
第170臨時国会(9月中旬)冒頭に政府・自民党が提出する9月補正予算案の編成作業ですが、ちょっと風向きが変です。
自民党の選挙対策を2人3脚で担当する麻生幹事長&古賀選対委員長が「2兆円-3兆円」(古賀さん)という規模の大盤振る舞いの景気対策をやるかのように触れ回っています。
その中で、私が注目した記事があります。時事通信がきょうの午前1時12分という時間帯に配信した「政府が15ヶ月予算案を編成を視野(に入れた)」という記事。他紙には出ていませんでしたから、これは政府高官(官房長官~官房副長官補のだれか?)が時事通信にリークした、スクープ(特ダネ)とまではいいませんが、ヒット(抜きダネ)記事だと思います。
15ヶ月予算ということは、
2009年1月補正予算案(1~3月)+2009年度本予算案(4月~翌年3月)=15ヶ月を連動させた予算案を組んで、来年1月の通常国会に提出します、という意味です。
そうなると、9月補正は「大型」ではなく、「中型」になるでしょう。財務省としては、その方がありがたい。現在のところ、補正の予算額が6000億円を超えてくると、国債を追加で発行しなければいけなくなるという懐具合のようです。
公明党はバラマキ(増額補正)だけでなく、減税(減額補正)とセットにすることを求めていますし、景気対策としてはそれは当然です。しかし、財務省としては暫定的な減税は、なし崩し的に恒久減税になるのでやりたくないのが本音。
そして、福田改造内閣は、福田首相、伊吹財務相、与謝野経財相、谷垣国交相、町村官房長官と見事なまでに財務省寄りのメンバーでできています。
麻生・古賀自民党&公明党←→財務省主導の福田内閣
の綱引きが始まっているようです。
予防線として、政府高官の一人が時事通信にリークしたのが、この記事なのではないかと考えています。
経済対策、08~09年度で実施へ=「15カ月予算」編成視野-政府(時事通信)
8月21日1時12分配信 時事通信
政府は20日、月末をめどに策定する総合経済対策を2008年度と09年度の2年にわたって予算措置していく内容にする方針を固めた。週内に政府案と与党案をそれぞれまとめ、週明けに政府・与党間で最終調整し、経済対策を最終決定する方向。財務省は経済対策の予算措置について、08年度補正予算と09年度予算を一体的に扱う「15カ月予算」の編成も視野に入れる見通しだ。
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