第192回秋の臨時国会は、残り会期が26日間となりました。
きょう平成28年2016年11月4日(金)の衆議院本会議で、8法案・1条約承認案が処理される見通しでしたが、TPP採決をめぐる混乱で、流会となり、週をまたぐこととなりました。
衆議院で可決し、参議院に送られた法案は、補正予算とその関連法律を除くと、7本にとどまっています。7本の付託委員会は、内閣から別の法案が衆に提出されていることから、参での各委員会の審査日程は綱渡りになりそうです。
ここで、きょう4日、一部報道で、「日米ACSA(アクサ)物品役務相互流通協定条約の承認を求めるの件」(192条約2号)の今国会での承認・批准・発効を政府・自民党が急がない、との報道がありました。衆議院外務委員会はすでにパリ協定(192条約1号参先議)を議了し、本会議に上程しました。
日米ACSAは、存立危機事態、重要影響事態、国際平和共同対処事態などで、地理的概念なく、日本自衛隊が米軍に、弾薬を提供するときなどの、決済の在り方などを定めた条約です。現在も同じ名前の条約がありますが、新条約が、国会で承認された日に発効し、現条約から切り替わる手はずになっています。
おととし7月1日の閣議決定、昨年4月の日米ガイドライン・米議会演説、9月の平和安全法制に次いで、日本自衛隊が地球の裏側で米軍の集団的自衛権の発動で、弾薬を提供し、武器を運搬する手続きの最終形となるものです。
衆参単独過半数の国会で、野党・民進党、日本共産党がTPPの徹底審議を求める中、自民党の竹下亘国会対策委員長が野党に配慮した国会運営をしていることから、やや野党ペースの国会となってきました。
参議院側では、橋下聖子参議院自民党会長が自らの就任記者会見で「軽量級」と語っていることから、会期末攻防で、参・野党の顔を立てるという戦術はあまりとらない可能性も高く、衆院段階での抵抗が、参院での法案成立段階でどうなるかが今後注視していきたいところです。
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