのではないだろうか。単純なスケジュールの問題じゃないと思うんです。歴史を見れば分かるはずです。その点についてどうお考えか、お答え願いたいと思います」。
つまり、通常国会で予算を仕上げて、その他の法案を成立させて、超大型一般法案は臨時国会でやってきたのです。それは野田内閣は衆参ねじれでありながら、当初予算の成立と一体改革法案の成立という2つの案件を第180通常国会で仕上げたのです。だから、会期は229日間という実質的には最長のロングラン国会になりましたし、特例公債法案、定数是正法案が残ってしまいました。さらにすでに10月中旬なのに、一回も補正予算をしていません。だから、通常国会から臨時国会まで、心の空白感を感じたのでしょう。これはクラシック音楽で言えば、休符の問題。ベートーベン、ブルックナーが好きな人なら耐えられた空白です。沈黙がこわい人。テレビを消すのがこわい人。それは死を恐れる人です。しかし、輪廻転生、人は必ず死にます。必ず死ぬから、子供が生まれることが許されるのです。3000年、いや4000年生きたい。しかし、人はいつか死ぬ。しかし、国は生き続ける。臨時国会を開け開けと言っていた人は国会議員だろうとなかろうと、与党だろうと野党だろうと死ぬのがこわい人です。もう見抜かれているんです。そして、何よりも、定められた会期内のなかでしっかりと法案を仕上げる。テキパキとメリハリをつけて、手際よく、きょう1日をしっかりと生きる。その姿勢が問われているのです。
公明党もある一定の時期から議員の顔が変わりました。新進党や、小渕恵三・経世会内閣を経験している人と、森・小泉・安倍・福田清和会自民党内閣を知っている人。朱に交われば赤くなるとはこういうことだなあと感じます。しかし、例えば、山口那津男さんが12月9日解散が実現せずに、立場が悪くなっても心配はいりません。私はあなたが新進党公認候補として、小選挙区でよく闘ったことを覚えています。自民党公認の新人、平沢勝栄さんと言っても正直誰だか分かりませんでしたが、今になってみると、山口さんは新進党として小選挙区の恐さを身を以て証明した人だと感じます。新進党の志があれば、どんな格好でも国政に居場所があるでしょう。公明党の真価が問われることになる、白浜体制6年目となります。
[お知らせ]
衆議院解散はいつか。その答えはこの日程表にある。会員制ブログ(月840円)。
国会傍聴取材の活動資金にもなりますので、ご協力をお願いします。
「国会傍聴取材支援基金」の創設とご協力のお願い
国会での審議を中心に地道な政治報道を続けられるようご支援をお願いします。
[お知らせおわり]
tag http://www.kantei.go.jp/jp/fukusouri/press/ http://regimag.jp/b/sample/list/?blog=65








