二大政党新旧3大臣対決 松本剛明元外相「韓国、安重根偶像化」、岸田外相「許さない」衆・委員会一般質疑

  • 2014-2-21
  • 二大政党新旧3大臣対決 松本剛明元外相「韓国、安重根偶像化」、岸田外相「許さない」衆・委員会一般質疑 はコメントを受け付けていません

[画像]左は伊藤博文初代首相(首相官邸ホームページ内から)と松本剛明さん(公式ホームページ「松本たけあき12年の軌跡」から。

【2014年2月21日(金) 衆・外務委員会 大臣所信表明演説に対する一般質疑】
【同 衆・外務委、財務金融委、経済産業委、環境委、法務委、厚労委、文部科学委、国土交通委、内閣委 大臣所信表明に対する一般質疑】

 大臣の所信表明演説と、副大臣らの平成26年度予算(案)説明に対する一般質疑が一斉に開かれました。

 政権交代ある二大政党政治で、民主党元大臣と自民党現大臣の対決が3つありました。まさに政権交代ある政治の果実が花開こうとしています。

松本剛明元外相vs岸田文雄外相「韓国政府の安重根英雄視許さず」で一致ーー衆外務委
 
 「3・11」の外相だった松本剛明さんが質問。

 「大臣は海外出張などでご多用の中、委員会に出席していただきありがとうございます。まず、安重根の記念館の問題を取り上げたいと思います。まず現状どのようになっていて、我が国の対応はどうなっているのか」

 「韓国で安重根記念館がつくられるなど、テロリストである安を英雄視、偶像化する動きをがある」としました。先月、ハルビンに「安重根義士記念館」がつくられるなど、日本の初代首相、伊藤博文を暗殺した安を偶像化するなど韓国政府の異常な対応が続いています。

[gooニュースから記事引用はじめ]

中国・ハルビン駅に「安重根義士記念館」オープン(聯合ニュース) – goo ニュース

 【ソウル聯合ニュース】韓国の独立運動家、安重根(アン・ジュングン)が初代韓国統監を務めた伊藤博文を暗殺した中国黒竜江省ハルビン駅で19日、「安重根義士記念館」の開館式が行われた。韓国外交部が発表した。同部当局者は「韓国政府はハルビン駅に安義士の記念館が開館したことを歓迎し高く評価する」と述べた。

[引用おわり]

 岸田文雄外相は「このたび安重根記念館が建設されたことは極めて残念であり遺憾なことです。安重根(ここから岸田外相はあんじゅんぐんと発音)に関する立場は、日本と韓国と中国で大きく異なっております。前々世紀の事件について、一方的な主張を繰り返すことが地域の安定につながるものではない」とし、日本政府としては「わが国の立場をねばり強く、説明しながら状況に対応していきたい」と答弁。

 松本元外相は「やはり、どのような主張があったかということについても私としては議論したいところではあるが、やはり手段として人を殺害するという手段を肯定するかのような主張について、我が国は関係諸国だけでなく、各国に議論すべきではないでしょうか。その点(殺害という手段)だけでもしっかりと説明していってもらいたい。パーソナルな問題ではないけれども、竹島にしても、既成事実を打破していくにはどうすればいいか。我が国の立場を明らかにしているだけでは変えられない既成事実をどう受け止めるか」と語りました。

 松本元外相は、安に暗殺された伊藤博文初代首相の孫の孫。

 この前日の衆・予算委では、石原信雄元官房副長官が「河野官房長官談話」の裏付けとなる「強制連行された従軍慰安婦と称する16名」の証言の裏を取っていなかったという衝撃的な事実が明らかになっています。

 松本さんは「そろそろ5月のゴールデンウィークに大臣がどこに行くか各省が予定を立てている時期だろうと思います。安倍首相は有意義な海外出張をするのは良いが、政府全体としての外遊先は昨年のゴールデンウィークに5人の大臣がアメリカに集中するなど縦割りの弊害がみられます。ぜひ外務省が調整して、アフリカ、アジアなども含めて、G20を意識したうえで、出張が集中する時期に政府全体して戦略を立てて、出張計画を練ってもらいたい」と指摘しました。

