蓮舫さん擁立は大連立の布石か、立憲主流派勢揃いで「こう見えても与野党に友達がいる」「ニュー蓮舫を使ってほしい」

[写真]立憲民主党主流派の小川淳也幹事長、蓮舫参院選(全国比例区)候補予定者、手塚仁雄・幹事長代行、先週金曜日(2025年6月27日)、目黒区の東急東横線「自由が丘」で、宮崎信行撮影。

 立憲民主党野田佳彦さんは、先週金曜日(令和7年2025年6月27日)の第27回参議院議員通常選挙前では最後の定例記者会見で、「ニュー蓮舫さん」として同日の午後、目黒区自由が丘で演説とぶら下がりに応じると頭出ししました。野田さんは「本人は都議選においても25ヶ所応援に入って連日に3ヶ所ずつ暑い中街頭に立ってもらったり。5議席増やすことができたということにおいて、一定の貢献があった」「ニュー蓮舫、生まれ変わった姿で、党勢拡大のために力を尽くしてほしい」「(政界引退でなく)一旦ピリオドという言葉が正確だと。その説明は今日ご自身の会見の中で説明されるんじゃないでしょうか」と語りました。

 蓮舫さんは野田さんと幹事長代行の手塚仁雄さんと同じく「花斉会」所属。花斉会の現職は千葉の長浜参議院副議長、小西議員ら千葉県連所属の若手だけで存在が希薄な弱小派閥です。手塚さんは小沢一郎グループ「一清会」も掛け持ちしています。

 が、「ニュー蓮舫お披露目会」当日は11名いる執行役員のうち3人がお膳立てしました。昨秋に、野田さんは手塚さんを通して蓮舫さんに引退を勧めたとも噂されていますが、新しい出番がきたようです。

 蓮舫さんは自ら「20年間国会(参議院)でやっていて、こう見えても、与野党に友達が多い」と語り、「ニュー蓮舫を使ってください」と述べました。

 野田さんと千葉県議初当選同期の自民党参議院国会対策委員長石井準一さん(改選)を「準ちゃん」と呼ぶなど、水岡議員会長とは別の人脈を持つ蓮舫さん。「2004年選挙区初当選の会」はゼロとなりましたが、世耕弘成自民党衆議院議員の夫人の林久美子さん(当時・滋賀選出)とも親友とされます。

 このような人脈を使って、無役ながらも野田代表・手塚幹事長代行と密に連絡しつつ、衆参与野党の議員に働きかける「飛脚」の役割を期待しているとみられ、大連立への布石でしょう。大連立といっても、現行の「自公立・年金」「自公維・社会保障」「自公国・税金」の3つの協議体制は続くことから、閣外での3党協議体制になると考えられます。

 日本では白人騎馬侵略者の英米と違い、二大政党制が向かない風土だとされるほか、衆参の両院が強く穏健な多党制への移行の動きが見られます。

 野田さんは同日の記者会見で、宮崎信行の次のように質問しました。今度の参議院選挙は事実上の政権選択選挙だというふうに幹事長なども表現されているかと思います。第1回から第27回まであって、政党が変わる政権交代というのは参議院選挙では起きてません。宇野総理から海部総理、橋本総理から小渕総理は同じ政党の自民党総裁ですから。参議院議員通常選挙で違う政党の総理大臣が生まれるとことはあっていいとお考えでしょうか」。

 これに対して野田さんは「それはやっぱりそのときの選挙結果次第じゃないでしょうかね。例えば参議院の選挙でも、例えば自民党公明党が50議席を割るような状況の中で、やっぱり総選挙に続いて、そして今回の参議院も厳しい審判を受けたとするならば、政権を降りるという政治判断を、石破さんがするかもしれない。そうなった場合には、従来なかった展開になるってことはあり得るということですので、あくまで結果次第だというふうに思います」と語りました。雰囲気を察して「今の話本当にニュアンスの世界で恐縮ですが、首班指名で衆参で激しく戦うというようなそういったイメージっていうのはあり得るんでしょうか」と更に問うと「いやもちろんだから、あれ、あらゆることが起こりうると思いますね」と述べました。


