
[写真]岡田克也さん、2015年4月、議員会館、筆者・宮崎信行撮影。
野党・民進党常任顧問の岡田克也さん(昭和51年通商産業省入省)は、2017年5月25日(木)、同日の週刊文春・朝日新聞などでの、前文部科学事務次官の証言に関して、財務省、内閣府、文部科学省の良識ある官僚は、語るべきだ、とメールマガジンで促しました。
事件の舞台となっている、愛媛県今治市は、岡田さんの、義理の兄の、村上誠一郎衆議院議員の選挙区であり、選挙区内でも事務所がある本拠地。岡田さんは、村上さんが当事者ではないことを確認したうえで発信していると思われます。
岡田さんは、「前次官の発言は、霞が関の最後の良識が示されたと思います」と評価しました。
「総理自身が、直接、加計学園の獣医学部新設に、指示を出したかどうかはともかくとして、少なくともそういった意向を忖度した内閣府が、文科省に「総理のご意向」として伝えたということになります」とし、官僚のせいではなく、安倍首相のせい(総理のご意向)だとの認識を強調。
「獣医学部の新設が、国家戦略特区の名のもとに急遽認められ、加計学園しか手を挙げるところがないという状況が、大きな力が働いて作り出されたのではないかとの疑問に対して、ますます疑惑が深まったことになります」とし、安倍首相に説明を求めました。
岡田さんは、内閣府大臣(副総理兼務)として、5年前の認定こども園法や消費税改正法などで仕事をした、文科省、財務省の官僚らについて、「許認可にあたっては、公正でなければならないと考える文部科学省の官僚たち、そして財政健全化のために、国有地を安く売却することなどは、絶対あってはならないと考えている財務省の官僚たち。良識ある官僚たちからみれば、今回の2つの事件は、許せない」と慮りました。
そして、「当時の財務省、文部科学省、内閣府の責任者たちは、本当のことを話す決断を求められていると思います。そうでなければ、霞が関に対する国民の信頼は地に落ちてしまいます」と強い正義感とわずかな勇気をもって発信するよう、背中を押しました。
○前文科次官の証言─霞が関最後の良識、責任者たちは真実を話す決断を
愛媛の国家戦略特区に、加計学園が獣医学部を申請する計画に関し、「総
理のご意向」などと書かれた文書について、前文部科学次官が「文書は事
実である」ということを語られました。
前次官の発言が事実だとすると、総理自身が、直接、加計学園の獣医学部
新設に、指示を出したかどうかはともかくとして、少なくともそういった
意向を忖度した内閣府が、文科省に「総理のご意向」として伝えたという
ことになります。
獣医学部の新設が、国家戦略特区の名のもとに急遽認められ、しかも、す
でに獣医学部がある地域は除かれることで、ライバルの京都産業大学の計
画が没になり、結果的に、加計学園しか手を挙げるところがないという状
況が、大きな力が働いて作り出されたのではないかとの疑問に対して、ま
すます疑惑が深まったことになります。安倍総理をはじめ、政府は、この
ことについて、明確に説明することが求められます。
今回の前次官の発言は、霞が関の最後の良識が示されたと思います。森友
学園の問題も含めて、本来考えられないことが起きています。文部科学省
や財務省が国会で苦しい答弁を続けています。
許認可にあたっては、公正でなければならないと考える文部科学省の官僚
たち、そして財政健全化のために、国有地を安く売却することなどは、絶
対あってはならないと考えている財務省の官僚たち。良識ある官僚たちか
らみれば、今回の2つの事件は、許せないという思いで、国会での総理や
大臣、局長の答弁を聞いていたのではないでしょうか。
前文部科学次官だけではなくて、森友学園、加計学園それぞれに関わった、
当時の財務省、文部科学省、内閣府の責任者たちは、本当のことを話す決
断を求められていると思います。そうでなければ、霞が関に対する国民の
信頼は地に落ちてしまいます。
[全文引用おわり]







