岩手県滝沢村が自民党の鈴木俊一さん(岩手2区)のあいさつ状を税金で送付していたことが明らかになりました。鈴木俊一さんは父・鈴木善幸(ぜんこう)元首相以来の厚い選挙地盤を誇っていますが、村内で批判があがっていると報じられています。
滝沢村は盛岡市と接しています。村長が達増拓也(たっそ・たくや)岩手県知事の対抗馬として名前が挙がるなど存在感のある村です。
おかげさまでベスト10入り。
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滝沢村:鈴木議員の書状同封 自治会あての祝状に(毎日新聞)
滝沢村が、村内自治会あてに送った「米寿祝状」の中に、自民党の鈴木俊一衆院議員=岩手2区=名で書かれた敬老会へのあいさつ状を入れていたことが10日分かった。柳村典秀村長は「親切と守秘義務を取り違え、特定の人に便宜供与した形で大変遺憾に思う」と非を認めている。福田康夫首相辞任表明で各党が総選挙モードに突入している時期だけに、県選挙管理委員会は「中立性を保つ必要がある行政が、選挙区内の特定の人物を支援しているとの誤解を生む恐れがある」と指摘。村民からも批判の声が上がっている。【念佛明奈】
◇村民から批判の声
村が議員全員協議会で説明した。「米寿祝状」はその年に米寿(88歳)を迎える村民に、額に入った祝状を贈る村の事業で、今年の対象者は113人。個人あてに送る分もあるが、敬老会でまとめて渡すことなどを希望する自治会には事前に預けていた。
村によると、8月20日、議員事務所から「敬老会を開く自治会と会長名を教えてほしい」と頼まれ、応対した担当職員と課長が個人情報保護の観点から教えるのは不適切と判断、代わりに村が祝状と一緒にあいさつ状を届けることを申し出たという。
村は今月2日付で18自治会に祝状を送付。自治会長への伝達依頼文と一緒に、議員事務所から預かった敬老会開催を祝う鈴木議員のあいさつ状1枚が入った白い封筒を同封した。受け取った自治会長から村に苦情があって発覚した。村は9日までに18通のうち15通を回収し、議員事務所に返却したという。担当職員は村の規定に照らし、処分が必要かどうかを検討する方針だ。
議員事務所は「本来なら鈴木事務所から直接送るのが当然。村と事務所担当者間の単純ミスではないか。関係者にご迷惑をおかけして申し訳ない」と陳謝した。
県選管によると、敬老の日のあいさつ状は公職選挙法第147条の2で禁じるあいさつ状には含まれず、法的には問題はないという。だが、あいさつ状を受け取ったある自治会長は「選挙前のこの時期に村が特定候補の手助けをするのはおかしい」と首をかしげる。
県内では、4衆院小選挙区のうち3議席を民主が占める。滝沢村を含む岩手2区が唯一自民の牙城だが、03年衆院選で4万4000票余だった民主候補との票差は、05年衆院選で2万2000票余に縮まっている。








