岡田克也、心の余裕。

 岡田克也さんが心の余裕を取り戻したようです。いや、元々余裕を維持していたのでしょうか?

 民主党の岡田最高顧問はことし8月まで、幹事長として毎週月曜日、木曜日の午後4時(めど)に定例記者会見をしていました。その中で、ひとつ、私がとても気になっていたことがありました。

 それは今年はどこの球団を応援するかということです。

 例えば、2009年4月18日のブログでは

 「私は(略)この時期にどこを応援しようか決めることにしています。特に固定した球団というのはないのですが、1年間楽しめるところを選んで応援することを私のモットーにしています」

 「いろいろ考えたのですが、今年も楽天を応援しようかなと思っています」

 「ピッチャーの田中投手、マー君も、岩隈投手と並んで素晴らしいピッチャーに成長しそうですし、何よりあまりお金をかけないで頑張っているところが、大変好感が持てるわけです」

 このときは、岡田さんは野党・民主党副代表、要するにヒラ議員でした。

 そして その年の10月19日。このときは外務大臣という重荷を背負っていたわけですが、

 「プロ野球楽天が、クライマックス・シリーズへの出場権を得ることになりました」

 「連敗が続いて絶望的な状況のときもありました。しかし、野村監督のもと、無名の選手が非常に多いなかで、しっかり力をつけて頑張り、クライマックス・シリーズ出場まで決めたことは、私にとりましても大きな喜びです」

 そしてブラウン監督にかわった昨年は、4月30日のブログで「今年は、最初からつまずいて、どうしようかなと思っていました。別に、最近少し調子が上がってきたというわけではありませんが、しかし、やはり楽天の安定した先発陣、マー君や岩隈投手は、やはり魅力がありますし、そもそも、非常に弱いチームが野村前監督のもとで再生されて、そして、今回指導者が代わって、どうなるのかも非常に関心があるので、今年も引き続き楽天を応援しようと決めたところです」。

 ただ、いくら3位以内でクライマックスシリーズとはいえ、かなりこの時点で楽天は厳しい情勢でした。そして、その明晰にその分析ができているのに、「最初からつまずいて、どうしようかな」としながら筋を通すところに、1度目の幹事長時代に菅直人代表の民由合併をやめさせなかったり、、2度目の幹事長時代に解散前なのに、鳩山由紀夫代表の「最低でも県外」発言をたしなめなかったところにもつながっているような気がします。結局、昨年は楽天は最下位でした。

 そして、今年はここまでどの球団を応援しているのか明言がありませんでした。これは3月11日に東日本大震災があったからです。その後、5月の大型連休前後になってもブログでの明言がないので、岡田さんが心の余裕を失っているのではないかと思っていました。記者会見で私が聞いてみようかと考えましたが、3・11から8月までの震災国会中には、とても聞ける雰囲気や間(ま)がありませんでした。

 ことしは無いのかなと思ったら、きのう2011年11月16日付のブログで発表がありました。

岡田かつやTALK-ABOUTから引用はじめ]

楽天イーグルス-来年こそは気迫を持って戦い結果を出して

プロ野球の日本シリーズが行われていますが、私的には、もうシーズンは終わりました。

今年も、パ・リーグはいつも通り楽天を応援しました。東日本大震災のあとだけに、大いに活躍してくれることを期待し、元大リーガーの補強もあったので、優勝もあるのではと期待しましたが、全くの期待外れでした。正直言って、途中から全く関心をなくしてしまいました。

来年こそは、星野監督のもとでしっかりと頑張ってもらいたいと思います。

しかし、そういう中で唯一の希望は、マー君こと田中将大投手が沢村賞を取ったこと、そして、その前提となる素晴らしい成績を収めたことです。気迫あふれるピッチングをしてくれました。被災者の皆さんにも大変な勇気を与えたと思います。

来年こそは、気迫を持って戦い、結果を出してもらいたいと思います。もう1年だけ、楽天を応援してみようと思います。

[引用おわり]

 たしかに、震災後の希望の星として期待された楽天イーグルスも、ちょっと後半戦は気迫に欠けていた面が見られ、5位となりました。そして、岡田さんは相変わらず田中将大投手に目を付け、その成長を見守っている感があります。岡田さんの尊敬する人物は「織田信長」で、座右の銘は「大器晩成」ですが、傑出した人物に好感を持つというところがあるようです。あまり「多数派」は苦手なんでしょう。例えば、除籍後も、横粂勝仁衆議院議員(30)について「気になっている」と発言しています。

 「途中から全く関心をなくした」としていますので、プロ野球開幕の4月ころは、野球も見ていたのでしょう。岡田さんは与党幹事長としてたびたび官邸を訪問して情報を共有しており、また住民票も東京のマンションに移しています。奥さんは医師免許を持っています。そして、資源エネルギー庁勤務の経験もあります。例えば、3月14日(月)の幹事長会見では「少なくとも今回、塩水を注入した原発などは簡単には復旧できないわけですので」と述べています。ホームページの議事録では「海水を注入した」と直してありますが、今ビデオで再確認しましたが、「塩水を注入」と言っています。このころに政治家や官僚、テレビ報道などは「海水注入」という言葉を繰り返しており、「塩水注入」という言葉を使ったのは岡田さんだけで、一般的用語にするため議事録は「海水」にしたのでしょう。原子力に詳しいことをうかがわせました。ただ、衆院議員になってからの20年間は、厚生、防衛、外務、環境、あるいは通商分野に興味が強く、資源エネルギーの方はあまり担当していませんから、「私も使用済み核燃料プールがあんなに原子炉の近くにあるとは知らなかったんです」と反省の弁を述べています。岡田さんは3人のお子さんを大学卒業まで育て上げていますから、今、子育て中のママさんとは環境が違います。ただ、少なくとも、私は、岡田さんがああやっているのだから、大丈夫なんだろうな、と思っています。

 岡田さんは、「日本シリーズが行われていますが、私的には、もうシーズンは終わりました」としています。今年の日本シリーズには、福岡ソフトバンクホークスが今の球団名になってから初めて出場しているほか、落合監督の退任が決まっている中日ドラゴンズが出ています。ところで、岡田さんの実弟中日新聞社東京新聞)の編集局部長ですから、中日グループの幹部社員です。また、岡田さんのお父さんが事実上創業し、お兄さんが社長を務める「イオン」は戦後最初に四日市で新聞チラシを出した会社ですから、中日新聞社に対してはある程度の影響力(トヨタ自動車ほどではないが)あります。でも、「私的には日本シリーズが終わった」。金持ちも楽じゃないですが、岡田克也さんの2011年は、大きな政治家としてのステップになったことは間違いありません。岡田さんが心の余裕を取り戻したと言うより、岡田さんはずっと心に余裕があったようですが、国民の心持ちをいろいろと見ていたのだと考えます。

 もちろん、「3・11」「東北」を風化させては、忘れてはいけません。

 なお、当ブログとしては、応援する政治家に関しては、当分イチイチ考えなくて良いので楽だとホッとしています。

 日本をあきらめない。岡田克也

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