
[画像]イブキングこと伊吹文明衆議院議長、黒ネクタイは桂宮宜仁親王殿下のご薨去への哀悼の念と思われる、2014年6月13日(金)、衆議院インターネット審議中継からスクリーンショット。
【2014年6月13日(金)衆議院本会議】
会期末前週最後の衆議院本会議が開かれました。
4つの条約の承認案件(日本とUAE、スウェーデン、英との租税条約の改定と日本オマーン国租税協定の新規締結、186条約15~18号)が承認され、両院承認となりました。午前中の参議院本会議とあわせて、今国会に提出されたすべての条約承認案件が審査を終えました。衆参ねじれ、国会で修正をかけられない日本国会のルールにより、不正常な条約審査の時代が、およそ8年ぶりぐらいで、正常化されました。
順調な国会運営で閣法の上程はなし。委員会に残るのはテロ対策の金銭提供禁止法と、参議院先議の労働安全衛生法改正案。そして、未付託の労働者派遣法改正案の3本だけとなりました。このうち、安衛法は来週成立します。
きょうの7本の衆法(衆議院議員立法)が議題となりました。
学校司書を初めて法制化する「学校図書館法改正案」(186衆法33号)は全会一致で可決し、参議院へ。参では超大型議題の教育委員会改革法が成立し、大学ガバナンス法案を審議中ですが、会期末までに可決し、成立する見通し。
サイバーセキュリティー基本法案(186衆法35号)は賛成多数で可決し、参院へ。参院では、原子力規制委員会設置法の改正案を審議しており、会期内成立は予断を許さない状況。
建築士法改正案(186衆法36号)も可決し、参院へ。 参では閣法のマンション建て替え特別措置法改正案が審議入りしたばかりですが、会期末には成立する見通し。
内水面漁業振興法案(186衆法37号)も可決し、参院へ。参では大型法案「農政改革2法」がきょう成立し、すでに特定農林水産物の名称保護法案が審議入りしています。日程には若干の余裕があるものの、農政改革2法の審議で与野党の対立が深まっており、成立は確実視できない状況。
特定行政書士を新設する行政書士法改正案(186衆法39号)は、賛成多数で可決。参では放送法・電波法改正案を審議中。ふたたびNHK会長が答弁に立つ状況ですが、そこで問題がなければ、会期内に成立する見通し。
そして、特定秘密保護法附則10条にもとづく衆議院情報監視審査会の議案が可決しました。
国会法改正案(186衆法27号)は可決し、参議院に送られました。民主党対案(186衆法32号)は否決されました。
改正衆議院規則(186規則2号)は、委員会の審議で修正(懲罰動議を削除)して、修正可決し、衆議院規則は改正されました。
衆議院情報監視審査会規程(186規程1号)も、議運の審議を反映した修正で可決しました。ちなみに、両院協議会規程や、衆議院政治倫理審査会規程は、できたときからいまだに改正されたことがありません。審査会規程も、適宜見直していってほしいと考えます。
参議院での規則改正、審査会規程は来週に参議運で出る見通しですが、審査の行方は不透明です。
ところで、「秘密会」ですが、太平洋戦争中に衆議院で秘密会は何度開かれたかご存知でしょうか。衆議院外務委員会では秘密会はゼロ。衆議院議院運営委員会では、「議員赤尾敏君懲罰動議に関する件」で、秘密会が開かれています。秘密会はこの「議員の身分に関する件」で秘密会が開かれていますが、外務委では太平洋戦争後、秘密会は開かれませんでした。このように、政府が国会をホントウニ蔑ろにした場合は、秘密会すらありません。またわが国では、秘密会の議事録はすべて取られています。非公開ですが、議事録は作成されています。おそらく世界の議会で日本の帝国議会・国会だけでしょう。秘密会も使いようです。ただ、国会法と情監審査会規程は適宜、見直していくべきです。