[写真]記者会見する野田佳彦さん、2025年6月27日、宮崎信行撮影。

 巷間言われているとおり、週に2回、1分たりとも遅刻が許されない午前8時に前後した閣議に出るよりも、衆議院議員の地位と身分を得続けて、風に乗ったら、大臣が転がりこむことを考えているというのが実相です。

 ぶら下がりで蓮舫さんは「襷をかけます。初めてです」と記者に答えた後、手塚さんを見ながら「きょねんの選挙で襷をしていないと、誰も言ってくれなかった」とぼやきました。

 第27回参院選の全国比例区(50枠)で産別候補6名が立憲か出馬。現職5議員とJAM及び基幹労連の新人1名となっています。5月中旬に自民党が実施した情勢調査では同党は11議席を獲得するではないかとの情報もあり、組合員そのものが減っている情報労連も含めて、全員当選の可能性が濃厚な情勢。全国比例区に限れば、1候補者あたりの当選の確率は高く楽観的な闘いとなりそうです。

 ところで、公明党マニフェストに気になる項目があります。新しく次の政策項目が追加されました。

 「若者世代を中心に奨学金の返済が生活の重荷になっていることから、さまざまな負担軽減策を実行します。まず、月々の返済額を自分で決められる「減額返還制度」の年収制限の緩和や、企業や自治体が行う「代理返還制度」の導入メリットの拡大など、より多くの方が利用できるよう制度を拡充します。加えて、奨学金返済額の一定割合を所得控除できる仕組みなど、税制における支援を検討します」。

 おそらく西田まこと幹事長(非改選)や竹内謙税調副会長らが盛り込んだのでしょうが、住宅ローン控除同様に、奨学金も残高で所得控除ができる仕組みを税制改正大綱に入れようとしていると推測できます。が、所得控除があるから奨学金を積極的に活用すべきだなど17歳のこどもに分かるわけがありません。奨学金を肩代わりする会社なら積極的に入りたいという22歳が9割を占めますが、なるべくこどもの未来を縛るような仕組みは自重してほしいところです。

 で、再び話が変わって、2007年「逆転の夏」の選挙区でただ1人の連続当選者、牧山ひろえさん。きのう(2025年6月29日)日吉駅東口で街頭演説し「昨秋から演説方式をやめて、神奈川県内の400駅でインタビュー方式で街頭活動をしてきました。県内どこでも何かお困りですかと聞くと、その100%の方が、物価高と戦えるようにしてほしいとおっしゃった。私は衣食住のなかで食をてっぺんにする。食いっぱぐれない日本をつくる。世界の中のすべてとは言わないが、ほとんどの国で生活と医療に直結する食料品の消費税はゼロにしている。食料品の消費税はゼロにする」と語りました。
 県連所属議員は「インタビューに答えたのは1駅1日3人程度だった」としつつも、江田憲司さんや「吉田はるみ前代表選候補陣営」と連携しつつ野田代表を突き上げたことが参院選の党の行方を占うことになりそうです。


[所属]「消費税ゼロ%」と書かれた公示前の本人襷をした牧山ひろえさんと小川淳也幹事長、きのう2025年6月29日、東急東横線横浜市「日吉」駅前で、宮崎信行撮影。

 ◆3年前の参院選、9ヶ月前の衆院選同様に、このブログとTikTokの2媒体体制で報じます。TikTokはきのう投稿分が既に万バス(1万再生超)。前哨戦1本目から万バズとなりました。

https://www.tiktok.com/@miyazakinobuyuki/video/7521147851016097031?is_from_webapp=1&sender_device=pc&web_id=7436024785032005127

のニュースサイトは以下のウェブサイトを活用しています。
衆議院インターネット審議中継(衆議院TV)
参議院インターネット審議中継
国会会議録検索システム(国立国会図書館ウェブサイト)
衆議院議案(衆議院ウェブサイト
今国会情報(参議院ウェブサイト)
官報
Ⓒ2025年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki、宮崎機械株式会社。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


アーカイブ

ページ上部へ戻る