政治空白を終えて、高市首相が所信表明演説。ところが、事前の報道と全然違い「時限」が示されない改革工程表となりました。頼もしい言葉はありました。「
【参議院本会議 きょう令和7年2025年10月24日(金)】
【開会式 同日】
前任者の入閣に伴う議院運営委員長選挙があり、青木一彦さんが就任しました。その後、所信表明演説。本会議場ではそれに先立ち、天皇陛下をお迎えしての開会式が開かれました。
【衆議院本会議 同日】
【衆議院特別委員会 同日】
初日に続き常任委員長の選挙があり、内閣委員長が山下貴司さん、文部科学が斉藤洋明さん、厚生労働が大串正樹さん、経済産業が工藤彰三さん、国土交通が富樫博之さん。特別委の設置では、参が「復興」「災害対策」を合体させたのに対して、遠藤敬さん主導の合併が変更され「災害対策」「復興・原子力」の割り振りとなりました。また、参では3つに分かれた「地こデじ(地域・こども・デジタル特別委員会)」として引き続き1つとなります。向こう1年間は連日開催できる特別委に付託される対決閣法はあまりないかもしれません。この後、7つの特別委員会がすべて開かれました。
首相の所信表明演説は、事前報道とは全然違っていました。どういうことでしょう。しかるべき人が漏らしたはずですが、総理が自分でペンを入れたのでしょうか。
「時限プログラム」が最も明確なのは、「いわゆる高校の無償化・給食の無償化についても、これまで党派を超えて積み重ねてきた議論を踏まえ、制度設計の議論を進め、安定財源の確保とあわせて来年4月から実施します」。これは来年度予算案の成立の条件の「自公維3党高校無償化合意」に入っており、今年度から「所得制限撤廃」で修正予算が成立・執行されています。ここだけ「来年4月」と断言しました。
既にその方向の安保三文書の1年前倒し。これも総理の発言は「国家安全保障戦略に定める、対GDP比2%水準について、補正予算と合わせて、今年度中に前倒して措置を講じます。また、来年中に安保三文書を改定することを目指し、検討を開始します」ぐらいでしょうか。なお、「対GDP2%」は岸田文雄総裁就任直後に高市政調会長が議員宿舎でパソコンを打ちながら総理に電話して、「1%以内」(歴代総理の予算委答弁)を「2%超」にしました。この解散後の出来事は、政策マンの岡田克也さんも知らなかったようです。また、岸田さんはバイデン大統領に「密約」していたとの観測もあります。
また「中長期的には、日本経済のパイを大きくしていくことが重要です。我が国の課題を解決することに資する先端技術を開花させることで、日本経済の強い成長の実現を目指します。そのために、「日本成長戦略会議」を立ち上げます」と述べました。法的根拠はいらない総理指示でしょうから、すぐにも設置されると予想されます。
そして「GX予算を用いながら、地域の理解や環境への配慮を前提に、脱炭素電源を最大限活用するとともに、光電融合技術等による徹底した省エネや燃料転換を進めます。また、次世代革新炉やフュージョンエネルギーの早期の社会実装を目指します」ともしました。GX移行債(年2兆円)をフュージョンエナジー(核融合発電)の社会的実装に使うというのは、初めてなのかもしれません。
外国人との共生社会にも言及しましたが、事前報道のような固有名詞が入った省庁の設置は語りました。首相は「一部の外国人による違法行為やルールからの逸脱に対し、国民の皆様が不安や不公平を感じる状況が生じていることも、また事実です。
排外主義とは一線を画しますが、こうした行為には、政府として毅然(きぜん)と対応します。政府の司令塔機能を強化し、既存のルールの遵守を求めるとともに、土地取得等のルールの在り方についても検討を進めてまいります。そのため、新たに担当大臣を置きました」と語りました。
定数削減は言及しませんでした。
代表質問は11日後の、11月5日(火)になります。
【閣議 同日】
【次官連絡会議 同日】
開かれました。
●あさっては、玉木雄一郎国民民主党代表が首相の地元に乗り込みます。首相は奈良2区大和郡山市に事務所がありますが、その隣の生駒市(奈良1区)に行きます。街頭演説、ぶら下がり、党員・サポーター集会、候補者説明会として、首相の周りにも地方議員候補を立てていくかまえ。週明け27日(月)は立憲も国民も午後5時から各々執行役員会。ガソリン税をめぐる攻防になりますので、月曜昼から野党の動きがあると思われます。「218衆法1号」には、ガソリンスタンドの対留分の税還付250億円に関する法制上の措置を加える必要があります。


Ⓒ2025年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki、宮崎機械株式会社。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)







この記事へのコメントはありません。