
けさの読売1面トップに「高校授業料無償化を巡り、子どもが私立高に通う世帯に年間最大で39万6000円が支給されている就学支援金について、2026年度から最大45万円程度に引き上げる方向で調整に入った。石破首相が17日の衆院予算委員会の答弁で、こうした意向を明らかにする見通しだ」とあり、これに振り回された印象です。
首相が立、維、国に答弁でサービスするのかと思いましたが、石破茂首相の答弁は野田佳彦さんに対する「3党の政調会長の議論の行方を注視する」につきます。たしかに、石破官邸が自公の政調会長を飛び越えて答弁できるわけがありません。
【衆議院予算委員会 きょう令和7年2025年2月17日(月)】
「令和7年度予算案」11日目。そのうち集中審議は1本目です。「我が国を取り巻く外交・安全保障問題等」。
立憲の野田佳彦代表は「先週金曜日に3・7兆円の修正予算のフレームを示した」と語り、高額療養費の見直し凍結を迫りましたが、首相は12ヶ月のうち3ヶ月で上限を達した人の負担を軽減する「多数回該当の見直し」は完全凍結することだけ明言しました。厚労省の案の撤回です。大西健介税調会長は先週金曜日に審議入りした「所得税法改正案」(217閣法1号)について対案を出して、ガソリン税のいわゆる暫定税率部分(リッター25円)を廃止させるとしました。
維新の前原誠司国会議員団長と石破首相の両者は「きょねんの私立高校の授業料の平均が45・7万円だ」との基準を示し検討を始めるとしました。高校授業料無償化を来年度に先送りするゼロ回答となりました。前原さんは骨太の方針(参院選の前か後かは不詳)に盛り込んでほしいと懇願しました。
国民民主党の衆は64%が当選1回生ですが、丹野みどりさんが登場(関連記事)。愛知県生まれ、名大卒、CBCアナウンサーとして夕方6時のテレビニュースを週2・3回20年間担当し、自らの名を冠したラジオ番組も持っていたそうです。愛知11区で相対的得票率56・9%の圧勝で初当選しました。蛇足ですが、経団連(本部・東京)の副会長レースで豊田会長が選外だったのに佐藤社長が内定したと新聞で報じられています。丹野さんは金融リテラシーの義務教育を主張しました。
れいわ新選組は先週金曜日の当ニュースサイトでお伝えした部分の本会議質問演説の切り抜きがバズっている、高井崇志さんが連投。衆で9議席になった今も、山本太郎代表が単独で監督していると思われます。いくつかのきっかけが絡み合い「ザイム真理教」の陰謀論が現実味を帯びた影響力がある理論だとして各方面に急拡大するモメンタム(時の運)となっています。
高井さんは「我が国の保有資金、つまり支払い能力は、国・企業・家計・政府を合わせた金融資産は9895兆円、もう約1京円ですよ。対外純資産は471兆円、世界ナンバーワンの資産大国ですよ」「日本が財政破綻する確率がゼロに近いのがよくわかります。だからね、日本は国債まだまだこれ発行できるんですよ」と述べました。
安住淳予算委員長が「まもなく時間が参りますので簡潔にお願いします」と口を挟んだ後に、首相が答弁し「日本が海外に持っております純資産あるいは個人の資産。このようなものあてにしてこれから先もどんどん国債を出していっていい」というわけではない、という趣旨の答弁で防戦しました。
日本共産党委員長の田村智子さんの人気がなかなか上がりませんが、先週の本会議の訪米帰朝報告に続き、きょうの外交・安保集中審議も志位和夫議長が登場しました。
中央公聴会の日程の議決は先送りされました。
【衆議院政治改革特別委員会理事懇談会】
3月31日までとされた政治改革法の再協議のプロセス。政治資金監視委員会設置法が、プログラム法で予算・人員の裏付けがないことからこの制度設計も必要になります。あすは委員会を開き、総務大臣から第50回衆院選の結果に関する政府報告を聞くことになりました。
【天皇の退位等に関する皇室典範特例法案に対する附帯決議に基づく政府における検討結果の報告を受けた立法府の対応に関する全体会議】
衆議院議長公邸で開かれました。皇嗣・秋篠宮殿下の住居をめぐって紀子妃殿下の評判が下がり、悠仁親王殿下の4月からの筑波大学ご進学に関しても皇室の評判が下がりかねない報道やSNSの反応が多く、皇室の評判が下がりかねない不安定な世論となりつつあります。
【参議院】
予算委員会は委員派遣で熊本、福岡両県を視察。このしくみは衆側にはありません。それ以外の会議はありませんでした。あさっては参・政倫審があり、石川の宮本周司さん、山田宏さんが弁明して質問を受けることになりました。
●あすの衆議院本会議で「地方税法改正案」(217閣法2号)が審議入りしますが、ことしも重要広範議案4本の指定から外れたのでの、首相は答弁しないと思います。財務金融委員会で「所得税法改正案」(217閣法1号)が審議入りし、「103万円の壁」が法案に盛り込まれていることから、例年以上に注目を浴びることになりました。
●先週金曜日の閣議
法案8本(217閣法15号ないし22号)が決定し、衆に提出されました。このうち、「年金法改正案」(3月上旬提出)をかかえる厚生労働で、「薬機法改正案」(217閣法15号)と「医療法改正案」(217閣法21号)が決定されました。15号は、小林加工・日医工廃業につながったジェネリック医薬品メーカーの供給能力、トー横キッズの「オーバードーズ(OD)」を立法事実とする改正条項があります。21号は、きょねんの武見敬三大臣(現・参自会長)が、唐突に聞こえなくもない発言だった「知事が指定する重点的に医師を確保すべき区域」を新設する医師の地域偏在の解消の法定事項が入っています。文部科学所管の医学部の地域ごとの入学定員から数十年遅れた厚生労働所管にも全国統一でない思想が入ってきます。
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