階猛さん「内閣府の政府参考人の目が宙をさまよっていた」と役人を慮り、少数与党国会でおそらく初の「立憲が反対しれいわ・共産が政府案に賛成」公益信託法案の採決で、学術会議法案は参議院で立憲単独の修正動議

[写真]財政健全派とみなされつつも、立憲民主党内の福田昭夫江田憲司・吉田はるみ・末松義規各氏らの「消費税率1年間食料品ゼロ」のつきあげを穏便にまとめた階猛ネクスト財務・金融担当大臣ら(中央)、先々月22日、衆議院第一議員会館で、宮崎信行撮影。

 少数与党国会で、存在感が大きく低下した参議院は3月31日に予算の修正に成功しました。予算の修正ができるのだから、法案の修正と衆議院回付があってもいいと思いますが、「日本学術会議法案」(217閣法36号)に対して修正動議が出されました。

 当ニュースサイトとしては「自公立ザイム真理教3党」と「国令MMT2党」という構図をこの半年ほど描いています。3年前は、流出した自民調査を高市早苗政調会長(当時)と宮崎信行は持っていて、安倍晋三・清和研会長は持っておらず「毎日と日経によると危ない」と行程を変更したことが悲劇につながりました。今回私が入手した流出自民調査では、ザイム真理教3党は変わらず、MMT2党は12議席伸びると計算をすることができます。高市早苗さんは「X」でけさ7時前「森山裕幹事長が、週末の講演で「日本の国債の評価がギリギリのところまで落ちている」と発言された事が報じられており、とても驚き、残念に思いました」と森山元財務副大臣を、この半年で最も強い言葉で非難。過去最多の立候補者となる見通しの都議選・参院選を前に、号砲がなった印象です。

●立憲常任幹事会 第27回参院選の公認はきょう「6月3日付」に統一するとし、41人の公認を決定しました。比例区は10人で、上述の自民調査では「11」となっていますので、まだ「ご当地候補」の枠があることになります。ちなみに同調査では、国民は「6」と予想しています。

参議院内閣委員会
 「日本学術会議法改正案」(217閣法36号)参考人質疑があり、「ルソーの社会契約論の一説をひもときます」と朗読して涙ぐむ先生や「会長はハムレットのように悩んでいる」と答弁する先生がいて、良識の府の最終段階になってから、日本の知性だと感じさせる印象に変わりました。また「学術」の英語訳はなく、強いて言えば、サイエンスだとの答弁もありました。

 質疑後に、修正案が提出されました。立憲・社民単独にとどまりました。修正案の内容は「政府から独立して職務を行う」と目的規定に書き込み、「監事」を置くとしました。衆を既に通過した政府原案の「選定助言委員会」「運営助言委員会」「分野別業績審査委員会」を削除するという大がかりに修正になります。採決は次回か。

参議院第1種常任委員会 きょう令和7年2025年6月3日(火)】
 上述の内閣委員会を含む7委員会が開かれました。つるしがおりていない環境委員会と法務、総務の3委員会は開催されませんでした。
 国土交通委員会では、衆側の井上委員長から趣旨説明を受けた後で、トラック物流の価格転嫁を進める貨物自動車運送事業の適正化のための2法案」(217衆法33及び34号)を全会一致で可決すべきだと決めました。あす成立のはこび。
 ●厚生労働委では、「労働者総合施策推進法の改正と女性活躍推進法を10年延長する法律案」(217閣法50号衆議院修正を可決すべきだと決まりました。都などの地方自治体から1年遅れで国会も「カスハラ(カスタマーハラスメント)」と就活セクハラを定義し抑止する立法を、あす成立させるはこびとなりました。
 ●文教科学委「給特法改正案」(217閣法9号衆議院修正参考人質疑があり、散会しました。重要広範議案ですので、教職員一家育ちの石破茂首相入りの質疑があさってにも行われます。
 ●財政金融委日銀総裁への質疑の後「資金決済法改正案」(217閣法39号衆議院修正が審議入りしました。
 ●外交防衛委では、先月13日に送付され、きのう付託された「日比円滑化協定」(217条約7号)と「日伊ACSA」(217条約8号)が審議入りしました。
 ●農林水産委は、小泉進次郎大臣から「食品流通促進法案」(217閣法49号)が説明され、参考人質疑を行うことを議決し、散会しました。
 ●経済産業委は、「早期事業再生法案」(217閣法33号衆議院修正について、武藤容治大臣が説明し「なお、衆議院において修正がなされているところでございます」と付け加えました。この後、立憲民主党山岡達丸さん(4期)が「従業員の協力も必要だ」とした修正を説明しました。山岡さんは北海道9区で56%超の得票率で4選を固めており、党の下働きもしていて、45歳ですから、幹事長候補あるいはもうちょっと背が高ければいいのですがそれでも代表も含めた党幹部候補に躍り出そうな気配です。なお話は変わりますが、きのう、北海道4区で、立憲のおおつきくれはさんに破れて比例復活した自民党麻生派で中村建設社長でもある中村裕之さん(64歳、連続当選5回)は、次の選挙で公明党に譲り、「4区に与党議員を2人出す」とXで断定調で発表しました。北海道4区のうち札幌市手稲区は札幌駅からJRで15分の距離。公明党は「夕張炭鉱闘争」以来の歴史がある関係性がある道10区で連続した激戦で負けたため札幌駅から近い選挙区に勢力を集中したい考えもあるとみられます。

