高市早苗首相の誠実で濃厚で安全な答弁で、9営業日連続のテレビ入り質疑が終わりました。ゆうべ、岡田克也さんは都内駅頭に行きました。やはり空前の政治ブームで、男性学生たちから質問されました。学生たちの疑問は高市自民党と対抗できるのは立憲民主党だけなのか。参政党、国民民主党のブームから「サナ」ブームに移るなか参政党、国民民主党の力不足を感じている世論もあるのでしょう。ゆうべ立憲は次の内閣で総合経済対策の対案を政府に先駆けて決定しましたが、「車の乗り換え促進」以外は、相変わらず生産者側の設備投資に関するメニューは一つもありませんでした。次の選挙で議席を減らすと思いますが、高市さんが危機管理投資で軍拡に走り過ぎると、小選挙区で立憲が浮上するかもしれません。ビラの受け取りは良かったように見えましたが、岡田さんは「この駅の受け取りは悪いね」と語っていました。違う意味かもしれません。
【参議院予算委員会】
予算の実施状況に関する総括質疑は、3日目で、午後2時ごろに終わりました。
立憲民主党の古賀之士さん(福岡)は、同党の総合経済対策対案に入らなかった、危機管理投資17項目の1つめ「AI・半導体」を取り上げました。古賀さんは「AI・半導体による、人型ロボット、サービスロボットは日本で遅れている。中国では年4割成長している。1983年にはやった「ミスター・ロボット」の歌詞には「パーツはメイド・イン・ジャパン」とあったのに。働いて、働いてというのが人間の基本かもしれないが、生産性が6倍高いロボットに働いてもらう」と語りました。首相は「AIは小野田紀美大臣、半導体は赤澤亮正経産相だ」とし「高齢化が進んでいる国では増えている。福祉や介護の分野でロボットが必要になっている」と答弁しました。私から付言すると、福祉・介護で普遍的に普及させるとロボットの単価が安くなりますから、現場、メーカーとの隙間を政府が埋める必要があります。
与党・日本維新の会の串田誠一さんは、定番の動物愛護で質問し、大臣と同じ議連だなどとして政策実現につとめました。串田さんの妻、串田久子さんは鈴木宗男さんの自民党移籍によりことし7月7日の中央選挙管理会で繰り上げ当選が決まりましたが、辞退して、横浜市会議員を続けています。串田久子さんは、2019年の横浜市議選では、維新元職として港北区選挙区から出馬しましたが5743票にとどまり、私の友人の大野トモイさん(当時は立憲公認)1万1069票に遠く及ばず、連敗しました。その後、旭区に国替えし2023年に復帰しています。ちなみに政令市議の居住3ヶ月要件は、その市内であればよく、その行政区に住んでいる必要は以前から法律にありません。
委員会に戻って、参政党の安藤裕さんは、今週の給与関係閣僚会議(人勧実施を決定)で、閣僚の国会議員歳費からの上乗せ分を全額カットすることを批判しました。首相は「高市内閣の間だけだ」として法案を作成することを明かしました。また、片山さつき財務大臣は安藤さんに対して、消費税法では、消費者が納税するとは書いていないため、事業者にとっては消費者からの益税はそもそも発生しないと答弁しました。
【衆議院内閣委員会】
山下貴司委員長が就任あいさつ。立憲は櫻井周筆頭理事、森山浩行次席理事、山岸一生三席理事となりました。大臣の所信的あいさつがあり、来週19日(水)9時から所信的あいさつに対する一般質疑を行うことになりました。
木原稔官房長官は「高市内閣は今の不安に寄り添い力強い経済を取り戻す」「北朝鮮ミサイル対応、国民保護、インテリジェンス機能を強化する」「国家安全保障戦略など3文書の改定の検討を進める」としました。また具体的な名称は無しに「今後法案を提出する」と語りました。内閣情報調査室の改定を含んだ内容と推測されます。
赤澤亮正・大阪万博相は、「運営黒字は280億円だった」と短く語りました。
松本尚・国家公務員制度担当相は「給与法案を今国会に提出します」と語りました。補正関連ですので、提出は来月中旬にずれこむと考えられます。
あかま二郎・国家公安委員長は「ストーカー行為の規制に関する法案(219閣法1号)を提出しています」と語りました。
黄川田仁志・男女共同参画・交通安全・公益法人担当相は「配偶者間の暴力を減らす法案(219閣法2号)を提出した」とし「6月に女性版骨太の方針2025をまとめたので政府一丸となって取り組む」とし「来年4月の男女共同参画推進機構の設置について設計を進める」としました。また、「来年スタートの交通安全基本計画に、外国人の増加と小型モビリティの普及に伴う施策を盛り込んだ政策大綱を策定する」としました。公益法人改革では「新・公益信託法の4月施行の準備をする」と述べました。
