
覚えていますか? 1995年当時、1ドルは80円でした。今は1ドルは120円です。単純にいうと、世界に占める日本の(相対的な)経済力(国力)は3分の2になりました。
なぜでしょう?
最大の理由はEU諸国、中東など産油国、中国、ロシアなどの経済力が伸びたからです。
が、この間、日本経済は絶対的にも年率わずか1―2%しか成長しませんでした。
まして給与所得者の給料は9年平均で減少しています。
なぜ日本は元気がなくなったのでしょうか?
それはすべて自民党(自由民主党、LDP)のせいです。
これに反論したい方はどうぞ反論してください。
【では、なぜいまだに自民党が支持されるのか?】
※ここから先は、地方にお住まいの方や、地方出身で三大都市圏にお住まいの方にとっては血圧が上がりそうなことを書きますから、読まないでください。
地方では、いまだに自民党(LDP)がステータス・シンボル(社会的地位の象徴)なのが現状です。
羽振りの良かったあの社長は自民党県会議員の後援会長
銀縁メガネの似合うあの“セレブ”な奥さんは後援会婦人部長
オヤジと親戚の本家のおじさんは会うなり自民党の選挙の話
お金持ちは総じて自民党です。
一方で、
工場の煙と灰を友にするおじさんはハチマキ巻いて
「日本社会党」(JSP、後にSDPJ)の旗を立て、
歴史の授業で反戦を唱えるループタイのイマイチ教師は高校を出たら赤旗配り ※赤旗=日本共産党(JSP)の機関紙「しんぶん赤旗」
なりたくない未来には、いつも社共がいました。
長年、日本型タテ社会、ムラ社会の中でよく見られた光景です。
【団塊ジュニアがイチから発想が違うわけ】
私が初めて海外に行ったのは、14歳の時です。
団塊ジュニアには、親の仕事で小学生の頃から、タイ、米国など海外に住んでいたという人はたくさんいます。
日本では長年、「や~い、や~い、帰国子女!」「帰国子女は入試が楽で良いねえ」といじめられてきましたが、30歳代半ばになって見回してみると、いじめられていた帰国子女の方が出世している傾向があるようです。
そして「GとY」「HとT」の野球帽をかぶっていたいじめっ子は、かなり悲惨な年越しを迎えている人が多い傾向がうかがえます。
もちろん、団塊ジュニアには生活水準の高い人の方が結婚していない傾向があり、夫婦の考えで子供を持たない場合もあります。
ですから悲惨な年越しをしている家族を「や~い、や~い」などと見下しはしません。
自民党を応援することが社会的地位(status)であると思っているなら、それは全くの認識違いです。
【「競争なき日本のデモクラシー」は世界でも奇異に見える】
みなさんはケンブリッジ大学をご存じでしょうか?
冒頭に掲げた写真はケンブリッジ大学出版局から出ている
「競争なき日本のデモクラシー 一党支配国家における野党不足」
という本で、米国のカリフォルニア州立大学のシーナー准教授が書きました。(題名翻訳は宮崎)
“DEMOCRACY WITHOUT COMPETITION IN JAPAN – Opposition Failure in a One-Party Dominant State”by ETHAN SCHEINER,CAMBRIDGE UNIVERSITY PRESS,2006 ISBN-10 0-521-60969-0
ちなみにこのエッセイとこの本の内容は特段関係ありません。LDPによる53年間の一党独裁体制は、世界からみて奇異であることの一つの具体例として挙げました。
メキシコでは70年間連続で制度的革命党(PRI)が政権を担いました。私は1996年にメキシコの首都で、PRIの本部を見たことがありますが、自民党本部と同じくらいの大きさ、自民党本部を縦長にしたような建物で、「どこも同じようなものだな」と感じました。
PRIは長年による腐敗政治に国民が愛想を尽かし、野党に転落しました。そして現在PRIという政党は存在しません。
「LDPの支持者=社会的地位のある人」だと思っている人は、地方ご出身の方を中心に若い人でも多いです。
しかしそれは、デモクラシーの潮流に背いた世界の嘲笑の的であるということも肝に銘じておいてください。
来年のEconomic Summit(サミット、主要国首脳会議)は日本で開かれます。
2008年7月7日のサミットを自民党が取り仕切ったとしたら、2016年のサミットは日本に来ないと思います。
嘲笑されているうちに民主党政権を樹立して、二大政党制を70年ぶりに復活させないと、世界から忘れられる日本になると断言します。
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