
先々月6月に中間とりまとめがあり、来年2月ごろに国会提出されるとみられる「食料・農業・農村基本法改正案」に向けた農林水産省審議会の最終答申が、来月9月中旬という異様に早いタイミングとなる可能性が出てきました。
野村哲郎農相がきのう2023年8月29日に語ったことが、閣議後会見のYouTube動画で確認できます。
「この審議会の最終答申の取りまとめというのが、おおよそ9月の半ばぐらいになるのではないかということでまだ日程ははっきりしておりませんが、この辺までには何とかとりまとめたいということで事務方の方で整理をさせていただいています」
と話しています。
ちなみに、同省のホームページの文字版で農相の発言は、
「この審議会の最終答申の取りまとめというのが、まだ日程ははっきりしていませんが、この辺までには何とか取りまとめたいということで、事務方で整理をさせていただいています」
とあります。
「9月の半ば」を落とす意図的な改竄を農水省がしたようです。
ま、たまたま気づいたので、このような書き方をしました。この件は、ここまでにしましょう。
それはさておき、来月9月半ばに最終答申を出してしまい、その後は、森山裕さんら自民党農林水産族が100日程度揉んでから、法案を出すというはこびになりそうで、野党不在の国会の空洞化で基本法改正が進みそうです。
6月の中間とりまとめに対する省への意見として農相は(1)適正な価格形成に向けた食料システム全体でのしくみ(2)物流の効率化(3)人口減少下における農地・農業インフラの維持ーーだったと会見で語りました。
一方、立憲民主党の「NC(泉次の内閣)」も6月に中間とりまとめを出しました。これに基づき、金子恵美NC農相、田名部匡代・座長、徳永エリさんらたまたま女性中心の「農林水産キャラバン」も全国を回っており、7月27日の岡山県を皮切りに、きょう8月30日には、京都府の日本海側の福知山市、舞鶴市の2会場で「車座集会」を開きます。同党の機関紙は、、岡山県・北海道の会合で、行政から「高収益作物への転換や6次産業化を進めている」農業者から「今の収入では息子に継がせられない」との声が出たと報じています。私は「1営農者辺り現金収入を一定以上にすれば続けられる」という自民農政の思想が優れていると考えています。
なお、「食料・農業・農村基本法改正案」では、「有事の増産の要請に応じた農業者には補助金を出す」という趣旨の条項が入る見込みです。基本法と別に、「有事の増産命令を出せる新法」も準備されているようで、骨太の国会審議が期待されます。
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