枝野幸男経済産業大臣原子力賠償大臣)vs茂木敏光経済産業大臣、引き継ぎをしっかりやると答弁ーー衆経済産業委

 枝野幸男さんは「私が経済産業大臣としてやり残したことについて聞きたい」と立ち上がりました。「原子力事故の賠償について、大臣は賠償機構に指導しているか」とただしました。茂木敏光現大臣は「2012年12月、枝野さんから大臣を引き継いだときに賠償と小さな企業の促進事業の2つをしっかりやってほしいと言われた」として、賠償に力をつくすと答弁しました。2人は日本新党初当選同期。 

安住淳財務大臣vs麻生太郎副総理・財務大臣社会保障における民主党バラマキ批判を麻生副総理が訂正ーー衆財務金融委

 財務金融委員会では、安住淳さんが、麻生太郎財務相(副総理、金融相兼務)と黒田東彦日本銀行総裁に質問しました。

 安住さんは「私は野党の議員になったから言えるが、こんなこと、G20(主要20か国財務相中央銀行総裁会議)で言ったら大変だが、大胆な金融緩和よりも財政再建が先ではないかと思う。」と語りました。

 安住さんは「消費税を3%から5%に引き上げるまでに、政治は12年もかかっている。その間(の1996年から2014年まで)に国の借金は(400兆円円から増えて)1000兆円を超えてしまった。安倍首相は第3の矢(成長戦略)が大事だと言っているが、法人税(の減税)を差し出すつもりではないか」と安倍自民党をけん制しました。

 そして、「麻生大臣は、民主党政権生活保護費はどれだけ下がったか知っていますか」と質問。麻生大臣が答弁資料を見つけられない状態になると、安住さんは「私から言いますが、下がったんじゃなくて上がったんですよ。自然増によって社会保障費が年30兆円を超えている。私も予算編成に携わったから、苦労は分かります麻生大臣、『民主党はバラマキだ』と批判したのは、少なくともこの分野に関しては訂正してください」と迫ると、麻生さんは「残念がら認めざるを得ない」と語り、社会保障分野に限って「民主党はバラマキだ」との批判を撤回する答弁を引き出しました。

公明党元大臣と自民党現大臣、ともに3党合意派が税制で意気投合ーー衆環境委

 このほか、公明党の斉藤鉄夫元環境大臣自民党石原伸晃環境大臣の対決が環境委員会でありました。

 斉藤さんは「みどりの贈与税を提案しているが、与党内でも自民党相続税贈与税に例外は認めないという考えが強くてなかなかうまくいかない」と質問すると、石原環境相は「私も党に帰ったらぜひ推進したいが、今は閣内なので、答弁はご容赦いただきたい」と応じました。民主党自民党公明党の責任3党による社会保障と税の一体改革で、斉藤さんは税制改正実務者、石原さんは野党幹事長をつとめました。

●現大臣vs元副大臣(次の大臣?)--衆国土交通委

 元大臣の「やり残したこと」も大事ですが、次の大臣(候補)の「予習」も大事です。

 野党筆頭理事の三日月大造元国土交通副大臣は、「福島の再生なくして日本の再生なし」との決意を冒頭に述べて、除染の質問からスタート。佐藤雄二・海上保安庁長官には「がんばってくださいね。はじめて現場出身の人に長官になってもらった」とエールを送りました。

 さらに自民党全国総合開発計画全総政治)のスローガン「国土の均衡ある発展」の限界について大枠の質問。太田昭宏・現国土交通大臣は「国土の均衡ある発展から転じて、コンパクトシティーとネットワークによる国造りが大事だ」と答弁。三日月さんは「人口減少は制約要件だけではない」としました。

 「大臣所信演説で『ストックの活用のための機能転換と廃止』という言葉を初めて聞いた。これは国が公共資本の撤去をすることもあるということなのか」とただすと、太田大臣は「計画していたものについても、戦略的に維持・管理更新するだけでなく、事業評価が必要。例えば、廃校が老人医療施設になるなどしており、機能の転換や撤去も必要になる」との考えを示しました。ただし太田大臣は「費用については個々の自治体の負担になる」と現状を示しました。

【同 衆・安全保障委員会

 小野寺五典防衛大臣所信表明演説武田良太防衛副大臣の平成26年度予算(案)説明がありました。

【同 衆・東日本大震災復興特別委員会】 

 根本匠興大臣の所信表明演説谷公一副大臣の平成26年度予算(案)説明がありました。

【同 衆・予算委員会

 山梨県と鹿児島県の2班に分かれ、地方公聴会が開かれました。これに先立ち被災農家の視察がありました。 

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