
岡田克也さんは、2014年2月14日(金)、衆・予算委で質問に立ちました。
といっても、この日は一般的質疑でテレビはなく、総理の出席もありませんでした。副総理経験者が一般的質疑に登場したのは、おそらく憲政史上初めてではないでしょうか。
岡田さんは「これも天命なのかな」の3度目の民主党幹事長を退任した後、党行政改革調査会長の初代会長になりました。
この行革調査会の事務局次長には、藤田憲彦さん(公認内定)、岡田康裕さん、緒方林太郎さん(公認内定)、奥野総一郎さん(現職・2期)、後藤祐一さん(現職・2期)、空本誠喜さん、玉木雄一郎さん(現職・2期)、花咲宏基さん、三村和也さんら、第45回衆院選(あの暑い夏の総選挙)で当選した議員9名が名を連ねていました。2度目の岡田幹事長のもと当選した「岡田チルドレン」とも呼ぶべき人材で、9名中3名、33%が現職です。第45回総選挙で民主党は144名が初当選しましたが、46回で再選したのは他党さんで当選した3名を含めて6%の狭き門でしたから、行革調査会メンバーの再選率は驚異的。
ただ、岡田さん、花咲さん、三村さんらは総支部を持てない状況で今年を迎えています。総支部を持っていない前議員も何人か県連枠で2014福島大会に参加しましたが、このメンバーは参加していなかっただろうと思います。
2014福島大会のフィナーレで聞いたAVE(エイヴ)さんの「福の歌 がんばっぺバージョン」を聞いた岡田さんは、「誰かのせいにすれば容易い事を 自分のせいにして立ち上がろう」「民主党ならやれるだろう 何度でも立ち上がろう」という言葉を聞いて、今週2度目の質疑に立とうという気持ちになったようです。玉木雄一郎さんに負けていられないと思ったのかもしれません。しかし、その玉木さんも初出馬の第44回総選挙では岡田克也代表のもと落選しています。リンカーンは8回落選していますが、何度でも立ち上がらなければ、改革はできません。
岡田さんは質問で、JT株について、「私はJT株は全株売却すべきだと主張したが、福島に葉タバコ農家が多いこともあり、(2011年度第3次補正「復興予算」の関連法である)復興財源確保法附則13条で、全株売却の検討があったがどうなったか」と確認。
麻生財務相は「岡田大臣・・・というか岡田先生がご存じのところでしょうが附則13条や、国会での附帯決議をうけて、葉タバコ農家や小売店の状況を引き続き調査していますが、数が多いので時間がかかっています」と答弁。
岡田さんは「たばこ税が財政収支に占める割合に鑑みると、たばこ税の前提となる葉タバコの全量買い取り制度はやめるべきではないか」と質疑。これは長年の自民党税調の権力基盤となってきたところです。麻生財務大臣は「葉タバコ農家を守るためだけにやるのは、検討の余地がある」と前向きな答弁。これは財務省から見て、全量買い取りをやめさせたい、との考えがあるからで、一定の前進を引き出した答弁です。
岡田さんは「(JTによる)全量買い取りやめればJT株が上がり、全株売れば、少なくとも2兆円になる」と主張しました。
次に、東京地下鉄株式会社(通称・東京メトロ、旧・帝都高速度交通営団)の株売却について。岡田さんは「これは東京都との関係もあると思うがどうなっているか」。太田昭宏国交大臣は「早期の売却が必要だ」と答弁。岡田さんは「2020年に東京オリンピック・パラリンピックが来ることからも利便性を考えると統合が東京地下鉄と都営地下鉄の必要で、オリンピックをターゲットにして統合の話を進めたらどうだろうか。そう考えるとあまりゆっくりしてもいられない」と主張しました。ところで、私見ですが、私は東京メトロの運賃を払って国会議事堂に通っていますが、都営地下鉄・都バスは無料パス(2年に1回の手数料1000円)を持っているので、現在の東京メトロも無料パスが使える経営統合を考えてほしいものです。
予算委に戻って、岡田さんは公務員宿舎の売却に言及。麻生大臣から進捗状況の報告を受けて、岡田さんは「おおむね進んでいる」と評価しました。そのうえで、「問題は独立行政法人の宿舎だ」として、稲田朋美行革相から「方針にもとづいて実施計画のフォローアップをことしとりまとめる」と答弁。やはり進んでいない印象ですが、岡田さんは「国家公務員と比べると難しい面もあるので、フォローアップに期待したい」と語りました。
この後、日米密約における大蔵省に行政文書が存在しなかった追加負担に関する調査、内閣府と内閣官房の肥大化と組織および会議体のスリム化に関して、外相、財務相、内閣官房長官から、それぞれ第1次与党期の民主党の答弁などを引き継いでいることを確認する答弁を引き出しました。








