
【2013年11月20日(水) 衆議院法務委員会】
民主党・みんなの党の修正案をめぐって公明党が賛成し、自民党が反対するという自公の賛否が分かれる場面がありました。特定秘密保護法制や軽減税率をめぐって、公明党が自民党と距離を取り出したともいえそうです。
民法(明治29年)900条第4項の「ただし、嫡出でない子の相続分は、嫡出であるこの2分の1とし」を削除する「民法改正法案」(185閣法20号)がやっと可決しました。
昨日19日(火)の政府原案質疑終局後に、民主党の階猛・野党側筆頭理事が修正案(民主党・みんなの党共同提出)の趣旨説明をしました。修正案は、民法改正に加えて、戸籍法も改正するというもの。「婚外子差別規定」と「出生届の記載欄」の2つを削除する内容です。

[画像]民法改正法案の政府案に対する修正案を趣旨説明する階猛さん、きのう2013年11月19日(火)、衆議院法務委員会。
あくるきょうは、政府案と修正案両方の質疑になり、民主党の郡和子さんが、「最高裁判所が憲法14条1項「法の下の平等」に反する、と大法廷判決を出してからも、原告も含めた婚外子に対して、国会議員からも差別的な発言が出たのは残念だった」としました。この法案の審議では自民党1期生議員から「ふだん我が党の部会は1時間程度だが、この法案の法務部会3時間にわたって議論が白熱した」との発言がありました。また、報道では「妾の子」「不倫が増える」という発言も、非公開の自民党部会で発言があったようです。
この後、両案とも質疑終局。
まず、修正案を採決しました。
ここで、緑丸=筆者加筆=の公明党の遠山清彦理事と、中野洋昌委員が立ちました。自民党は座ったまま。

カメラが右にスクロールすると、赤丸の民主党の階猛理事、郡和子委員、田嶋要委員、横路孝弘委員、橙丸のみんなの党椎名毅委員がたちました。
ごらんのように、階さん、郡さん、田嶋さん、横路さんは、公明党を見ながら「おおっ!」という表情で、郡さんは思わず拍手。
これにより、修正案は、民主党、公明党、みんなの党の賛成、自民党、維新の反対で否決されました。
そこで、政府原案が採決され、自民党、民主党、公明党、維新、みんなの党の賛成多数で可決しました。この委員会には無所属が2人いるので、反対したのかもしれません。
それにしても、最高裁大法廷が「憲法違反だ」と確定した。しかも15人の賛成、もちろん裁判官8人でも15人でも法的効果は変わりはありませんが、「国会は国権の最高機関だ」「最高裁もたまには間違う」と平然という自民党議員には驚きます。ただまあ、法務部会は非公開なので、よく分かりません。
参・法務委では「自動車運転過失処罰強化法」がきょう本会議で可決・成立しました。今国会中での民法改正法案の成立も確実。相続の問題ではなく、婚外子の差別を明記する表現が法律からなくなるのがよかったです。
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