
先月21日に国会が閉会してから1か月以上たち、野党にとっては100日前後の長い夏休みとなりましたが、立憲民主党は「国対ヒアリング」のYouTube生配信を復活させ、「マイナ保険証問題」に関する他の野党にできない「理詰めで自民のイメージを下げる」戦術を展開しています。
政権と河野太郎大臣の足元を揺るがすマイナ保険証問題。立憲民主党はあす2023年7月25日(火)の午後2時半から「第6回 立憲民主党「マイナ保険証」国対ヒアリング」を開き、YouTubeとツイキャスで生配信する、と発表しました。あさっては参議院特別委員会の閉会中審査があります。
同党は「マイナ保険証」国対ヒアを、通常国会最終盤の6月15日の「第2回」から生配信。それ以前は、去年11月の「第25回統一教会」が最後でした。
統一教会は立憲、共産、令和、社民の各党でしたが、「マイナ」は立憲単独。もともと、旧立憲のもと、役所から合同で話を聞く目的が始まった「国対ヒア」ですが、野党政局とともに性格が変わり、今後は、立憲が単独で開き、同じような会合を開く能力がない維新などとの差別化を図りつつ、「政権担当能力をいかして役所と理詰めで話し合いながら、政権のイメージを下げる」戦術に自信を持っているとみられます。
いわばコカ・コーラや、ポカリスエットの15秒のTVCMを見て得たさわやかなイメージを、多くの日本人が夏になるたびに共有しているのとは違い、60分間の理詰めコンテンツでイメージアップをはかる「政策オタク」「サークル感覚」の旧民主党(2020年9月解党)のノリをそれとなく復活させるプログラムです。
同党は新規採用を増やしており、政調の職員も増強していますが、2017年以降の経緯で、中堅実力派を国対、ベテランを選対に集めた経緯から、政策ができる国対関係者が多い傾向があるため、国対と政調、参国対の軋轢はなく、この方針を、ことしの夏休みはとりつづけるとみられます。
「桜を見る会野党合同ヒア」では、田村智子・共産党副委員長が「スター議員」となりましたが、田村さんを含めた共産党の議員団、幹部会からはとくに批判などは出ていないとみられます。
以上です。
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