- 2020-5-26
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- 【5/26】森法相「黒川弘務辞任」でも厳しい状況続く、安住淳国対委員長「検察庁法案の取り扱いをあすまで回答しなければ審議拒否も辞さず」 はコメントを受け付けていません
1月・2月のあと、いったん収まっていた黒川弘務案件ですが、ツイッターデモで風向きが変わり、検察庁法改正案の審議が紛糾し、週刊文春「賭けマージャン」報道で、黒川検事長辞任となりました。週が明けましたが森まさ子法相の答弁の不安定さに拍車がかかった印象でした。野党が総攻撃をしかけつつあります。
まずきのうの件です。森山裕、安住淳国対委員長が会談。安住さんが「国家公務員法・検察庁法改正案」(201閣法52号)の取り扱いを明示しないと、定例ではあす水曜日午前9時の衆議院内閣委員会の開催に応じず、審議拒否もありうるとしました。この時期では異例の展開ですが、第2次補正予算案の提出をひかえていますので、森山委員長は異例の早い段階で、なんらかの回答が必要が思われます。
また、女子プロレスラーの木村花さんが、さる23日自さつし、出演していた「テラスハウス」をめぐるSNSでの嫌がらせ日平均100件が影響していたことがほぼ断定的に報じられていることから、与野党での法改正も含めた必要性でも一致しました。この件は、けさの高市早苗総務大臣の閣議後記者会見でも制度改正の必要性を強調する動きにつながっています。自さつ者が出てから動くのが日本流というところです。
【衆議院法務委員会 きょう令和2年2020年5月26日(火)】
【参議院法務委員会 同日】
審査中の法案を脇に置いて、検察庁問題に関して集中審議になりました。衆議院では、野党共同会派の階猛さんが、「信頼を失った原因はなにか」と問うと、森法相は「けさ設置した刷新会議などで信頼回復に努めていく」とかみ合わない答弁。原因を問う階さんに、対策を話す森法相ですが、どうも、森さんは本当に混乱している気配でした。
参議院でも集中砲火。共同通信が報じたところでは、法務省が懲戒を主張したのに、官邸が訓告に押しとどめたとの話もあります。真偽は不明ですが、鈴木宗男さんは省内に大臣に不満を持つ官僚・検察官がいるのではないかと指摘。同時刻の、参議院厚生労働委員会の安倍晋三首相の対する法案質疑でも、検察庁問題一色となりました。
重要広範議案3本目の「年金改正法案」(201閣法34号)。3階建て審議となり、神野直彦教授らへの参考人質疑、加藤勝信厚労相らへの質疑、総理入り質疑。採決は次回以降。先週は内閣委員会で「前大臣」として質問した自民党の片山さつきさんがきょうの総理入り質疑に登場する異例の展開となりました。片山さんはサブストリームの印象が強かったのですが、参議院自民党のメーンストリームに入りつつあるようです。片山さんは首相に「私は東京都連の役員もやっていまして、公明党さんともよく話すのですが、地方創生交付金が東京都には100億円しか入らなかった」とし、第2次補正予算案(未提出)での積み増しを求めました。
【参議院経済産業委員会 同日】
【参議院国土交通委員会 同日】
国民民主党が委員長ポストを持つ2つの委員会では、共産党が単独で修正案を出す珍しい展開がありました。
経済産業委では、「5G促進法案」(201閣法22号)「GAFAをデジタルプラットフォーマーとして定義づける法案」(201閣法23号)各々に対して、共産党の岩淵友さんが修正案を提出。「5Gは賛同するが安全保障上の懸念がある」などとしました。採決の結果は、201閣法22号は政府原案に共産党反対、自公立国社など賛成、201閣法23号は政府原案に共産党を含む全党賛成の全会一致。政府原案通りに可決すべきだとの礒崎哲史委員長の報告があすの本会議でなされ、成立するはこび。
国土交通委員会でも、「持続可能なバス交通法案」(201閣法20号)に対して共産党単独の修正案が出ました。修正案の採決は共産党以外には広がらず。政府原案の採決では、共産党反対、自公立国社など賛成多数で可決し、あすの本会議に田名部匡代委員長が報告して成立するはこびとなりました。
【衆議院本会議 同日】
委員会審査を終えた「上り法案」の採決だけがありました。
「著作権法改正案」(201閣法49号)は全会一致で可決し、参議院に送られました。法案提出が難航した「リーチサイト規制」なども今国会で成立へ。
