民主党はトップバッターとして、城島光力さんが質問。城島さんは政調会長代理です。ご存じのように、民主党は党と内閣の一元化のために、党政調会長の玄葉光一郎さんが国家戦略大臣として入閣しています。内閣の決定には、玄葉政調会長のサインが必要となります。きょうの質疑で面白いなと感じたのは、玄葉さんは答弁席にいますので、質問者席には城島さんが立って、党と内閣をつないでいることです。
城島さんはまずは、週末のG7について野田佳彦財務大臣に質問。その後、先週8日(金)に閣議決定した、追加経済対策について、「(民主党政調におかれた)直嶋正行前経産大臣が座長を務めたプロジェクトチームの案を政府(の追加経済対策の中身)には十分に受け止めていただいた(と評価している)」として、政調と内閣が心を一つにした経済対策がつくれたと、予算委を使って確認しました。
民主党代表で総理大臣の菅直人さんは、「代表選を経た内閣と党の改造で、(過去1年間で)政務三役を経験した人に党の役職に、党の役職を経験した人に政務三役に就いてもらった」ことで、「党と内閣が一体化して政策を進める体制をつくることができた」と自賛しました。その上で、先週の代表質問の感想として、「野党には真正面から政策論争に入って欲しい」と注文を付けました。
政策も大事ですが、民主党は統治のしくみをしっかりとつくることが先決です。この1年間の民主党政権は、細かい政策で前のめりしていました。大所高所から俯瞰する民主党政調の役割は重要です。
ただ、追加経済対策を肉付けした補正予算案はまだ国会に提出されていません。ですから、きょうの予算委員会も「平成22年度予算の執行・実施に関する調査」です。ときどき、予算委員会で外交や安保の質疑をしていることを「おかしい」という人がいますが、予算の執行ですから、国政全般について質問することができます。ただ、第175臨時国会、第176臨時国会とも衆参予算委員会はこの「予算の実施に関する調査」で、補正予算案など具体的な議案がかかっていません。野党は露出が増えてうれしいでしょうが、政権の具体的な実績にはなりませんから、時間を空費している印象は否めません。
質疑は現在も続いています。






