テリーザ・メイ首相(保守党党首)は、2017年4月18日(火)の朝11時過ぎ(=グリニッジ標準時=日本時刻同日夜7時過ぎ)、首相官邸で記者会見し、
庶民院を解散し、2017年6月8日(木)に総選挙を行う、と電撃的に発表しました。
英国の任期は5年間。2011年任期固定法があるので、それとの兼ね合いはどうか、今後、私の方で、報道なども参考に、そのことを調べてみます。
解散総選挙は、今世紀になってから、2001年6月7日、20015年5月5日、2010年5月6日、2015年5月7日、2017年6月8日(木)にそれぞれ施行、ということになります。
このように、5月か6月にしているように、通常国会の召集は10月なので、仮に選挙結果が過半数を獲得した政党がない、ハング・パーラメント(宙ぶらりん議会)となっても、政権づくりには夏の猶予期間があるため、混乱は一定の範囲内に収まるでしょう。選挙結果に限らず、メイさんが首相であり、場合によっては2・3位連合も可能。労働党が過半数を握れば、コービンネクスト首相(労働党首)がリアル首相になり、8年ぶりの政権交代となりますが、党内最左派でベテランながら閣僚経験がないコービンさんが首相になることには、同党員も現実味がないと認めており、それを含めてメイ首相が解散時期を選んだかもしれません。
総選挙の頻度は減りましたが、英国では、2014年にスコットランド独立住民投票、2015年に総選挙、2016年にEU離脱投票、2017年に総選挙と、国のかたちを決める選挙が続く「政治の季節」となっています。保守党主流派から見ると、各々、勝ち、勝ち、負け・・・と来ています。2015年総選挙は、スコットランド民族独立党に労働党が食われ、意外にも保守党が単独過半数を獲得し、自由民主党との連立を解消したうえでの、第2次キャメロン内閣となりましたが、前年のスコットランド、翌年のEUで、選挙対策が後手にまわりデービッド・キャメロンさんは49歳の若さで首相と庶民院議員の立場を追われました。
キャメロン政権発足で、初入閣でしかも内相のポストを射止めたメイさんは、EU離脱に反対しながらも慎重に行動。派手な行動に出た、人気のジョンソン議員(現在は外相)と、ジョンソン議員を立てて置いて政権担当能力から首相の座をねらったコーブ法相(当時)らが相次いで脱落し、メイ内相が首相となりました。
英国政治は、二大政党以外に、スコットランド民族独立党(SNP)が議席を多く得ており、庶民院ではミニ政党ながら、欧州議会の議席がある英国独立党(UKIP) 、2年前まで連立与党だった野党・自由民主党をふくめて、注目の選挙戦となります。ただ、単純小選挙区制ですので、6月8日(木)、日本時間では、6月9日(金)の昼前後に、大勢が見えて、それからが勝負になるのでは。いずれにせよ、歴史が刻まれることになります。
英国庶民院では、今現在(午前11時台)は、財務委員会だけが開かれているようです。
【追記 午後8時半】
スカイニュースが生放送中。
Sky News – Live
【追記終わり】
【再追記 日本時間の19日午前6時】
メイ首相の官邸前の演説、YouTubeでは保守党本部のチャンネルで公開。官邸のチャンネルでは公開されていません、使い分けが興味深いですね。6分強にまとまっています。
Theresa May: Statement from Downing Street 18th April 2017
庶民院本会議は現地午後10時過ぎても開催中ですが、解散とは別件のようです。
【再追記終わり】
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