厚労省「廃案4法案」うち「旅館業法改正案」のみ再提出 第195回特別国会 水道法改正案は来年か?

  • 2017-11-20
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[写真]厚生労働省、2015年7月、筆者・宮崎信行撮影。

 「旅館業法改正案」(195閣法7号)が、先週金曜日(平成29年2017年11月17日)に提出されました。

 これは先の通常国会に提出した「旅館業法改正案」(193閣法50号)と同内容。193閣法50号は、3月7日(火)に提出され、審議されないまま、6月9日(金)に「継続審議」が自公民共維の全会一致で決定。その次の臨時国会では、冒頭解散となり、完全に廃案となっていました。この法案は(1)旅館・ホテル業と業態を1つにまとめる(2)違法民泊の罰金引き上げ(3)暴排条項を追加ーーの3点で、今回の法案は同内容のもので、実質「再提出」といえます。

 先の通常国会で成立した「住宅宿泊事業法」(民泊新法)は、来年、平成30年2018年6月15日(金)に施行すると、ライバルの国土交通省及び観光庁はすでに政令閣議決定・官報告示しています。

 これを追いかける格好で、厚労省警察庁などが法案提出前の交渉で難航した、旅館業法改正案の早期成立を図ることになります。今国会は、来月9日までの残り3週間ですが、成立する公算が高いとみられます。

 一方、同じく、通常国会で「閉会中審査」(当ブログの表現は通例「審議未了廃案」)となりながら、臨時国会召集日に解散となり、法律用語上も「廃案」となった、厚労省執筆の他の3法案。「労働基準法改正案いわゆる残業代ゼロ法案」(189閣法69号、おととし27年4月3日金提出)、「水道法改正案」(193閣法49号)、「精神保健福祉法改正案」(193閣法34号参先議)の扱い。おそらく、残業代ゼロ法案は「働き方改革関連法案」に盛り込まれ、与野党対決となるでしょう。水道法改正案も、既に、宮城県内の企業団や、奈良市水道局が期待していますので、再提出され、新自由主義反対派との国会内外での闘争が予想されます。一方、精神保健福祉法改正案は問題点も多く、省としてもやまゆり園事件で立法事実として出さざるを得なかった面もありますから、今次改正法案の再提出はないかもしれません。

 来年の通常国会では、生活保護法改正案もありますので、働き方改革関連法案と、相変わらず厚生労働委員会与野党対決型になることはさけられそうもありません。ここ、十数年間、与野党が激突を繰り返してきたる厚労委員会は、理事会の前さばきは別として、委員会はようやく落ち着きつつありますので、そろそろ、与野党がじっくり審議する方向性になってほしいものです。

このエントリーの本文記事は以上です。
(C)2017年、宮崎信行。

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Miyazaki Nobuyuki 

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