我が党は下野を前提にしてたたかうべきだ

 まあ、厳しいでしょうね。

 残り6日間(投票日含む)となった選挙戦ですが、終盤戦、我が党は下野を前提にして、語るべきでしょう。「3党合意の誠実な履行」などといって連立与党に色気を出すべきではありません。正直、財務省にだまされたような気がしなくもありません。

 立党直後に大きく名を挙げた金融国会(第144回臨時国会)の勢力図をみると、衆議院では自民党が263議席民主党・無所属クラブが93議席公明党改革クラブが52議席となっています。このころの定数は500でした。衆議院2階裏側の第14控え室で代議士会をやっていた時代で、私は今でも代議士会と言うと、第14控え室のイメージが強いです。このころは、民主党総務会という組織があって、北海道知事3期12年を経て国政復帰した横路孝弘さんが会長をすることで政権担当能力をアピールしようとしたのですが、一部の社会党出身のベテラン代議士が総務会を根城にして執行部にくだを巻いてしまい、やむなく組織そのものを廃止したことがあります。

 そのころの経験を考えても、そういった人は小選挙区には初めから公認されていませんから、80~110議席でもシャープにバックアップ政党として、いつでもとってかわれる政党としてやっていけるのではないでしょうか。

 野田佳彦さんの著書『民主の敵ーー政権交代大義あり』の50ページに、非常に印象的な文章があります。

 [「民主の敵」から引用はじめ]

 疑問票の判定作業が予想以上に手間取り、開票結果の確定が全国300選挙区中最後でした。結局、一睡もしないで、お酒をガーッとあおって、翌朝6時、街頭に立ちました。そうすると、みんなの顔色がわかるわけです。当然、私が落ちたことは知っています。応援してくれた人たちは、悔しそうな顔をして、「残念だったね」などと慰めてくれます。

 ところが、いつも応援してくれたのに、来ない人もたちもいます。私から遠く離れたところを隠れるように急ぎ足で改札に向かう人もいます。私に投票しなかったのでしょう。表情でわかりました。「あっ。あの人たち、入れてくれなかったんだ」と不思議にピンと来る。私のほうも、戦が終わった直後で、一番研ぎ澄まされていたのだと思います。

[引用おわり]

 ぜひ、2012年12月17日(月)の午前6時には、すべての総支部長に駅頭・道路に立ってほしいものです。

 また、激戦区の中では、総支部長(候補者)の年齢がより若い選挙区を優先すべきでしょう。

 第46期衆議院の任期は2016年(平成28年)12月15日までになります。その間に、第23回参院選が2013年7月に、第24回参院選が2016年7月にあります。統一地方選は2015年4月です。かなり長い空白になるかも知れません。第45期衆議院ではある中堅が「野党のころが楽しかった」と言っていました。私もそう思います。当選しさえすれば、与党でも野党でも歳費は同額です。もちろん、野党は後半国会(衆院では3月~6月)では、1週間に2つの委員会で30分ずつ質問しなければなりません。若手、中堅は複数の委員会を掛け持ちし、会派への割り当て時間が短いので30分ほどですが、1週に2本はけっこうきついようです。もちろん、それは当選できた人だけです。月曜日に駅頭をした後は今後の身の振り方を考えないといけません。例えば、衆議院事務局に提出している国会議員収支等報告書を読むと、安住淳さんは不動産所得が年間230万円あります。ああいう風にハッキリと物を言えるのはそういった環境もあるのでしょう。経済的な自立をしっかりしないといけません。民主党が与党になって、1期生議員というのは、ずいぶんと党幹部の顔色うかがいをするものだな、と感じました。野田さんが有権者の顔色をうかがっていたのとは大違いです。

 野田さんは特別国会まで首相ですが、いつまで代表でいるかは分かりません。2012規約では、今年中に代表選をやった場合新代表は、野田代表と同じく2015年9月末日までの任期になります。年をまたぐと、2016年9月末日までになりますが、その間に参院選が2回はいるので、これは、けっきょく、今年やってしまっても同じことになるでしょう。

 そして、2月の衆院予算委員会では、NHK入りの日はすべて代表が質問に立つ。そしてその日のうちに日本のもっとも離島か、もっとも奥地に行き、午後7時から地元総支部長主催の集会で語らう。昼間NHKに出ていた人が、目の前にいる。そうやって足腰を鍛え直して、中間テストとして参院選に47都道府県すべてに公認候補を立てて、衆院支部長、県議、市議が連動するシステムを確立する。自民党的ですが、このやり方に、自民党民主党もありません。

 民主党は野党で強くなった政党です。国会審議で強くなった政党です。政策調査会の部門会議と、国会対策委員会の副委員長と、衆議院委員会の理事がうまく連動したときに、初めて民主党の力が出ます。そして、これからは、295総支部が毎月の調査リポートも含めて、全国津々浦々の情勢を党本部に届けるシステムが加われば、十分に政権復帰できます。それと、まかりまちがっても、連合と一線を画すべきだと、という主張には耳を貸すべきではありません。民主党と連合は一蓮托生であり、連合あっての民主党です。地域事情はさまざまでも、その程度のことを腹にため込めない総支部長は小選挙区に立つべきではありません。

 さて、悲観論はこのくらいにして、情勢調査はマスコミの間違いかも知れませんから。

 300総支部すべてで、残り6日間、一人でも多くの支持者を獲得するために努力しないといけません。足腰の強い総支部をつくらないといけません。

 赤坂で同僚同士飲んでいても無駄だと私は断言していました。私は与党の3年3ヶ月で一番痛感したのは「財源が無いと何もできないんだなあ」という当たり前のようだけど、まだうまく言葉で説明ができないことです。しかし、赤坂で飲んでいても無駄だという考えは終始一貫変わらないし、現実にそう後悔している人も多いでしょう。議員連盟も衆参ねじれの突破口にできなければ、一部の二国間友好議員連盟を除き、無駄でした。

 ものすごくきつい状況です。しかし、一つだけ言えるのは、月曜日に駅頭に立って、マイクを持つようではいけません。「おはようございます」のひと言で良い。そして、心の中でただ、ひと言こう言うべきです。

 「私は、私たちは、いったい何がいけなかったのでございましょうか?」 

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