
[画像]民主党の玉木雄一郎衆院議員、厚生労働委員会、衆議院インターネット審議中継からスクリーンショット。
【2014年3月7日(金) 衆・厚生労働委員会】
日切れ法案が「雇用保険改正」「地域包括ケアシステム」「難病・小児特定疾患の自己および自治体負担新設」などてんこ盛りの衆厚労委に玉木雄一郎さんが登場。6日付朝日新聞1面トップのスクープになった「JEED(ジード)」という厚労省天下りシロアリ独法の理事長が参考人に呼ばれて一般質疑。そのあと、日切れ法案の「雇用保険法の一部改正し各種手当を少し増額する法案」(186閣法3号)が趣旨説明されました。
ふだんは、予算委員(兼)農林水産委員の玉木雄一郎さんがなぜ、厚労委に登場したかというと次の画像。
玉木さんは「犯人捜しはしないでくださいよ」と言いながら、寄せられた内部告発文書を右手にかざしました。
まず、この事件の概要。次の6日付朝日新聞1面トップ記事から。
厚労省、入札で独法に便宜か 参加要件、公示後書き換え(朝日新聞) – goo ニュース
消費増税前の景気対策として、安倍政権が2013年度補正予算に盛り込んだ「短期集中特別訓練事業」について、厚生労働省がウェブサイトにいったん入札を公示したのに約1時間後に削除し、入札参加要件を書き換えたうえで翌日に改めて公示していたことが分かった。厚労省の出向者が多数いる独立行政法人「高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEED)」に落札させるのが狙いだったとみられる。
厚労省は、公示をやり直した事実も変更が生じた点についても公表していない。入札にはJEEDのみが参加し、5日の審査で落札が決まった。
短期集中特別訓練は、失業者や転職者を支援する事業。介護やビル管理などの訓練を受ける人に国が月10万円程度の給付金を支払い、訓練機関にも受講者の人数に応じて奨励金を払う。2月に成立した補正予算で278億円を計上した。
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このうち、「高齢者等雇用安定・促進費」の臨時特例交付金の1020億円の追加補正あるいは職業能力開発費の緊急人材育成・就職支援事業臨時特例交付金の233億円のいずれかのお金によって、3月31日までの仕事を厚生労働省が入札したようです。それを、JEED(ジード)とよばれる「独立行政法人高齢・障害・求職雇用支援機構」というところが、厚労省ホームページを見て入札に参加しようとしたところ、「全省庁統一入札規格」というものがないことが判明。そこで、「機構」が厚労省に電話したところ、ホームページがいったん消えたそうです。そして、入札要件が書き換わってホームページに入札が公示され、「機構」1者のみが応札した「1者応札」になったようです。
これについて、参考人として呼ばれた小林JEED理事長という人は、「2月18日に厚労省に電話したのは事実だが、厚労省の誰かは分からない」などと答弁しました。
この過程で、「全省庁統一入札規格」という物が何かが、厚労省から機構に送られる過程(プロセス)があり、ここで内部通報者が補正予算による基金の積み増しをテレビ入り国会中継で追及していた民主党・玉木雄一郎さんに情報提供をしたようです。
なお、補正予算書を見ると、厚労省から「機構」に直接わたるお金が、1次補正での「追加0(ゼロ)」と査定されています。

委員会に戻ります。玉木さんの後に、質問に立った中根康浩さんは「今の玉木議員が求めた調査を、来週3月11日の理事会(理事懇)までに提出して、けじめをつけないと日切れ法案の審議には応じられない」と宣言しました。
この後、「雇用保険法改正法案」(186閣法3号)がすんなり審議入り。ただ、これは育児休業手当など各種手当を少しずつ増額するもの。また、国民年金法改正案は、生活の厳しい人の保険料を延期・免除しながらも払える人には厳しく徴収する内容。社会保障と税の一体改革3党合意を「霞が関文学」で骨抜きにした「社会保障制度改革プログラム法」にもとづく3法案のうち、難病法案は、中根さんの秋の臨時国会での激しい追及で、「自己負担月4万4400円」からは大幅に減額した法案を政府は提出きました。さらに、日切れ法案処理後もパートタイム労働法と派遣労働法を改悪する法案も待ち構えています。
今週はある委員会で、筆頭理事が2人の民主党議員の名前を出したところ、玉木さんだけは「同僚民主党議員」と名を挙げなかった場面がありました。しかし、厚労委は、玉木さんのスタートダッシュを受けて、日切れ法案審査にいよいよ入りました。6月22日(日)の会期末に向けて、第186通常国会の主戦場は、どうやら衆・厚生労働委員会になりそうな気配です。
このJEED不正入札疑惑、刑事事件になる前に、国権の最高機関、国会の最大野党、民主党がびしっと調べ上げましょう!