「サブリース規制を含む、賃貸住宅管理業務等適正化法案」(201閣法44号)も全会一致で可決し、参議院へ。
条約承認案6件。「日本スウェーデン社会保障協定」(201条約12号)「日本フィンランド社会保障協定」(201条約13号)「日本ベトナム受刑者移送協定」(201条約14号)「専門機関の特権・免除に関する条約の付属書18」(201条約15号)「国際獣疫事務所東京事務所の特権・免除に関する日本政府との協定」(201条約16号)はすべて全会一致で承認され、参議院に送られました。条約はすべて衆議院を通過しましたが「締結と国会提出の時期を意図的に入れ替えている」との昨秋来の釘が、岡田克也元外相からもさされました。
「電気事業法改正案」(201閣法26号)は共反対、自公などの賛成多数で可決し、参議院に送られました。
「社会福祉法など改正案」(201閣法43号)は立国社共反対、自公など賛成多数で可決し、参議院に送られました。本会議で趣旨説明と代表質問がなされた野党提出の3法案(201衆法11、12、13号)は委員会で採決されていないため本会議には上程されず、委員会にとどまったまま会期末を迎えると思われます。
●森林組合法改正案が審議入り
参議院から回ってきた「森林組合法改正案」(201閣法45号参先議)が江藤拓農相から趣旨説明され、散会しました。6日前当サイト既報の通り、「種苗法改正案」(201閣法37号)は今国会で審議されない見通し。
【衆議院総務委員会 同日】
「聴覚障害者の電話リレーサービス法案」(201閣法27号)。憲法審筆頭幹事もつとめる立憲民主党の山花郁夫さんが修正案を提出。採決の結果、全会一致で修正すべきだと決まりました。今国会での全党修正は2本目。修正案の内容は「大臣が基本施策を定めるときは当事者の声を聞くべきだ」という趣旨の短い理念的な追加にとどまるようです。なお、この審議は、全員マスクをして行われました。聴覚障害者の当事者が中継を見る際は、リップリーディング読唇術をしずらいのではないかと疑問に思いましたが、事前の整理があったのでしょうか。
【参議院外交防衛員会 同日】
条約承認案6本。「日本アルゼンチン、ウルグアイ、ペルー、ジャマイカ、ウズベキスタン、モロッコ各々との租税協定」(201条約6、7、8、9、10、11号)が共反対、自公立国社維などの賛成多数で承認すべきだと決まりました。あすの本会議で両院承認のはこび。
「ツムツム」こと国民民主党の津村啓介さんが委員長。竹本直一科技相の昇進的なあいさつがありました。この後、昨秋の、立憲民主党の早稲田夕季さんに対する政府の答弁に問題があったとの理事会での協議事項が発表されました。官邸官僚の和泉洋人さんと、その当時厚労省と内閣官房の審議官を兼ねていた女性の医系技官が、山中伸弥教授と3人で会い、予算を切ると脅して締め上げた問題。iPS貯蔵事業に関して、政府の答弁と山中教授の記者会見に齟齬があるとしました。竹本大臣は「研究者へのリスペクトをもって担当大臣として指導していく」と発言しました。次回は28日(水)午後1時30分から一般質疑があると思います。なお、今国会では「科学技術基本法及び内閣府設置法などを改正する法律案」(201閣法47号)が提出されていますが、補正審議もあり、成立はあり得ない情勢で秋に継続する見通しです。
【参議院財政金融委員会 同日】
日銀法54条1項に基づく通貨及び金融の調節に関する説明とそれに対する質疑がありました。コロナ禍でほとんど企業倒産は無く日銀はよくがんばっています。
●衆議院経済産業委員会理事懇談会 同日
法案が2本ある経産委の理事懇があり、あす午前9時から委員会を開くことにしました。
●衆議院内閣委員会理事懇談会 同日
上述の通り、前日の与野国対委員長会談で、自民党から法案の扱いの回答を得ることにしており、回答次第で野党は衆参とも審議拒否のかまえ。
●参議院環境委員会は「大気汚染防止法改正案」(201閣法51号)を審議していますが、ソーシャルディスタンスのためきょうは開催されませんでした。前回は第一委員会室で開かれました。
●参議院内閣、総務、文教科学、農林水産の各委員会も開催されませんでした。
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Ⓒ2020年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki






