二大政党対決、自民党「民主党にはなぜ綱領がないのか」


(このエントリの初投稿日時は2010年2月10日午後10時)

衆院予算委員会 2010年度本予算案の基本的質疑①②日目、2月5日、8日】

 本予算の基本的質疑の①日目、②日目が終わりました。③日目もありますが、NHK中継入りは初めの2日間だけとなっています。かなり内容の濃い、満足が行く質疑だったと評価しています。

 野党転落後の自民党が「次の内閣(NC)」を作ってくれないことが不満でした。自民党川崎二郎国対委員長がテレビで「自民党の部会長は相当育つよ。例えば子育て政策なら、厚労相経験者が3、4人程度いる中で、やるんだから。舛添さんとかに説明しなきゃいけないんだから、相当育つよ」(朝日ニュースター番組)と満足げに話していました。だったら、部会長を次の内閣の閣僚にすればいいのに・・・・・・

 その疑問が基本的質疑を聞いていて解けました。金子一義国交相石破茂・元防衛相、菅義偉・元総務相伊吹文明・元財務相と、元職がずらりと並び、現職に対峙し、持ち味を発揮しました。

 仮に「次の内閣」を作った場合、元大臣が「次の大臣」になってしまい、人事がまるっきり動かない状態になってしまう。これに元気な中堅が反発する。だから自民党はNCを作れない。こういうことだと思います。

 とはいえ、いずれはNCを作ってください。二大政党デモクラシーを日本に定着させましょう。

民主党には綱領がない】

 伊吹文明さんは「元幹事長」として、鳩山由紀夫「元幹事長」と対決。政党の幹事長同士としての証文が不履行になった、その証文は今でも自民党幹事長室に残っていると鳩山さんを牽制して、伊吹質問が始まりました。

 論語に、君子は本を務む。本立ちて道生ず、という言葉がありますが、伊吹さんは衆議院議員手帳を取り出し、憲法を読み上げるなど、「絶対的なもの」に立ち返って質問をしたので、説得力が出ました。

 伊吹さんは「民主党の綱領というものを読んだことがない。あるのか?」と質問。鳩山代表は「綱領はない」「マニフェストの中に具体案を書き込んでいる」と答弁。

 ここで伊吹さんは次のような禅問答をしかけます。

 ① 入学試験は必要なものと認めるのか?
 ② 特許権という権利を認めるのは良いことか?
 ③ ユニクロの安売り商法はどう思うか?


 たしかに、①入学試験という制度は「法の下の平等日本国憲法14条)」、憲法26条1項の「教育を受ける権利」を制約しているのでは? 特許権憲法29条でいう「財産権は、これを侵してはいけない」の財産なのか、特許権によって製品をつくれなくなる製造業者の財産はどうなるのか? ユニクロの安売り商法は、独占禁止法第1条の不当な取引に該当するのでは?

 こういったことに民主党政権がどう対応するのか。そのためには党綱領を設ける必要があると思います。鳩山さんは「マニフェストが基本だ」としましたが、いずれ政権が落ち着いたときに、民主党の綱領と規約、代表選規定をしっかりと作り上げていく必要があると思います。

 それを自民党に教えられました。

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