
参議院は2013年12月7日(土)の本会議で橋本雅史(はしもと・まさふみ)事務総長の勇退を全会一致で認めました。空席となった事務総長の選挙は、山崎議長が指名することとなり、参議院事務総長に中村剛(なかむら・たけし)事務次長を選出しました。中村さんは橋本さんが事務総長になった2010年12月から事務次長を務めてきました。
中村剛・第18代参議院事務総長は、1952年(昭和27年)東京都千代田区生まれの61歳。早稲田大学大学院を卒業し、昭和53年(1978年)、参議院入局。憲法審査会事務局総務課長、庶務部会計課長、委員部議院運営課長、委員部副部長、警務部長、管理部長、委員部長を経て、事務総長。
中村さんは本会議をつかさどる議事部長の経験はありませんが、議運委を担当する委員部議運課長を務めています。政権交代で委員部長となり、さらに事務次長として与野党異なる方向の衆参ねじれを切り抜けました。ねじれ解消直後の最初の本会議となった2013年8月2日(金)の副議長選挙で、投票総数が定数を1上回るという珍事が起きました。自らリーダーシップをとり、自民党の岡田議運筆頭理事らと、休憩せずに、再投票するという「危機管理」を見せました。
事務総長と言えば、押しボタン投票の結果を本会議場に表示させるスイッチを押す、という重要な役回りがあります。昔に比べれば不正常な本会議ははるかに少なくなりましたが、それでも、特定秘密保護法案をめぐる嵐の気配の中での就任となりました。
当ブログをはじめてから、川村良典さん、小幡幹雄さん、橋本雅史さん、中村剛さんと早くも4人目の参議院事務総長となります。
議会官僚の真価が問われる、中村時代の幕開けです。

[画像]満場一致の万雷の拍手の中、事務総長席を去る、橋本雅史・第17代事務総長、2013年12月7日(土)午前0時半、参議院インターネット審議中継からキャプチャ。

[画像]重責への緊張感のなか、事務総長席につく、中村剛・第18代参議院事務総長、2013年12月7日(土)午前0時半。







