参議院事務総長に郷原悟さん、勇退の中村剛さんは深夜国会で迅速に議長を手助け

  • 2016-12-14
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[画像]郷原悟・新事務総長(左)、2016年12月14日午後6時55分頃、参議院インターネット審議中継からスクリーンショット

 参議院事務総長に郷原悟さんが平成28年2016年12月14日(水)午後6時55分頃、就任しました。

 第19代事務総長の郷原悟(ごうはら・さとる)さん。報道によると、神奈川県出身の現在59歳。中央大学法学部卒業。参議院には、昭和55年1980年に入局。前任者は大学院修士卒業ということもあり2期後輩となります。警務部長、庶務部長、委員部長を経て、3年前から事務次長をつとめていました。

 3年間つとめた中村剛(なかむら・たけし)事務総長は勇退しました。


[画像]左から、中村剛さん、郡司彰副議長(横向き)、伊達忠一議長、2016年12月14日、参議院インターネット審議中継からスクリーンショット

 中村剛さんは、特定秘密保護法深夜国会の、2013年12月7日(土)午前0時半ごろの本会議で事務次長から事務総長に昇格。

 山崎正昭議長・輿石東副議長のもと、平和安全法制の深夜国会などで、迅速に議長を手助けしました。山本太郎議員による喪服姿での牛歩戦術。中村総長は、山崎議長にすばやく「投票時間を2分以内に制限します」との読み原稿を手書きし、議長が整理しました。山崎議長はこの原稿にもとづいて、繰り返し発言。ただ最後ばかりは、山崎議長は「1分に制限します!」と原稿にない発言をしました。

 押しボタン式投票結果は、事務総長が右手人差し指でボタンを押すことで、会議場内の正面では大きく2つのスクリーンに表示されます。技術スタッフではなく事務総長がやっているんですね。

 この3年間では、全会一致と予想された議案を、ここでも、山本太郎さんが「有権者の関心を呼ぶため」1人だけ反対ボタンを押すことがありました。中村さんが議長のてもとにある「全会一致と認めます」の読み原稿をすばやく体と口を動かして「賛成多数と認めます」と言い換えてもらう場面も。慣れてからは、議長が自分で確認して、発言していました。

 中村さんは内心ではどうやら平和安全法制に反対だったようですが、山本さんが「自民党のお葬式」とする喪服姿で焼香するしぐさは、議会官僚の矜持として許せない気持ちを持ったようです。

 これに先立つ、事務次長時代は、副議長選挙で、おそらく不心得議員により、投票総数が定数を上回るという珍事が起きました。自席を離れられない当時の山崎新議長、橋本雅史事務総長(当時) にかわって、与野党の幹部をまわり、場内だけで、結論を出す、手助けもします。また、特定秘密保護法深夜国会では、伝令として、「国対委員長が、議長の首を取る、と言っています」と報告し、山崎議長が「おう、やってみろ!」と応答するシーンがマイク越しにネット中継されました。その後の大手新聞で、「あれは、参議院事務局の言い間違い」と書かれました。とうてい事務局が言い間違えるような内容ではないと思います。おそらく一部の幹部議員が裏方さんになすりつけた発言を記者にしたのでしょう。裏方としてじっと耐えたようです。

 第18代中村剛事務総長就任時の記事(参議院事務総長に中村剛さん おつかれさま橋本雅史前事務総長は3年で退く

 伊達忠一議長、郡司彰副議長が就任から120日以上経って、中村事務総長は自ら退きました。


[画像]郷原事務次長(当時)から連絡を受ける中村事務総長(当時)2016年12月14日午後6時50分頃。

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