
第213回
通常国会は、日曜日(令和6年2024年6月23日)に閉会します。
自民党代議士会も立憲控室への岸田文雄さんの挨拶も、微妙な空気・白けたムードが漂いましたが、岸田さんは全く意に介していないようすでした。
国民
民主党は「
揮発油税法のトリガー条項凍結解除」で、
日本維新の会は「
政治資金規正法とあわせた調査研究広報滞在費の歳費法の改正」で、岸田首相・
木原誠二実務者コンビに騙されはしごを外されて、代表の党内への求心力が下がると同時に、次の第50回
衆院選後の自公
過半数割れでの維新、国民を取り込んだ連立の構想が漂流しました。
今国会は「離婚後共同親権の改正民法」が成立。戦後初めて「離婚5条件」が一つ削除され、先取特権で子の養育費の順位が上がりました。安倍晋三さんの旧統一教会被害者(元信者)による暗殺から大きく動いた今の政治ですが、針小棒大ですが弟子である柴山昌彦議員らの「統一教会の家族観」を民法に反映させる立法プロセスが進行したとみるのが今国会の歴史的な俯瞰です。会期中に経団連が提案した「選択的夫婦別姓」の法制化も難航することが予想されます。YouTubeと文字媒体によるネット言論で雨後の筍のように誕生するインフルエンサーたちも「家父長制は昭和の家族観」と切って捨てるのではなく、徳川幕府と朝廷で相続法制が違ったことなど、社会学・法学・そして何より経済学として家族法・相続法の制定過程を勉強する時期だと考えます。
事実上の最終日となったきょうは、
衆議院を全会一致で通過しながら、
参議院で追加提出の「日本版DBS法」を優先したために内閣委員会で審議入りできなかった「洋上
風力発電推進法の改正案」(213閣法53号)を
参議院で継続審議にすることに決めました。
【衆議院本会議 令和6年2024年6月21日(金)】 まず、委員会で
有識者の
参考人のオンライン出席を可能とする「
衆議院規則の改定」が
山口俊一議院運営委員長から提案され、議決しました。
額賀福志郎議長が、岡田憲司事務総長の辞任を発表。岡田さんが向かって左側から議場を退室し、築山信彦事務次長が議長の隣にすわりました。そして、築山さんが事務総長に選ばれました。
総務省行政評価局(旧・
総務庁行政監察局)の年次報告に対する質疑がありました。
公明党の四国のベテラン
山本博司さんの「半島や離島の持続可能性を高めるための取り組み」の問いに、斉藤鉄夫
国土交通大臣は「
能登半島地震では、地理的特性も背景としてインフラの大規模損壊による
ライフラインの寸断途絶などを甚大な被害が生じました」とし「離島も四方を海などに囲まれており、これら半島離島地域は全国を上回る人口減少、高齢化により、地場地域産業の低迷、コミュニティ機能の低下などの課題に直面しております」としました。そのうえで半島振興法が今年度末に10年に1度の改正時期を迎えることから「
議員立法ではありますが、
国土交通省としましても、現在、国土審議会において、今後の方向性に関する議論を重ねているところでございます。
能登半島地震での教訓も踏まえて、引き続き検討を進めてまいります」としました。具体策として「先端テク
ノロジーの積極的な活用が期待されます。このたびの
地震におきましても、石川県
能登町では、ドローンを活用して車で配送困難な高齢者施設に食品日用品などを輸送する取り組みが行われました」としスマートアイランドの取り組みを紹介しました。
総務省行政評価局は地方支分支局を持つ強みがあるので、半島、離島での情報収集に今後も期待したいところです。
Ⓒ2024年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki、宮崎機械株式会社。
この記事へのコメントはありません。