人事院勧告を実施する給与法案は、国会議員秘書給与法案とあわせて、あさっての衆議院本会議で参議院に送られることになりました。同日は「警察官職務執行法改正案」(222閣法15号)が葉梨康弘国家公安委員長の趣旨説明で審議入りします。警察庁執筆法案の本会議趣旨説明は異例。警職法国会で、ノンキャリアとして国会議事堂で夜を過ごした長妻巡査の子、長妻昭筆頭理事のふるまいも注目したい秋です。GMOインターネット問題で、ハッカーから1番目に「所沢でパチンコをした」とされされた女性は、報道に答えたあと、警視庁が「保護」したと漏らしました。ネットではハッカーが捏造の人物を身代金を要求しているとの憶測もありましたが、実在するということで、保護となりました。また欧州でも株を売って国債を買う動きがあり、日本国債も2・8%に戻りました。日銀は日経報道通りにあさって「据え置き」を決定する見通し。
【衆議院内閣委員会 きょう令和8年2026年10月28日(水)】
人事院勧告を完全実施するための「一般職給与法案」(222閣法2号)と「特別職給与法案」(222閣法3号)が審議されまいた。あわせて、年金・労災に続いて受給要件男女逆差別を解消する「国家公務員災害補償法及び国家公務員共済組合法の一部を改正する法律案」(222閣法4号)が審議されました。質疑が終局して、採決になりました。「2号」と「4号」は全会一致、「3号」は賛成多数で可決すべきだと決まりました。衆議院本会議後に、参議院に送られます。衆参両院での多数は確実。審議日程も「警察官職務執行法改正案」(222閣法15号)より先に議論されるとみられ、11月中に遡り支給されることになりそうです。審議では、日本維新の会初の大臣である、中司宏(3期、5年、70歳)・公務員制度担当相は、公明党議員から、国から地方の人事委員会勧告への情報提供が遅いとの批判に対して、総務省がことし通達を出したという答弁をしており、ほとんど噛み合いませんでした。今後も隙間は埋まらないと思います。
午後は一般質疑で、長妻昭さんが、GMOインターネットなどへのサイバー攻撃など先週からの混乱で、原子力規制委員長に、すべての原発の自己点検を始めていないと批判しました。
【衆議院法務委員会 同日】
「裁判官給与法案」(222閣法6号)と「検察官給与法案」(222閣法7号)は全会一致で可決すべきだと決まりました。
【衆議院政治改革特別委員会】
「第21回統一地方選(統一自治体選)特例法案」(222閣法16号)を採決。全会一致で可決すべきだと決まりました。7会派は共で附帯決議案を提出しました。附帯決議は「政府は、副首都法にもとづく住民投票の期日が重複しないよう格段の配慮をすべきだ」などとしました。来年3月1日に施行するSNSなどの改正公職選挙法の準備も促し、総務大臣が対応すると発言しました。
【衆議院国土交通委員会】
「特定タンカーに係る特定賠償義務履行担保契約等に関する特別措置法の一部を改正する法律案」(222閣法17号)が全会一致で可決すべきだとしました。原油のほか、液化天然ガスと政令で定めた石油製品を追加する改正。審議では共産党の旗野君枝さんが国会への事後報告を定める必要があるのではないかと問うと、井林辰憲大臣は「補正予算案、予備費などが必要になる」ので必要ないと答弁しました。
【衆議院外務委員会】
「日本・バングラデシュEPA(経済連携協定)の承認案」(222承認1号)が審議入りしました。但し、きのうの高市早苗首相とラーマン首相の首脳会談で「政府としても、両国は、早期発効に取り組む」としていますから、審議入りして、首脳階段を迎えるということができなかったのかなと思います。巨大政権で、細かい配慮をする役回りをする人はいなかったのでしょうか。
【衆議院厚生労働委員会】
「特定B型肝炎ウイルス感染症給付金法の5年延長法案」(222閣法9号)が、上野賢一郎厚生労働大臣から趣旨説明されました。趣旨説明では省略された部分ですがポンチ絵では、対象者の3分の2がまだ申請していません。
【衆議院文部科学委員会】
「公立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する法律の改正案」(222閣法8号)が大臣から趣旨説明されました。遺族の受給要件の男女逆差別の解消。
【衆議院財務金融委員会】【衆議院財務金融農林水産連合審査会】
「消費税の令和9・10年度食料品税率1%特例法案」(222閣法1号)の審議は趣旨説明・対政府質疑・参考人質疑・連合審査会をすべて含めて20時間になりました。議論はまったく深まらない印象ですが、まだ審議は続きそうです。
財金委では、玉木雄一郎・国民民主党代表(任期は2029年9月まで)から、古川元久さんにかわる税制調査会長になった浅野哲さん(4期、9年、44歳)が「財金委でも、片山さつき大臣とも初めて。建設的で前向きな議論をしたい」と語りました。そして「給付つき税額控除の最終到達点のイメージを共有したい」との問いに、内閣審議官は「政府として最終的な姿についてなにかしらがの特定の物を念頭に置いていない」と答弁しました。税調の政党間協議はこれまで古川さんと浜口誠政調会長の2人が出席していましたが、玉木選対幹部の浜口政調会長は続投しました。失礼ながら経緯をメモしている国民政調職員はいないでしょうから、経緯は陪席している主税局など政府に聞かなくても、浜口さんに聞けば分かる形になると思います。小野寺税調会長に「178万円の壁の時限と所得制限の撤廃を検討する」と税制改正大綱に書き込ませるのが当面の課題となります。
【参議院沖縄北方問題及び地方に関する特別委員会】
大臣たちの所信的あいさつがありました。その後、沖縄視察の報告があり、かなり丁寧で熱を感じました。沖縄県知事選で政治の季節が終わったからこそ、参議院の出番かもしれません。この委員会としては比較的早い時期の店開きとなりました。
【参議院デジタル社会の形成及び人工知能の活用等に関する特別委員会】
大臣の所信的あいさつに対する一般質疑がありました。
●参議院本会議と参議院憲法審査会は定例日ですが開催されませんでした。政府提出法案が回ってきていないことと、立憲民主党が憲法改正発議に抵抗しているからだと推測されます。衆で4名決まった国会同意人事も先送りになりました。
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