第173臨時国会は10月26日召集 会期は11月末まで



 政権交代後初の本格論戦となる第173臨時国会は10月26日召集されることになりました。会期は11月30日(月)までの36日間です。臨時会は2回まで延長することができます。

 鳩山由紀夫首相初の所信表明演説は26日(月)、代表質問は衆院が28日(水)、29日(木)、参院が29日(木)、30日(金)となる見通しです。

 政府は11法案、3条約、2承認案件を提出する予定のようです。

 報道では

日本郵政株式売却凍結法案

社会保険病院と厚生年金病院を存続させるための「独立行政法人地域医療機能推進機構設立法案」

新型インフルエンザの予防接種に関し補償制度を創設する特別法案

人事院勧告に伴う国家公務員の給与法改正案など関連法案7本(一般職、特別職、国家公務員育児休業、裁判官、検察官、裁判官育児休業防衛省職員)

貸し渋り貸しはがし防止法案

北朝鮮への経済制裁について承認を求める議案

 などだと伝えられています。

 日本郵政株式売却凍結法案と国家公務員の給与法改正案らは、総務委員会(近藤昭一委員長、福田昭夫筆頭理事)に付託されることになるでしょう。

 社保・厚年病院の存続法案と予防接種補償法案など厚生労働委員会藤村修内山晃)も忙しくなりそうです。通例、常任委員会衆院では午前9時、参院では午前10時から始まりますが、衆院厚労委だけ午後6時ごろまで審議が続いている状態が通常国会でも多く見受けられました。厚労委は青木愛さんが次席理事、福田衣里子さん、田中美絵子さん、三宅雪子さんらが委員に名を連ねています。

 亀井金融相と大塚副大臣らが調整した「貸し渋り貸しはがし防止法案」は、財務金融委員会玄葉光一郎篠原孝)に付託されるでしょう。

 また民主党小沢幹事長が国会法改正案を出したい意向を示していますが、法案が間に合うのかどうか。ぜひ出して欲しいと思いますが、衆・参院の事務局・法制局が法案作成にあたるのでしょうが、包括的な改正だけに、提出は微妙だと思います。

 第2次補正予算案はおそらく提出しないと思われますが、年末の景気を見極めたいところです。

【山岡vs川崎、第1ラウンドは山岡さんの勝ち】

 自民党川崎二郎国対委員長が、「21日週への召集前倒し」を民主党山岡賢次国対委員長に呼び掛けたと報じられました。これに対して、与党は「23日の召集」を逆提案したそうです。これはかけひきとして山岡さんは上手かったと思います。

 というのは、所信表明演説は月曜日ないしは金曜日に行われるのが慣例となっています。法律や規則で決まっているわけではないと思いますが、そうなっています。これは所信表明の翌日を「代表質問の原稿作り→質問取り→内閣の答弁書作成」のための準備日として1日とるためです。3日目に衆院代表質問、4日目に参院①日目、衆院②日目、5日目に参院②日目となり、1週目を終え、2週目から各委員会への法案の委託などが始まるからです。今臨時会も26日(月)の召集当日に鳩山さんの演説があると思います。

 仮に金曜日の場合は、土日で準備することになりますから、「23日(金)召集」だと、23日(金)に鳩山さんが演説し、25日(日)に参院補選投開票となり、自民党の出番は26日(月)の代表質問からということになります。山岡さんは初めから自民党が飲めない提案を出すことで、「前倒し」に応えながら、当初の予定通り26日(月)召集で落ち合ったのでしょう。

 第1ラウンドは山岡さんの勝ちですが、川崎二郎さんという人もたとえ党利党略の国会日程であったとしても、それを憲政の常道を説きながら提案できる政局感の持ち主だと思います。野党国対委員長として川崎さんは手強いでしょう。むしろ、与党の国対委員長は「分かりました」と言いながら、野党側の提案の意図をよく飲み込めないタイプの方が、野党は攻めあぐねることがあります。そういう意味では山岡さんは少し鋭すぎるかもしれませんが、今後も「山岡vs川崎」は見応えがありそうです。

時事ドットコム:臨時国会26日召集=当初政府方針で与野党合意

 民主党山岡賢次国対委員長は15日、自民党川崎二郎公明党の漆原良夫両国対委員長とそれぞれ国会内で個別に会談し、臨時国会を26日に召集、会期を11月30日までの36日間とすることで合意した。
 臨時国会の召集日は基本政策閣僚委員会でいったん26日召集の政府方針が固まった後、14日の与党国対委員長会談では23日に前倒しすることで一致した。
 しかし、23日召集では、鳩山由紀夫首相の所信表明演説が25日の参院神奈川、静岡両補欠選挙前に行われる一方、野党の代表質問が補選後に先送りされる。このため、自民党が「フェアな国会運営ではない」などと反発。首相官邸サイドも首相の国際会議への出席日程に影響が及ぶとして26日召集を求める姿勢を崩さなかったことから、当初方針通り補選後に召集することにした。

tags 亀井静香金融相、大塚耕平内閣府副大臣小沢一郎民主党幹事長

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