城内実・経済財政政策担当相は「責任ある積極財政のため、総合経済対策案を早急に(おそらく来週金曜)策定する。日本成長戦略の本部と会議で、来年夏に戦略を策定する」と意気込みました。
小野田紀美・経済安保相は「戦後最も複雑な安全保障環境のなか国民の安全を経済面から支える」とし「令和4年経済安全保障推進法には、施行後3年後見直し規定があるので検討する。危機管理投資なのか経済安全保障なのかについて省庁の先頭に判断する」「一部の外国人の違法行為に不安を感じる人が多く、外国人との秩序ある総合的な計画をとりまとめる」と語りました。
【衆議院厚生労働委員会】
自民の大串正樹委員長が就任挨拶し、理事に岡本充功さん、早稲田ゆきさん、酒井なつみさんらが選任されました。
うえの賢一郎厚労大臣は「厚労省は国民の生活を生涯にわたって支える使命があり、責任の重大さに身が引き締まり思いだ」と語りました。「医療、介護、障害者福祉の現場は、賃上げと経営の安定、離職防止が必要で、コストカット型からの転換を図る」と語りました。このあたり、自民と維新の政策協議のボトルネックになりそうな発言に感じました。うえの大臣は「全世代型社会保障は、令和5年末に閣議決定した改革工程表と今夏の骨太の方針にもとづき、必要な保障が欠けることがないようにして、高額療養費などのセーフティーネットは次の世代にも維持しつつ全世代型社会保障を続ける」としました。そして「先の通常国会(217回)では、将来にわたって地域での良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制をつくる法案(217閣法21号)を提出したが継続審議になっている。医師偏在は、昨年末に策定した総合的な対策パッケージに基づき地域の実情に応じて実行力ある取り組みを推進します」と語りました。私から付言すると、地方切り捨てのような気もします。うえの大臣は最後に「日本成長戦略(17分野)に創薬が盛り込まれた」とし、連携しての危機管理投資に意欲を示しました。
次回は19日(水)9時から。
【衆議院環境委員会】
泉健太委員長が就任あいさつ。野党側筆頭理事は、篠原孝さん。
兄弟通じて環境大臣になった石原宏高さんは「環境、経済、社会を総合的に成長させる」と語り、「福島、能登など被災地の除染や最終処分に政府一丸となってとりくみ、今後予想される南海トラフ地震でも公費解体と災害廃棄物処理の体制を万全にする」としました。さらに「カーボン削減には地域の理解が不可欠で、一部の地域で太陽光発電所施設が理解を得られていないことがある」と踏み込み「関係省庁と調整する」と語りました。国際会議では、開催中の「COP30」と「プラスチック処理の国際会議」に参加したいとしました。けさの閣議で決定した熊(クマ)対策の総合パッケージでは「ガバメントハンターの取り組みも充実させる」と国立公園での対応も示しました。この後、青山繁晴副大臣、森下千里政務官らも就任あいさつしました。次回は25日(火)で時間は未定。
【衆議院安全保障委員会】
前原誠司委員長が就任あいさつ。立憲は渡辺周元防衛副大臣や篠原豪さんらが理事につきました。小泉進次郎防衛大臣は「防衛装備移転では、自民と維新の間で5類型の撤廃がされたので、さらに推進していくための制度面の施策についてスピード感を持って取り組む」と語りました。そして、「総合経済対策の自衛官の処遇を入れるよう、高市総理から指示された」とし「法律案を今国会に提出する」とし、防衛省職員・自衛官(一般職給与法改正案)と防衛大学校学生ら(防衛省給与法改正案)に意気込みました。茂木敏充外務大臣も国際情勢を説明しました。次回は18日(火)9次から。
【各党政調】
「2026年愛知県のアジア競技大会の特措法案」をきのうまでに党議決定しました。
●衆議院憲法審査会(武正公一会長)は、11月20日(木)に開催。27日(木)に、自維連立合意に入っている、常設の条文起草委員会を自維の会員が求めると思いますが、かなり紛糾が予想されます。前回は「ナイター国会」だった党首討論は26日(水)開催の方向。



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