衆議院財務金融委員会
 信託業法改正案」(217閣法38号)が採決されましたが、立憲民主党が反対し、自公維国やれいわ新選組共産党などが賛成して可決すべきだと決まりました。おそらく少数与党国会で、立憲が反対し、令共が政府原案に賛成する投票行動ではこれが初めてだと思います。

 この法案は、岸田文雄前首相が講演で特出しした公益信託法を1年足らずで改正して公益信託者にはきょねんの法律だけが適用され、従来の信託業法は適用されず、内閣府の許認可とする内容です。
 立憲の「ネクスト財務・金融」の階猛さんは反対討論で「さきほどの海江田万里委員の質問に対し、内閣府の政府参考人の答弁は全く不十分でありました。具体的には、本法案が成立した後、新公益信託の認可、検査監督を一元的に担うことになる。体制拡充について、現下の63人をどうするか不明確であります」と語りました。階さんは「政府参考人は、この答弁の際、質問者の目を全く見ることなく、視線は常に宙をさまよっていました」と語りました。これは、内閣府政府参考人の態度の問題ではなく、岸田前首相サイドからの圧力で意に沿わぬ答弁をさせられたのではないかと慮ったと思われます。立憲は先週木曜日の次の内閣で野田佳彦さんらが「富裕層による不正は税逃れが横行したら本末転倒だ」とする階さんの「審査書」を認めて、「反対の方向で一任する」と党議決定していました。

 ところで、緊縮財政派とみなされつつも「消費税率の1年間食料品ゼロ」をまとめた3部門長のひとりである階さんは「給付付き税額控除検討プロジェクトチーム座長」に先月22日のNCで任命され、積極財政派とみなされる桜井周さんを事務局長としてきょう初会合を開きました。所得だけでなく金融所得や資産の紐付けも検討内容となります。

衆議院本会議】
 「海洋再生エネルギー発電設備法を改正する法律」(217閣法46号参議院先議は参政・保守反対、それ以外の党の賛成多数で可決し、政府原案通りに成立しました
 オンラインカジノを規制する「ギャンブル等依存症対策基本法改正案」(217衆法 号)は全会一致で可決し、参議院に送られました。

【衆・環境委員会】一般質疑。
【衆・原子力問題調査特別委】アドバイザリーボードではない、有識者への参考人質疑。
【衆・情報監視審査会】開かれました。
●衆の法務、厚生労働、予算、地域こどもデジタル特別の各委員会は理事懇談会を開いて、最終盤の日程を協議しました。
【参・議院運営委員会理事会】あすの日程など。山本太郎さんのボードの問題が協議されたかどうかは不詳。
 

閣議など官邸】
 午前8時20分から閣議。それに大幅に先立つ朝7時半から「就職氷河期世代等支援に関する関係閣僚会議」を開きました。「知的財産戦略本部」も開かれ、昼には「政府・与党連絡会議」、夕方には「情報保全諮問会議」。「新しい地方経済・生活環境創生会議」も開きました。

自民党役員連絡会】
 きのう月曜午後5時は、おそらく石破さんが多忙だという理由で開催されず、きょうの役員連絡会で、小野寺五典政調会長は「骨太の方針を政調でも議論を始めたい」と語り、森山裕幹事長らが認めました。また、武見敬三参議院議院会長が「都議選をよろしくお願いしたい」と求めました。3年前などにこのような発言があったかどうかはわかりませんが、武見さんは都選出で改選ということもありますが、自民党の各種団体連絡協議の都議選と参院選の連動性は明らかですから、来週金曜日の告示に向けて議員会館秘書団は総掛かりの体制となりそうです。

 ●あすの衆・経産委は、岡田克也さんが一般質疑で質問。幹事長を卒業し35年目の衆議院議員生活となった昨秋から初めて「経済産業委員」となりました。仮に今秋に人事があるとしたら、あすがラストかもしれません。岡田さんは、高裁でも「警視庁公安部及び東京地検」が完全敗訴となった大川原化工機の事案(現在は上告可能期間)の賠償請求で武藤容治大臣に質問。ホームページで大臣に大川原に謝罪を求めるとした内容の質問通告を公開しました。

 ●あすの参議院は、本会議、憲法審査会、政治倫理審査会が開かれます。

 ●天皇、皇后両陛下はあすから3年ぶりの沖縄県へ。県警などの情報によると、あすは那覇空港から沖縄本島南部の糸満市などが交通規制。皇太子時代の明仁・美智子妃両陛下が1975年7月17日にひめゆりの塔でのテロ事件に遭遇してから、およそ半世紀。行かねばならない本島南部に、徳仁・雅子妃両陛下も向かわれることになります。半世紀前は、知事も事前に把握していたのではないかとの憶測もあり、たぶん事実です。私もこのルートを橋本龍太郎首相を乗せたクルマのすぐ後ろのバスに乗り、全部青信号で、時速30キロほどで走行した経験があります。沿道ではみんな手を振って歓待していました。空港から南部までは、本土復帰から現在まで軍事施設はそもそもほとんどなく、沖縄の心の原点は、あの日あの場所で何があったかを知らないと理解できないとの先人の言葉をかみしめつつ、沖縄の思いは一つで、平和だと認識しました。

このニュースサイトは以下のウェブサイトを活用しています。

衆議院インターネット審議中継(衆議院TV)
参議院インターネット審議中継
国会会議録検索システム(国立国会図書館ウェブサイト)
衆議院議案(衆議院ウェブサイト
今国会情報(参議院ウェブサイト)
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Ⓒ2025年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki、宮崎機械株式会社。

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